馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

Глять по Кускову

Привет!

朝から大掃除してスッキリ年末を迎えられそうです!水道回りは硬水が出てくるので、ミネラル成分がついてしまうのです。実家に暮らしていた時は掃除は言われて嫌々していたくらいだったので不安だったのですが、こちらに引っ越してきてからは週に一度は掃除をしているので、環境によって人は変われるのだと実感しています。

そして大掃除を終わらせても明日が大晦日だと未だに信じられません。友達も同じ気持ちだったらしく、二人で協議した結果「12/25を過ぎてから街中が和風になっていないからではないか」ということになりました。日本人のイベントごとの切り替えの早さはすごいと思います。雰囲気までガラッと変われるのは流石です。

今日は、昨日の続きでクスコヴォのお散歩編を書きますね。宮殿を出たあと、白い風景の中を散歩しました。 ちなみに、クスコヴォの入り口から宮殿まではこんな道です。脳内で雪を取り払って、木々に葉をつけ…と想像すると、とても綺麗な光景が広がりました。想像力が本当に豊かになりそうです。

宮殿の裏にはこんな風景が。乱立しているのは銅像をプラスチックのショーケースのようなもので保護しているものです。ここも緑の芝生が広がる庭なのでしょう。ショーケースは冬限定かしら。 この時、気温は-2度ほどで、普段なら「暖かいね」という気温なのですが、ここまで人がいないと寒さが身にしみました。靴下を一枚しか履いていない足先から凍えてきます。

その中であまりにも人がいないので、急にCDのジャケットのような写真撮影大会を始める旦那。私はひたすら離れた位置からシャッターを切っては確認してもらって位置を調節し、またカメラに収め…の繰り返しでした。寒くないのかな。

ところどころ立っている標識に従って歩いて行くと、英語でbird enclosure というものが。バードケージは鶏小屋ですが、エンクロージャーともなると相当大きそうです。 大きさ比較で旦那に立ってもらいました。さすがに中に鳥はいませんでしたが、これは大きい。貴族の敷地にいることを思い出しました。

何かの曲のPVでも撮影できそうだね、とさっきから寒さのせいか黙っている旦那に話しかけると「今没落した貴族の末裔が、将来の再建を誓っているから話しかけないで」と断られてしまいました。彼の中の厨二病を目覚めさせてしまったようです。

私の方も対抗して一人PV撮影を脳内で行なっていたところ、標識にкафеの字を発見!カフェです!足が凍えそうだったので、一息つこうと急ぎます。 反射していますが、открыто、OPENの文字が見えるでしょうか。下にウェイトレスさんがいない、という意味であろう絵も貼ってありますが、セルフサービス覚悟でドアを勢いよく引きます。

…開きません。今度は押してみました。やっぱり開きません。ここまで見事に「看板に偽りあり」を体験したのは久しぶりで、そういえばここはロシアだった…と思い出しました。震えながら家路を急ぐはめになりましたが、いい思い出ができました。次は必ず夏に来ます。 出口付近で微かに見えた氷で、下が川か湖であること、今立っているところが橋であることを知りました。

冬のモスクワを知りたいならオススメです!

Пока!

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