馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

民族統一の日

Привет!

昨日(11/4)は民族統一の日という祝日でした。何かやっているだろうと、イベントの時はおなじみになっている赤の広場〜トベルスカヤ通りへ繰り出します。 やっぱり。大きな舞台が組まれていました。この時パフォーマンスをしていたアカペラグループ「monkey folk group」がめちゃくちゃ上手くて、楽しかったです。 そもそもこの民族統一の日とは、と書こうとして、去年も書いていたことを思い出しました。こちら。ここでも書きましたが、ポーランドを1612年に追い出したことを記念した祝日として、2005年にできました。今年は土曜日なので、月曜日が振替休日としておやすみなのですが、うちの学校は振替休日も授業をする方針なのでお休みではないそうです。残念。ただ、はじめに「月曜日がお休み」だと聞いた時は振替休日だとは思いもしませんでした。「月曜日…ということは11月7日…あ、革命が起きた日じゃないか!」と思ったのです。

実際、ソビエト時代は11月7日に革命記念日として祝われていましたが、ソビエト崩壊とともにこの祝日もなくなります。その代わりとして2005年にプーチンさんが制定したのがこの11月4日の民族統一の日だったのです。しかしこれが歴史の面白いところで、10月革命でロマノフ王朝に変わってソビエト連邦ができました。このロマノフ王朝初代皇帝、ミハイル・ロマノフは、民族統一の日が祝っている「ポーランドをロシアから追い出し」て国が落ち着いたからこそ、新皇帝に選ばれたのです。ポーランド王がロシア皇帝の座を狙っていたので、まずは彼らを追い出すしかなかったのです。

ロマノフ王朝滅亡から100年目に、この日を祝うのもなかなか面白いなあ、と思いながら赤の広場…は入れなかったので(軍隊が行進中でした)、マネージ広場を歩いていました。 様々なところに、ロシアの色々な地方の特色をまとめた看板が立っています。これはオムスク地方ですね。

民族衣装を着た人たちが行き交う中、寒かったのでСтарорусскийというホットドリンクを飲みました。英語名はHot Russianと書いてあります。お湯にはちみつとジャムを溶かしたような甘いものでした。ロシア語の説明には蜂蜜と書いてあったのに、英語の説明には蜂蜜が一回も出てこなかったので不思議です。

トベルスカヤ広場(モスクワを建てたドルゴルーキーさんの像が立っているところ)では、極東・シベリア地方の楽器や毛皮製品が売られていました。その土地に代々伝わる遊びなども民族衣装を着た人たちが教えてくれます。 銅像の周りには色々な民族の模様だと思われる旗が立てられていて、見ていて楽しかったです。

様々な文化が混じり合って一つの国を形成しているロシア、知れば知るほど魅力的な国だと思えます。

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