馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

Щелкунчик (くるみ割り人形)

Привет!

朝からホーム・アローン1、2をテレビで連続放送しています。元旦からアメリカのクリスマス映画特集をしているようで、年越しなんてしなかったのかと思ってしまいます。三が日(そんな考え方はしないと思いますが)はクリスマス映画だけなのかと思えば、明日はパイレーツ・オブ・カリビアンだそうです。オーランド・ブルームのファンなので見なければなりません。なんでクリスマス映画で統一しないんだろう…。

あ、モスクワにいる方へお知らせです。ご存知かと思いますが、4日から最高気温が-11度より上がりません。7日に至っては最高気温-24度です。日が近づいてもこの予報なのでおそらくほとんど正確だと思います。充分に備えてくださいね。冬はこれからのようです。

昨日はお友達のご家族に誘っていただいて、くるみ割り人形を見に行ってきました。 ロシアで!元旦に!くるみ割り人形を見れるなんて!時期も場所も完璧で、夢のようです。

そして、なんと場所もモスクワ中心部、ボリショイ劇場の隣の劇場РАМТ(ラント)です。誘ってくださった方のお友達が出演されるとのことで、余計楽しみにしていました。年越しの後気が狂ったかのように夜明けまで続いた花火の音のおかげで寝られなかったので、ストーリーを読みながら曲を聴き続けたおかげで予習はバッチリです。

取っていただいたチケットが4列目だったのでこの近さです!ロシアの劇場は(少なくとも私が行ったところは)生オケなので、ちゃんと舞台下にオーケストラの場所があります。開演直前にそこから指揮者が顔だけ出して挨拶。と同時にオーケストラの人々が楽器だけ見えるように持ち上げてくれたので、なかなか荘厳な眺めでした。

4列目から後ろを撮影してもこれだけの近さです。こじんまりしていていい劇場でした。

15:00からの回だったこともあり、観客の半分くらいが子供達でした。夏に見た「白鳥の湖」より楽しいストーリー、カラフルな舞台芸術と衣装、そしてほとんどの曲を知っているということで、個人的には「白鳥の湖」より好きでした。何と言ってもネズミたちが可愛い…!ネズミの王様のお付きのネズミの一匹なんて尻尾にピンクのリボンがついていました。敵に見えない。くるみ割り人形(人間バージョン)はかっこよかったです。ただ、初めの人形の姿は牛乳パックで作ったかと思うような見た目だったのでとても可愛らしいなあと思って見ていました。私にも作れそう。

そしてやはりここはロシアですね。主人公が別世界に入った後は「スペインの踊り」「中国の踊り」など様々な踊りが続きますが、やはり「ロシアの踊り」の時の拍手が一番強かったです。

約2時間の公演が終わり、劇場を出ると 堂々たるボリショイ劇場とルミナリエ(のようなもの)!また広場では昼間からクラシックが流れていたのですが、出た瞬間にくるみ割り人形の曲が流れていて「粋なことするなあ」と思わずバレリーナの真似事でくるっと回ってしまいました。初めてのバレエ観劇で「くるみ割り人形」を神戸で見た10歳の時から行動パターンが何も変わっていません。

新年早々いい経験ができたので、今年も良い年にしようと思います!

Пока!

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