馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ノヴォデヴィチ墓地

Привет!

先日、やっと私のiPhone5SもiOSのアップデートをせよとのお達しが来たので実行しました。それが10月29日。アップデートが完了してから、また色々と変わったなあ、慣れないなあと思いながら使っていると気づきました。あれ、simカードでの通信ができていません。つまり、Wi-FiがないところではLTEも4Gも3Gでさえ通じていないらしいのです。…困った。もしかして通信制限だろうか?それなら11月に入るまであと3日ほどの我慢だし、家でも地下鉄でも学校でもWi-Fiはあるからいいか、と思っていた日曜日(29日)の夜、家のWi-Fiの調子がおかしくなって通じなくなりました。結局、そこから2日ほど地下鉄に乗った時と学校にいる5時間ほどしか通信ができなくなったのです(それで月曜日にブログが更新できませんでした)。流石に不便で、31日の学校帰りになんとかならないかと携帯ショップに寄ってみたのです。インターネットが通じなくなった、と言ってケータイを渡すと、店員さんはものの3分ほどで「直りましたよ」と返してくれました。感謝を伝えて意気揚々とお店を出た時に、原因を聞き忘れたことに気がつきましたが、まあいいやとコントロールパネル(下の写真)を立ち上げて、使わない機能をいつもの癖で消しました。…通信が切れます。 この緑のマークが意味するところをわからずに消してしまったのですが、慌てて検索してみると、これが通信のオンオフボタンだと知りました。つまりこれを消してしまっていたのでこの2日間不便な思いをしていたようです。これくらいのことで渡された店員さんも呆れただろうなあ。普通に通信したい人はこのボタンを絶対押さないでくださいね!

さて今日は、書き忘れていたノヴォデヴィチ修道院の墓地へ行った時のことを書こうと思います。前回はまだ4月、今のような0度近い時に行ったので寒くてすぐ帰ってきてしまったのですが、今回は8月、弟が来ていた時にリベンジしました。

修道院の方はメインの建物が2020年まで改装中だということで(5月までという話はどうなったんや)、有名人のお墓を探しに墓地にだけ行きます。弟と一緒に入り口の名簿と地図で知っている人を探し(それだけで一苦労です)、大体の位置を押さえました。

まずは二クーリン。二クーリンサーカスの創始者です。 犬もいたり、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。お花もたくさん供えてあり、人気の高さも伺えました。

入り口がある敷地と赤レンガの塀を隔てて同じくらいの面積の墓地がもう一つあります。真ん中のほうで塀がなくなる部分があり、そこを通らないと行き来ができないようになっています。沢山の有名な人たちのお墓がその塀の向こう側にあるということがわかりました。二クーリンのお墓の前からそちらへ行こうとした途端、おじいさんに話しかけられます。曰く「300p(600円)で有名人の墓の場所を教えてあげるよ」とのこと。たしかに地図をどれだけ頭に入れても迷う敷地の広さです。ただ、頼むのもどこか気が引けて、断って自分たちで探すことにしました。私たちの後ろにいたヨーロッパから来たと思われるお兄さんはガイドをお願いしていました。

第二の墓地で一番目立っている、ガラス張りの小屋の中にあるのがチャイコフスキーのお墓。 小屋の中には入れなかったのでガラス越しです。

そこからは本当に迷いました。一つ一つのお墓が特徴的で、それぞれの墓石に書かれている名前を読んでは「んー、知らない人だ」という感じだったのですが、その人たちも立派に生きたのに一介の日本人二人が知らないだけで通り過ぎるのも失礼だと思い始めました。そう思うと知識が少ない私は一部の作家と作曲家くらいしか知りませんでしたが、医者や俳優、コメディアン、研究者、そしてたくさんの軍人がそれぞれの時代で生きたということに思いを馳せるとあっという間に時間が経ちました。 チェーホフのお墓。

別に恐ろしいところではなく、さまざまなことを考え込んでしまう場所でした。考え事をするにはぴったりの場所かもしれません。

Пока!

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