馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

水曜日のヴェルニサージュ市場

Привет!

朝起きて、雪が積もっているのを見て嬉しくなった1月5日です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。思えば、去年の今頃は-25度やなんやと大騒ぎしており、今年の0度と考えると25度も差があるのか…とあまりの気温の変化に驚いています。

そんな中、着ぐるみは暖かいのか、モスクワの中心地近くにあるハリストス大聖堂に「くまのプーさん(ディズニーの方)」が現れ、観光客と写真を撮ってはお金をせびったそうです。ニュースでは「私たちの知っているプーさんではないようです」と言っていました。旧アルバート通りだけではなく、聖堂にもあの怖い着ぐるみが出るのか…そういえばこの間トベルスカヤ通りでも遭遇しました。モスクワ内の安息の地がどんどん減っていきます。

プーさんといえば、ずっと欲しかったロシア版プーさんグッズをやっと買えました!中に重りがついていて、ぽてぽてと歩きます。夏にサンクトペテルブルクで見かけ、秋には赤の広場で見かけたのですが800p(1600円)もしたのでなかなか手が出なかったのです。

今回買ったのはヴェルニサージュ市場。はじめに行ってからというもの、モスクワに来てくれた友人や家族を週末によく連れて行っていたのですが、今回初めて平日に行ってみました。毎日開いているという話も水曜日と週末しか開いていないという話も聞くので、とりあえず間違いなく開いている水曜日に。

そこは週末の個人観光客向けとは出しているお店も出し方も全く違っていて面白かったです。主に業者やモスクワ市内のお土産物屋さんが買い付けにくるので、大量購入が前提なのです。べレスタ(白樺の皮細工)もこんな風に並んでいました。 ここから掘り出しものを見つけるのが楽しい!また心なしか値段も週末より安かった気がします。

もう一つの特徴は、マトリョーシカ屋さんが少ないこと。週末はこれでもかとマトリョーシカ屋さんが軒を並べ、ある友人に言わせると「マトリョーシカ酔い」までするほどですが、多種多様なお店が並んでいました。可愛かったのはガラス細工のお店。ちょうどクリスマス時期だったので、ツリーの飾りがたくさんです。 だいたい一つ200pから。左端にいる青い服を着た女の子はロシアのサンタさんの孫娘にして助手、スネグラーチカです。手作りで表情が一つ一つ違ったので、よく吟味して一つ買いました。

また、絵付け師さんのための木細工も溢れるくらいあります。絵付けされる前のマトリョーシカに、大きなスプーン、木箱、おもちゃ…絵心があれば楽しそうですが、いかんせん私の才能は壊滅的なので見るだけに留めました。 木のおもちゃのお店。

もちろん休日にはみたことがないような、絵付けされた木製品もあります。あるお店であまりの可愛さに足が止まり、値段を聞くと安くて思わず即決してしまったのがこの二つ。

左は鍵をかけるもので、この絵柄はロシアの伝統的な田舎のお家だそう。このお家はヨーロッパ的な図柄のものもあり、それぞれカラフルで選んでいてい楽しかったです。100p(200円)。

右はトイレ型の貯金箱。ドアを開けるとちゃんと便器があります。昔のロシアでは家の外にトイレが独立していたそう(鍵かけの図柄では右端にありますね)。ドアの上に書いてあるのはденьги не пахнут(お金は臭わない)。これはよくロシアで使われることわざ(とお店のおじさんは言っていました)で、お金の出所はどうでもいい、という意味だそうです。これが貯金箱に書かれているのも、トイレに「臭わない」と書かれているのも面白いです。

ちなみにドア部分に書いてあるのはздесь сбываются мечты (ここで夢が叶う)。貯金して何に使うか夢が膨らみますね。

マトリョーシカだけではない、ちょっと変わったお土産が沢山の水曜日のヴェルニサージュでした。またシーズンが変わったら商品も変わると思うので、ちょくちょくみに行こうと思います。

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