馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

カザン旅行記-バウマン通り

Привет!

一週間前が嘘のように、最近は暖かいです。さっきすれ違った若いお母さんは「多分-1度くらいね」と息子さんに話しかけていましたが、-4度でした。暖かいことに変わりはありません。

今日で阪神淡路大震災から22年ですね。まだ22年か、ともう22年か、という気持ちが入り混じっています。当時のことは私は幼すぎて何も覚えていませんが、毎年この時期になると両親から聞いたり学校で勉強したりするので当時の状況は一応知っています。現在の神戸を思い描くと、よくぞここまで再生したものだ、と日本人の底力の強さに驚きを隠せません。私もモスクワでできることを頑張ろう。

今日はカザンの目抜き通りである「バウマン通り」についてご紹介します。クレムリンのスパスカヤ塔から出て、小さい坂を降りたところから始まるバウマン通りは、モスクワにあるアルバート通りのような場所です。カフェやお土産物屋さんが並び、ほとんど歩行者天国で、夜になっても賑やかです。 立派な地下鉄の入り口もありますが、なぜか開かずの扉です。何のためにあるねんこれ。

ごめんなさい、通りの写真を撮りたかったのですが、私たちが歩いた時は吹雪いていて前を見て足を進めるのが精一杯でした。なので、通りの全体像は是非想像してみてください。

ほとんどお土産物屋さんばかりなのですが、通りを歩いていると時々モニュメントに出会います。一番人気はこちら。 めちゃくちゃ偉そうな「カザンの猫」です。立ち読みしたガイドブックによると、かつてはカザンの大富豪の家で飼われていたとか。観光客が列をなしてこの猫と写真を撮ろうとしています。また、猫は繁栄の象徴だそうで、女性たちが猫のお腹を撫でていました。…手袋を外して、銅製のお腹を。私も体験してみましたが、なんの苦行かと思いました。この猫のおかげで、カザンのモチーフとして猫が採用されており、お土産物屋さんではたくさんの猫の商品が並びます。「カザンからニャー」とお腹に書かれた猫のぬいぐるみはあともうちょっとで買って帰るところでした(そんなに可愛くないのに)。

もう少し進むと、エカチェリーナ二世の馬車までありました。中に座って写真が撮れます。これは子供達に大人気。夏じゃなかったのでこれでも少ない方かもしれません。

夜は気づかなかったのですが、こんなコンパスまであります。 下には「東京まで 6841km」と書いてあります。なぜ東京!?他にはモスクワ(722km)とサンクトペテルブルク(忘れた)、ニューヨーク(8033km)などがありました。あまり日本人は来ないのに、東京を選んでくれたことが純粋に嬉しいです。そういえばホテルのレセプションにかけてある世界時計もモスクワ(時差なし)、サンクトペテルブルク、ロンドンに並んで東京がありました。不思議。

お土産物屋さんと並んで、モスクワでもお馴染みにお店が! 新アルバート通りにある「ドーム・クニーギ(本の家)」という本屋さんです。規模はかなり縮小されていましたが。あまりにも寒かったので入ってみます。ガイドブックや地図などをみていると、ふっと目に入った本がありました。

ぐるぐるかく本??なんで??ロシア語のところは「日本のお絵かき」と書いてあります。日本に絶対ないタイプだな、と思いながら中をめくるとオールロシア語です。ちなみに横には「Японские приклеивалки 日本のスティッカーブック」というこの本のシリーズ本もありました。絵は可愛いんだけどなーなんで日本にする必要があるんだろう。

このバウマン通りの終わりにはまさかのгум(グム)百貨店がありました。赤の広場にあるものと同姓同名です。規模や内容は小規模でした。こちらではЦУМ(ツム)百貨店の方が有名で権威があるようです。モスクワではボリショイ劇場の真横にある、かなり近代的な百貨店です。

今日はここまで! Пока!

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