ウズベキスタンへ
サマルカンドーなんて魅惑的な響きなのでしょう。
モスクワに来て間もない頃、飲み会でどこへ旅行したいかという話になりました。その場で先輩のお一人の「サマルカンド」という一言を聞いて以来、その響きが頭から離れなかったのです。
子供の頃からファンタジーを読んでいた私にとっては、よく聞いていた響きでした。その名前を聞くだけで、異世界に行けるような気になります。旦那もゲーム「ファイナルファンタジーX」の舞台に行ってみたいと思っていたようです。二人して「モスクワからそんなに遠くないのか！」と大興奮。この時に恥ずかしながらあのサマルカンドはウズベキスタンという国にあることを知ります。それから1年近く経ってやっと行く目処がたちました。
というのも、お世話になっている先輩がウズベキスタンに住むことになったのです。先輩にも会えて、サマルカンドにも行けるなんて、こんな機会を逃す手はありません。ウズベキスタン行きの計画を立て始めました。
まず、先輩に会いに首都タシケントへ。そこから3時間ほど列車に乗ってサマルカンドに行きます。最後はかつてのお城があるというブハラという街からモスクワへ帰ってくることにしました。ここまで決めて飛行機のチケットも押さえてから、一番大事なビザの申請をしました。その時のお話はこちらから。
そもそもウズベキスタンはここにあります(地球の歩き方の地図をお借りしました)。左上がロシアです。ウズベキスタンは旧ソ連圏ということもあり、ロシア語とウズベク語が主流です。独立から26年経ち、文字もキリル文字とアルファベットの移行期間にあるこの国は、街中で見るもの全てが新鮮でした。
私たちにとってロシアに来てから初の国外旅行。旧ソ連圏をロシアと日本と比べながら旅をしました。見所は多く、料理は美味しく、素敵な人々に出会ったこの旅を、いつものように綴っていきたいと思います。長くなってしまうかもしれませんが、少しお付き合いいただけると嬉しいです。
Пока!
