馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ブハラへ

Привет!

ついに今年学校へ行くのは今日が最後になりました。明日から2週間ちょっとお休みです!

そしてウズベキスタンの旅もいよいよ終わりに近づいてきました。最終目的地のブハラでは実質半日しか過ごせませんが、遺跡がたくさんあり、唯一のお城もあり、何よりプロフ(ピラフ)が格別だと聞いていたので行くしかありませんでした。

サマルカンド発ブハラ行きの列車は朝のちょうどいい時間に出るものがあったのでモスクワの自宅ですでにチケットを買っていました。現地で駅に行って発券するものだと思い、予約番号だけを控えて行きます。出発前日、サマルカンドでの観光の最後にガイドのニギナさんに事情を説明して、駅の切符売り場ついてきてもらいました。

この国では、ロシア語でも不自由はあまり感じませんでしたが、やはり細かい話になるとウズベク語です。ニギナさんが駅員さんと話してくれ、得られた情報は「出発40分前じゃないと発券出来ない。今はインターネットが動いていないから」というものでした。

そういえばタシケントからサマルカンドに来る時もモスクワで調べた時間と違ったので、嫌な予感しかしません。 サマルカンド駅のプラットフォーム。

次の日の朝、幸運にも私たちには心強い味方が付いていました。ニギナさんです。みんなで昨日言われた通りに駅の中にあるインターネットで予約していた人専用の発券所(切符売り場はタシケントと同じく駅の横の建物です)で予約番号を言うと「それはどこで買いました?モスクワ?だったらモスクワで発券しなきゃ」…そんなことどこにも書いていなかったで。

ニギナさんが昨日切符売り場で言われたことを伝えてくれ、事情を説明しますが「それはここではできません」の一点張り。40分前に発券できるからと言われたのでかなりギリギリに駅についていたのですが、一刻一刻と迫る発車時間。20分前になったところで新しく切符を買うことにしました。一人2000円程の前に買った切符は勉強代です。

私は駅の中で荷物番をしながら待つことになり、旦那とニギナさんが駅横の切符売り場まで走りました。かなり不安そうな顔をしていたのか周りの人からかなり見られました(そもそもアジア人もいませんでした)。永遠にも感じられる5分ちょっとが過ぎた頃、二人が戻ってきました!慌ててニギナさんにお礼を言い、別れを告げます。かなり安心して観光ができたのはひとえに彼女のおかげです。Sさんやニギナさんがいるサマルカンドにまた戻ってきたいという気持ちで列車に乗り込みました。 タシケント-サマルカンド間に乗った普通列車とは違って、今回は特急に乗ってみました。タシケント-ブハラ間をつなぐこの特急はサマルカンドに途中停車してくれるのです。速くて撮り損ねましたが、列車の先頭車両は新幹線にそっくりでした。中も。 しかもイヤホンまで配られます。2時間ちょっとの列車の旅はあっという間でした。窓の外はひたすら草原が広がり、牛や羊がのんびりと草を食んでいます。 そうこうしているうちにブハラに着きました。かなり小さい駅で、電車から一歩降りると目の前が出口、という感じです。出口の門の前には沢山のタクシー運転手がいました。 そのうちの一人に声をかけられ、いい人そうだったのでホテルまでお願いします。相変わらず色々な話をしながら楽しく車に乗っていると、運転手が街に着く前のスーパーで車を止めました。

一瞬騙されたのかと思い、絶望的な気分になります。運転手はそこで車を降りると、お店に入って行きました。2分後、彼は手に水を持ってお店から出てきます。そして車に乗り込むと、その水を旦那に渡してくれました。実は駅から時々旦那は乾燥のせいで咳き込んでいたのですが、運転手は気遣ってくれたようです。いくらだったか聴くと「いや、お金はいいからブハラを歩くときは水を持っときなよ」とアドバイスしてくれました。なんていい国だ。

実はブハラは駅から市街までの方が空港から市街までより遠いので、少し値段は張りましたがちゃんとホテルまで連れて行ってくれました。

さあ、半日ブハラ観光です。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村