馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

トビリシの温泉

Привет!

一年で降らなきゃいけない雪の量が決まっているのか、12月にほとんど雪が降らなかった反動か、ほとんど雪に埋もれるようにして歩いています。一部の情報では100年ぶりの大雪だそうですが、本当かしら。少し気象情報は話を盛りがちなので、話半分で聞いています(未だに12月の日照時間6分は信じられない)。

名残惜しいスキー場を後にして、ジョージアの首都トビリシに戻って来ました。今回の旅の目的はスキーと温泉だったので、トビリシで温泉が集まっている旧市街のホテルを取りました。 このポコポコした丸屋根が温泉の個室だそうです。これに似たものを最近見たな…としばらく考えていたのですが、あれですね、ウズベキスタンのブハラにあったバザールの屋根と形が同じですね。

とりあえず腹ごしらえにと入ったレストランでたまたまジョージアのダンスショーをしていました。 お姉さん綺麗すぎる。店員さんに言われたスタート時間より30分ほど早く始まったのですが、サービスかしら。ダンスを堪能したあと、前もって知り合いの方に教えてもらっていた温泉の場所をウェイトレスさんに聞いてみました。

「このsulfur bathsってどこにあるか分かりますか?」「あーー、ここから近いのでご案内しますよ。ちょっと待っていてくださいね」なんと!ウェイトレスさんが休憩に入るタイミングだったのか、上着を羽織って「さあ行きましょう」と先導してくれます。ジョージアの人親切すぎやしませんか。

着きましたよ、と言われたのはNo.5 bathと書かれた入り口。え、名前違うんですが…本当にここがsulfur bathですか?と聞くと、ウェイトレスさんは「そのお風呂はどこにあるか分かりませんが、ここはトビリシ1と評判のお風呂ですよ」とのこと。いやいやいや、違うやん。でもこれも何かの縁だと、このお風呂に入ることにしました。

入り口で「パブリック?プライベート?」と聞かれ、よく分からないまま「パブリックで!」というと3ラリ(120円ほど)を支払うよう言われました。友達はタオルを持っていなかったので、ついでに1ラリ支払ってシーツのようなタオルを受け取ります。

友達と私は女風呂、旦那は男風呂へと向かいました。洞窟のような暗さのロッカールームで服を脱ぎ、更衣室に常駐しているおばちゃんに南京錠をしてもらいます。奥にあるドアを開けると、ものすごい硫黄の匂いと湯けむりが立ち込めていました。目が慣れてきて部屋の全貌が明らかになると…壁沿いにシャワーが並んでおり、何人かの人が体を洗っているではありませんか。友達と浴槽を探しましたが見当たりませんでした。二人で「聞いていた話と違う…日本の温泉のように熱い湯に浸かれるのではなかったのか」と言いながら一応熱いシャワーを浴びて、出ることにしました。全然体が温まっていないまま着替えて外に出ると、旦那もちょうど出てくるところでした。彼の第一声は「いやーいい湯だったな!」です。思わず友達と詰め寄りました。「どこに浴槽が!?」「え、更衣室のドアを開けたらあったやん。壁際のシャワーも並んでたし」「シャワーしかなかった!!」…どうやら男風呂にしかなかったようです。

一人ホクホクしている旦那に少し腹が立ったので、その足で横にあるRoyal Bathに行きました。ここの個室を利用された方のブログを、出発前に読んでいたので信頼できたのです。 入り口。「明日の朝一番に予約したいです。何時からやってますか?」「8時からですよ。予約されますか?」たしか、ホテルの朝ごはんが8時からだったので、9時に予約しました(ホテルから徒歩五分以内のところ)。保証する何かを置いていけ、例えばお金とか、と言われ、全額前払いました。個室は一部屋70ラリ(2800円)です。

ロビーにあったお風呂にはいる人の像。

次の日になりました。実は朝ごはんが8:30からだったので仕方なく9:30に30分遅刻で行くと受付のおばさんたちが「予約9:00だったでしょ?!今もう9:30よ?次のお客さん10:00にはくるから早く入って!!はやく!」とめっちゃ急かされながら部屋に入りました。遅れてすみません。

個室は本当に快適でした。更衣室にお手洗いもついてるし、ゴムのサンダルは用意されているし、そもそも明るくて広いし、本当に文句ありません。

そしてドアを開けると… これ!!期待していたものはこれです。浴槽自体はかなり深く、途中で座るところもありますが立っていても肩までしっかり浸かれました。温度も42度くらいで、ちょうど良かったです。朝から温泉に入れるなんて、なんという贅沢なんだ…! 朝一番だったので本当に浸かるだけだったので30分でも長いくらいでしたが、行かれる際は是非1時間満喫してください。最高でした。 丸屋根を内側からみたところ。

いいお湯でした。
Пока!

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