馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

イギリスの交通事情

Привет!

モスクワに戻ってきました。イギリスでずっと天候が良かったのが嘘のように、モスクワはずっと曇りです。イギリスでもロシアでも日本の熱波のことがニュースになっていますが、皆さま大丈夫でしょうか。水分と塩分をしっかりとって、無理はしないでくださいね。

イギリスのことでたくさん書きたいことはあるのですが、なにかとバタバタしていて更新が滞りがちになっています。すみません。ひとまず今日はイギリス(特にロンドンとその周り)の交通事情を。

「機関車トーマス」などのお話に代表されるように、イギリスは鉄道大国です。写真は蒸気機関車の保存鉄道で、一定区間を往復するブルーベル鉄道のものです。今回は時間がなくて乗れませんでしたが、イギリスにはこのような保存鉄道もいくつか残っています。 もちろん、保存鉄道ではない、実用的な列車もロンドンから国内のほとんどの場所へ出ています。私たちが滞在していたのは6週間。この期間に出来るだけいろんなところに行こうと思うの、という話をホストファミリーにしたところ、レールカードの存在を教えてもらいました。

レールカードとは、ある条件を満たしていれば買うことができるカードで、このカードがあるとどの鉄道会社(地下鉄は除く)でも切符代が1/3オフになるというもの。上のパンフレットは16-25歳用のレールカード(26歳以上でも学生証があれば買うことができます)ですが、他にも「決まった二人で旅するときのレールカード(two together rail card)」「南西地方のレールカード(Network rail card)」「家族用レールカード」「60歳以上のシニアレールカード」「障がい者用レールカード」などがあります。詳しくはこちらのホームページをどうぞ。£30で1年間有効です(障がい者用は£20)。行く予定にしていたところを計算したところ、£30以上安くなることがわかったので、買ってみることにしました。必要なものは証明写真(カードに貼り付けます)と条件を満たすことを証明するもの。パスポートや学生証などですね。鉄道の駅の窓口で即日発行できます。私たちは証明写真がいることを知らなかったので、道行く人に「証明写真ってどこで撮れますか」という質問をしながらやっと見つけたのがここ。 このタイプのものをロシアでは見たことがない気がするので、なんだか懐かしい気持ちになりました。

必要事項をその場で記入して、写真とともに渡すと、カードケースとともに発行してくれました!早速その場でロンドン行きの切符を買います。
結局怪我のせいで当初の予定とは違うところへ行くことになりましたが、それでも損はしなかったと思います。

もう一つ、特筆すべきはバス事情!
やっぱりロンドンといえば二階建てバスですよね。実はロンドン郊外でも二階建てバスは元気に走っています。せっかく乗るんだから、と好んで二階部分に登ることが多かったのですが、ロンドン市内に比べて郊外は自然があまり手入れされずに存在しているので、背の低い木などがバンバン窓を叩いてきて少し怖かったです。よくみると二階の窓にはヒビが入っていることが多いのですが、治安が悪いのではなく、99パーセントくらいの確率で木のせいだと思っています。 二階から見た道はこんな感じでした。

怪我をしたあと、松葉杖で長い間歩くのは少し不便でした。そこで、旦那の通っていた学校の親切な先生が車椅子を貸してくれ、生活は一変します。でも車椅子で週末をロンドンで過ごすのは大変かもしれない…と躊躇していたところ、友達が「バスだったら車椅子でも問題なく移動できるよ」と教えてくれました。

普通はバスに前のドアから乗るのですが、実は後ろのドアにはタラップを出すボタンが付いているのです。 ちょっと不安になるような警告音を出しながら伸びるタラップ。車椅子に乗ったままでバスに乗り込むことができるばかりでなく、目の前には車椅子のスペースがあるのでバスの中でも窮屈ではありませんでした。バスはロンドン市内を縦横無尽に走っているので、市内での移動は不便ではありません。バリアフリーな街だなあと感心してしまいました。

少しこれまでと違う目線で街を見ることができて面白かったです。

Пока!

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