馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

お洒落なカフェと夜行列車

Привет!

寒いです。朝起きると家の周りにうっすらと雪が積もっていました。昨日19度だったのに…夕方には雨が降って来ましたが、それが夜更け過ぎに雪へ変わるなんて。

今回はサンクトペテルブルクのお洒落なカフェも発掘しました。朝ごはん用に、と教えてもらったSicaffeというところです。 イサク聖堂とエルミタージュの間にあります。こういう質素な入り口がお洒落カフェの条件なのでしょうか。知らなかったら入らないな、と思いながら入ることが最近多いです。

入ってすぐのところにドラムセットが置いてあったので、夜はジャズの生演奏が聞けるのかもしれません。そんな演出もすんなり似合ってしまう、シックな内装でした。

ここも朝ごはんメニューが充実しています。セットにはなっていないのですが、豊富な種類で迷っていると「卵」という文字を見つけました。いや卵って。ザックリやな。気になったので注文してみると「卵をどうしますか?なんでもできますよ」と言われました。なんでも?言葉に詰まっていると「スクランブルエッグでも目玉焼きでもゆで卵でもオムレツでも」と助け舟を出してくれたので、とりあえずオムレツでお願いしました。注文を繰り返した後店員さんは「ここは無料Wi-Fiがありますよ。そしてトイレのコードは1111です」と言い残してキッチンへ消えました。

思わず、旦那と「今トイレのコードって言った?Wi-Fiの間違いじゃなくて?」と確認し合います。考えていてもしょうがないので行ってみることに。 ドアの横で何か光っています。これか!映画のスパイになったような気分でコードを入れ、何食わぬ顔でトイレへ入りました。暗証番号付きのトイレなんて人生で初めてです。

しばらくするとお料理が運ばれて来ました。オムレツがスキレットに入っています!なんてお洒落な朝食でしょう。 パンも50p(100円)でこの量です。朝ごはんをモスクワのカフェで食べたことはありませんが、全体的にサンクトペテルブルクの方が物価は安い気がしました。モスクワが高すぎるのかもしれませんが。出る直前にツアーの団体さんが入って来たので、有名なカフェのようです。

今回の旅行は、サンクトペテルブルクへはサプサン(新幹線みたいな高速列車)で、モスクワへの帰途はいつもと嗜好を変えて夜行列車。サンクトペテルブルクを22:50に出るため、駅についてびっくり。 二階建てです!これまで何度か寝台列車には乗りましたが、二階建ては初めてでした。

部屋にはすでに水とお手拭き、塩コショウとガムが置かれていました。箱まで可愛いです。 ベッドにシーツを掛けていると車掌さんが「朝ごはんが一つついていますがなにがいいですか?」と聞きにやって来ました。ハンバーガーを頼むと「一緒にお茶はいかがですか?」と重ねて聞かれます。あ、じゃあお願いします、と言うと「1人50pです」…そうやった、お茶は有料やった。

疲れて眠い体に鞭打って、探検に出かけます。食堂車まで4、5車両通って行かなければなりません。その度に階段を上がるか下がるか(連結部分と同じ高さにはないから)しないと行けないのでいい運動になりました。

やっと着いた食堂車も二階建て! これは二階のレストランです。一階はバー兼キッチンのようで、クラブミュージックが常にかかっていました。一階で作った料理を二階のレストランへ写真右手前のエレベーターで上げるようです。

ほかの場所へ行くのに比べてモスクワ-サンクトペテルブルク間は乗っている時間が短いですが、かなり快適に過ごせました。今はアエロエクスプレスも二階建てになっているそうなので(出会ったことはありませんが)、また乗りたいです。

Пока!

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