馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

日本とロシア

Привет!

「ペンパイナッポーアッポーペン」という動画をご存知でしょうか。ペンとパイナップルとアップルとペンをリズムに乗って言うとなんか面白いよね、という内容です(日本人が作った動画です)。 これが今日本の中高生を中心に流行っていて、そのままアメリカにも伝わって英語ネイティヴたちが替え歌まで作るほど人気だ、という話をあるブログで読み、これから日本の流行りには追いつけなくなることを実感していたのが昨日の話。今朝いつものようにテレビをつけると、ニュースキャスターがリンゴとペンを持っていました。ここモスクワにも伝わって来たようです。びっくりしてチャンネルを変えると、モスクワで流行っている動画を流してくれるコーナーでバッチリ紹介されています。 しかもロシア語に直訳し、同じリズムで歌っているロシア人の動画までありました。ただロシア語の単語は長いので、全然リズムに合っていなくて「めっちゃ字余りやん」と思わず突っ込んでいました。流行に乗り遅れるという心配は杞憂だったようです。

この間、Aさんがモスクワで買った英文が書かれたTシャツを着てきて、嬉しそうに見せてくれました。「このひどい英語をみて!」と。ここモスクワではほとんど英語が通じません。前に行ったレストランでは、英語のメニューを出してくれた後、私たちが日本人だと分かると日本語が話せるロシア人スタッフを連れてきてくれました。感動しながら英語メニューでいざ注文しようとすると「私は英語ができません」と日本語で言われました。ロシア語メニューと対応させながらなんとか注文できたのですが、面白い体験でした。その割に街中ではお店の名前も英語が多かったり、レストランに入ると机の上に"reservation(予約席)“の札が置いてあったりするので、英語はお洒落に見えるようです。そういうところは日本と似ていると感じます。

日本ではよく「おそロシア」などと形容されているのを目にします。これまで何人かロシア人と話す機会がありましたが、やはり中には自国の悪いところばかりを挙げて、気をつけてね!と言ってくれる人もいました。ですが、エレベーターで一緒になった人に話しかけたり、私がロシア語を勉強中だと分かると見ず知らずの人なのに文法を直してくれたり、お店で手袋を買った時には「帽子やスヌード、マフラーは大丈夫?なかったらこれから寒いよ!」と言ってくれたり、ちょっと困っていたら英語のできる人を必死で探してくれたり、人の温かさを感じます(仏頂面ですが)。そんなロシアが私は好きです。

また、こちらの人は日本に対していいイメージがかなり強いようで、 よくお店にこんなコーナーがあります。話していても、日本人だというとすごく日本のことを褒めてくれます。そういう時には、改めて日本人であることを誇りに思います。たまたまそういう人ばかりに会っているだけだという可能性もありますが、一般的に日本人がロシアに対して持っているイメージと比べると少し差があるような気がして、もったいないと感じてしまいます。

なので、これからもたくさんロシアのことを知ってもらえるように、良いことも時には悪いこともこのブログを通じて発信していくのでどうぞお付き合いください! 今更ながらの決意表明でした。

Пока!

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