モスクワ奮闘記

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

最近の街中

Привет!

朝ごはんを食べながらモスクワ24というチャンネル(ほとんど一日中ニュースを流しているところです)をチェックするのが最近の習慣になっています。一時期1ドル56.5ルーブルまで下がった為替レートが最近急に60ルーブルを超えたり、かと思ったら今は58ルーブルほどで落ち着いたり、経済の様子が目に見えるので面白いです。このチャンネルはニュースの合間に世界の面白動画も流してくれるのですが、高確率(3日に一回くらい)で日本の映像が流れます。ある時はロボコンのもの、ある時はバラエティでの芸人さんが体を張ったゲームのものなど…。珍しいんだろうなあ。ロシアのコメディチャンネルでも体を張ったゲームはありますが、全然雰囲気が違います。黒を基調としたセットだからでしょうか。日本のはカラフルですよね。

今朝のニュースの一つにGUM百貨店でもクリスマスツリーが出て、飾りを売り始めましたよーというものがありました。もう11月も後半なのでどの店先にもクリスマスの雰囲気が漂い、ウキウキする季節になってきました!それなのに雪が見えないというのがなんだか変な感じです。 珍しく青空が出ている時。木の葉っぱは全て落ちてしまいました。

モスクワの街中はどんどん便利になっていきます。この間普段使わない地下鉄の線に乗ったとき、噂でしか聞いたことのなかった最新型の車両が来ました!ドアが開くときにはドアの周りが光るし、中も座席がないところには棒が立っていてつかむことができます(でもそれを握って立っていると、車両の中を移動する人には邪魔らしく、少し迷惑そうな顔をされました)。
そして降りる少し前にドアの横に携帯電話の充電口を見つけたのです。 USBコードがあればなんでも充電できます。その上にある液晶パネルもタッチ式で、路線図や色々な情報を見ることができます。友達と二人で感動しながら写真を撮っていると、横に立っていた美人なお姉さんに不思議そうな目で見られました。

また、スーパーへ一人で買い物に言ったときです。 思わず「ないね」と声に出てしまいました(使ったことはありません)。最近はスーパーで赤ちゃん用のオムツ以外にも日本語を見かけるようになりました。普通に日本語で語りかけられたので、反応してしまったようです。自分の声に自分でびっくりしてしまいました。

道端でびっくりしたのはこんなトラックを見たときです。 お兄さん寒そうやな、と思ってから絵だと気づくまでに5秒くらいかかりました。チーズを運ぶトラックのようですが、あまりの精巧な絵に驚きます。

さて、明日から一週間ほどモスクワを離れるのでブログもお休みします。帰ってきたらまたモスクワ以外の話が続くと思いますが、楽しみにしてもらえると嬉しいです!

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発言力

Привет!

ついに携帯の天気予報上では表示されている気温が全て氷点下になりました。さっきも20分ほど外を歩いていただけで、ポケットに入れていた携帯の充電は30パーセントも減っており、帽子をかぶり忘れた頭は痛くなってきました。去年よりも暖かいからといって防寒具を出すのが遅れたようです。

今日は、最近授業に行くたびに考えていることを。この前偶然にもマンツーマン授業になったとき、先生に言われたのです。「いつもより話しているよね」と。そりゃ普通に考えれば生徒が五人いる場合とマンツーマンでは単純計算で話している量は5倍になるはずです。当たり前やん、と言おうとしてハッとしました。いつも、ほとんど話していないのではないか?

もちろんロシア語力のこともあります。単純に周りの人より単語を知らないので、話す量も減ります。他の人の発言の中で知らない単語があればその都度質問するようにしていますが、やはり一回で覚えきれません(自分の努力不足)。ヨーロッパ言語が母国語の人は語尾が違うだけで同じような単語だったりするので、いいなあと思ったりもします。

しかし、先生が言ったのはそういう意味ではありませんでした。映画や演劇の話題の時は一生懸命話そうとしていたのに、他のクラスメイトと政治や宗教の話になると聞き役に回っているではないか、ということだったのです。

別に興味がないわけではありません。他の国の政治体制や宗教の話は知らないことばかりで面白く、ついつい聞いてしまいます。そして話を振られたら答えますが、周りの人を満足させられるほど知識がなく、ちゃんと答えられないのです。 これはロシアで語学学校に通い始めた時からの課題でした。ああ、成長していない…。

時々「早期の英語教育」や「暗記科目の廃止」などの話題を聞くたびに、複雑な心境になります。私も学生時代は英語が好きで、暗記科目が嫌いだったのですが、今は「言語は手段」だということを痛感しています。もちろん言葉を知らなければ込み入った話はできません。でも、その学んだ言葉で何を話すのか?というときに、知識がものを言うのだと思います。「暗記しなくても調べればいいではないか」と思っていましたが、今学校で突然「日本はどう?」と話を振られてから調べても、だれも待ってくれないことに気がつきました。最低限自分の国のことはパッと答えられるようになってから引っ越してくるんだった、と少し後悔しながら今日本のことについて調べています。学校教育で理想的なのは、まず知識を教えて、すぐに覚えた知識を使って生徒が議論をするようなカリキュラムではないかという気がします。どちらかに偏るのではなく、バランスが大事なのではないでしょうか。

バランスといえば…。

今、クラスにイタリア人のRさんがいます。彼は自分の意見をまっすぐ言い、あまり人の意見を聞かないのですが、彼の言い方があまりにも断定的なので少し周りの人は困っていました。「女性はこうだ」「中国人はああだ」「ユダヤ人はこうだ」、その一方でイタリアがどれほど素晴らしい国か私たちに教えてくれます。そんな中、この月曜日から彼より少し年上のイタリア人がもう一人うちのクラスに来ました。彼ははじめの方は静観していましたが、今日ついにかなり激しい言い合いになってしまいました。そして休み時間にその年上のイタリア人は私たちに言います。「彼があんな言い方をすると、イタリア人の印象が悪くなってしまう」と。彼は授業中にRさんにはっきり「肌の色が違っていようが、性別が違っていようが、信じているものが違っていようが、みんな同じ人間だ。どこにでもいい人はいるし悪い人もいる。君が言う良いイタリア人だって戦争になれば人を殺したし、イスラム教徒がみんな怖いわけではない」と言いました。

その彼の言葉を聞きながら、確かにRさんの言うことも分かるけれど、もっとバランスよくいろいろなことに目を向けて知らなければならない、と思っていました。私が意見を振られたときに怖くなるのはここです。自分の意見はあるけれど、もしかしたら他の日本人はそうは思っていないかもしれない。無責任に日本へのイメージをつけてしまうかもしれない。そう思うと発言に躊躇してしまうのですが、これも私の知識不足が原因だと気がつきました。

また、彼の言葉を聞いて思い出した好きな本があります。 梨木香歩さんの「村田エフェンディ滞在土録」です。 明治時代、トルコで研究に励んだ日本人の学者の話なのですが、イギリス人の家政婦やドイツ人、ギリシャ人の学者、トルコ人といった、人種や宗教が異なる人たちとの生活が描かれています。彼らそれぞれが他の人に敬意を持って接しているのが伝わってきて、こうありたいものだ、と思わせてくれます。

今日の宿題は好きな本についてのエッセイなので、今一度この本を読み直してエッセイを書いて、明日みんなの前で自分の考えを発表しようと思います。

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コーカサス料理

Привет!

朝起きて雪が積もっていることに喜んでは、昼頃には雪が溶けて濡れた道路だけが残っているのをみてがっかりする毎日です。同じクラスのイタリア人は去年の10月末から雪が降っていたことより今年の微妙に暖かい天気の方が良いのだとか。雪が降らないなら、もう少し気温が上がって欲しいよね、とアイルランド人の女の子と話しています。そんな中でもモスクワの各公園では順次スケートリンクがオープンしているそうで、早く遊びに行かなければ、と気持ちが焦ります。

昨日書いた「マチルダ」を見に行ったのは初めて行くショッピングモールだったので、映画が終わってから晩御飯のレストランを探すのも兼ねてモール内を少し見て回りました。そこで見つけたのは「コーカサス(カフカス)料理屋さん」! Барбари(バルバリ)というお店です。

コーカサス料理ってどんなんだろう…と入ってみることにしました。メニューをめくってみると「ヒンカリ」や「ハチャプリ」などよく見かけるメニューが並んでいます。そう、グルジア(ジョージア)もコーカサス地方であることを知らなかったのです。地理をもうちょっと真剣に勉強すれば良かった。グルジア料理は大好物の私と旦那です。大喜びでメニューをめくりました。もちろんグルジアだけではなく、アゼルバイジャンやアルメニア料理もありました。

店内は自然豊かなコーカサス地方を思わせる緑と茶色を基調とした落ち着いた色遣いです。 入り口に羊の可愛い人形がいました。それを見て、シャシリク(バーベキューです。羊や鳥などがよく焼かれます)を思い出す自分に悲しくなりました。

さて、注文です。前からいろんなグルジア料理レストランで見かけて気になっていた前菜に初挑戦してみることに。プハリという名前です。 左からほうれん草、ナッツ、ビーツ味でした。プハリとはそもそもほうれん草とクルミを和えたサラダらしく、左端のものがスタンダードだといえます。それぞれ素材の味を存分に活かしていたので、全く違う食感と味でした。形が同じだけです。個人的にお気に入りはナッツでした。この三つで290p(580円)…ちょっとお高めかもしれません。

ヒンカリはあまりにも美味しそうで、運ばれてきた瞬間に食べてしまったので写真はありませんが、他のところよりもスパイスが抑えめで、辛いものが苦手な私にとってはとてもありがたかったです。

そしてメイン。 オジャフリは旦那が頼みました。一言でいうと、ジャーマンポテト!お肉は、豚肉、子牛肉、羊肉と選べてそれぞれ値段が違っていました(400p前後)。一口もらいましたが、シンプルな味付けにも関わらず、かなり美味しかったです。

そして私が頼んだのは クチュマチです。なんか知っているなあと思いながら食べていたら、旦那が一口食べて「牛すじ煮込みやん」と言っていました。確かに。牛すじ煮込みのスパイス多めという感じです。これは、確かにグルジア料理は日本人の口に合うと言われるなあと実感しました。

このお店は配達もやっているようなので、また機会があれば利用したいと思います(家からちょっと遠いのです)。

毎度恒例、レシートが入っている箱はこちらでした。 めっちゃ羊を推してきます。

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映画「マチルダ」

Привет!

ロシアで話題になっている映画へ行ってきました。 その名も「マチルダ」…ロシア最後の皇帝、ニコライ2世の愛人だったと言われている人です。

ニコライ2世といえば厳格なロシア正教徒で、ロシア二月革命の際に処刑されたのでロシア正教会から「聖人」に認定されています。しかも家族思いの良き夫、良き父親であった、と言われている人です。そんな彼の醜聞ともいえる「愛人」の名前を題名にした映画…実は公開前からロシア正教側から公開中止を求めるデモや、感化された一般人によるプレミアが行われる映画館の爆破予告(新アルバート通りにある「オクチャーブリ」という名前の映画館です)、などかなりセンセーショナルな話題を呼んだ映画でした。それでも10月26日の公開付近はテレビなどでもかなり予告編を流しており、そのあまりの美しさに見惚れていました。

実はまだ続いていた週末の「ロシア革命について知ろう」企画番外編としてなんとか都合がついたのが先週末。家庭教師の先生に「見に行くねん」という話をすると「もう公開からかなり日が経ってるから、どこでやってるか調べたから行った方がいいわよ」という言葉を受けて、調べてみるとやはりいつもの一番近い映画館ではやっていませんでした。今回ははじめての映画館へ行きます。実際行ってみるとシアター内はほとんど満席でした。じゃあもっと公開場所増やしてくれ。ちなみにいつもより少しお高めの450p(900円)。 客層も若いカップルから、老夫婦、R16なはずだけれど10歳くらいの子(もしかしたら童顔の16歳かもしれません)とかなり広かったです。

映画自体は、もう息を飲むほどの美しさでした。皇帝の話なので舞台はほとんどサンクトペテルブルクでしたが、エルミタージュやツァールスコエセローのエカテリーナ宮殿、ペテルゴフなど「ああ、ここ行ったことある」というところばかりでそれだけで嬉しくなったので、行ってからみるか、見てからロケ地巡りするのも楽しそうだと思いました。また主人公マチルダはバレリーナなのですが、サンクトペテルブルクのマリンスキー劇場 でも特別に撮影したそうで、映画が始まる前に劇場のロゴがしっかり出てきました。そして戴冠式のシーンはモスクワのクレムリンの中にあるウスペンスキー聖堂。「華やかな帝政ロシア」の風景だけでも見る価値はあります。

お話は、ニコライ二世の皇太子時代がメイン(そういう意味では革命は関係ありません)。結婚相手として(日記に残っています)心に決めたはずの、ドイツから呼んだアレックスとバレリーナのマチルダの間で揺れ動くニコライ二世が描かれているのですが、あまりにもマチルダにぞっこんなのに「まだどうするか決められない」とか言っているので私は心の中で「早く腹を括ってくれ」とニコライ2世に思ってしまいました。でも話の流れは飽きさせず、色々な陰謀やバレリーナ同士の争いなどもあり、かなり引き込まれます。エンドロールに入った瞬間に電気がついた時には「え、もう終わったの?」と感じました。

個人的に面白かったのは、ニコライ二世の婚約者のアレックスの話し方。まだロシア語が下手でゆっくり、たどたどしく話すのですが、文法は完璧で尊敬しました。また、彼女がドイツ語で話すシーンは、字幕をつけるのかと思いきや上からロシア語吹き替えをかぶせていたのです。テレビで放送しているアメリカ映画ではよく見る手法ですが、ロシア映画でもやるんか、と驚きました。しかも声優さんは一人しか用意しないらしく、アレックスがドイツ語を話していようが、男性であろうが、お構いなしに吹き替えの声は女性でした。

結論としては見に行って良かったです。日本でもDVDでいいので見られるようになればいいなあ。映画が終わって外に出ると、雪がしんしんと降って積もっていました。

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雑誌を買う場所

Привет!

確かに寒いのに雪が降るほどではないのがもどかしいモスクワ2年目です。今日は東京でも雪が降ったとか。モスクワどうなっているんだ!でも、昨日屋外市場に3時間ほどいただけで足の指の感覚がなくなってきたので、市場の店番をしている人たちは大丈夫なのか心配になりました。訪ねてみると「もう慣れたよ」と笑っていたのですが、私とは体の構造が違うのではないでしょうか。もし長時間モスクワの街中を歩く予定がある方は、ところどころカフェに寄って暖をとることをお勧めします。凍傷になるかと思いました。

さて、レーニン図書館の番外編です。前回書きそびれましたが、館内のいたるところに企画にあった本の展示がしてあり、私が見かけたのは「革命100周年」 や、各国の皇帝や王様についての本などでした。読みたいときは司書さんに言えば出してもらえそうです。また、読書室は8:00から20:00までだと書いてありました。集中して勉強するのにぴったりです。

ところで、入り口の階段を上ったところにある雑誌コーナーで、見知った顔を見かけました。テイラー・スウィフトが表紙のファッション雑誌があったのです。少しパラパラめくって見ましたが、頑張ったら読めそうかな?という感じだったので、帰りに近くにある大きな本屋さん「ドーム・クニーギ」へ行って買うことにしました。

歩いて5分ほどで着きます。まずは入ってすぐのところにあったCD、DVDコーナーでいまだ探し続けているテイラーのCDがあるかみてみることに。たまたま商品出しをしている店員さんがいたので聞いてみましたが、まだ出ていないし、いつ出るのかも不明とのこと。どこにあるのかなあ。そして、店内マップで雑誌を探してみます。

ここでロシア語豆知識!英語で「雑誌」といえば「マガジン」ですが、同じ発音をする単語はロシア語にもあります。しかし意味は「店」…雑誌という意味のロシア語は「ジュルナール(журнал)」です。ただ、この本屋さんには店内マップに英語訳も付いているので安心です。ところが、雑誌のコーナーが見当たりません。え、なんで…?そういえば二駅先にあるこれまた大きな本屋さんの「ビブリオ・グローブス」でも雑誌を見かけたことがない気がします。

トベルスカヤ通りにある、私のお気に入りの本屋さん「モスクワ」には小さく雑誌が置いてありますが、他の本屋さんでも雑誌コーナーはあまりないことに思い当たりました。「在るもの」はすぐに気がついても「無いもの」ってなかなか気がつかないんですね。個人的に1年以上住んでいたのに気が付きもしなかったことにショックを受けました。

それでも欲しかったので、これまで雑誌を見かけたところを必死で思い返します。スーパーにも種類は少ないけれど置いてあったはず、と思い、行ってみましたがお目当てのものは見つけられず。学校の行き帰りにあるキオスクのうちの一つが雑誌や新聞を扱っていたはず!と帰りに寄ってみるとビンゴでした。

しかし、私が見たのは11月号だったのですが、もう12月号が店頭に並んでいます。店員さんに「これの11月号ってありますか?」と聞いてみると、すぐに出してくれました。20種類以上雑誌があったのに、さすがです。 @Тейлор Свифт と書いてありますが、これでテイラー・スウィフトと読みます。なんとこれ一冊で72p(140円)。思っていたよりも安くてびっくりしました。雑誌自体はElle girlというティーンエイジャー向けのアメリカの雑誌ですが、中身はただロシア語訳しただけではなく、モスクワでのファッション最前線!などの記事もあり、面白かったです。

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レーニン図書館②

Привет!

あまりにも雪が降らないので心配になってきました。もう週明けには11月下旬に突入しますよ…このままだと年内に積もらないのではないかと思います。今年前半、5月まで雪を降らすから…こうなるんやん…。

さて、レーニン図書館の中をあてもなく彷徨い歩いた話です。3階はほとんどが読書室でしたが、ある重い木の扉を押しあけると、突然明るい廊下に出ました。 横にある部屋の一つでは記念グッズが売られていたり、壁には何かパネルが貼ってあったりと、この場所目当てで来る人もいるだろうなというような廊下です。

壁のパネルは「1917年から1925年、博物館から図書館へ」という企画で、この建物の歴史を写真と文字で追っているというものでした。なんでも、1862年に公共の博物館としてオープンしたこの建物は、革命の時に(ほかの博物館と同様に)政府の図書館として生まれ変わったそうです。そのまま現在まで残っている、という話でした。今年3月から始まったこの企画展は12月までだそうです。貴重な写真などもあるので興味があれば是非。

一通り(多分)見終わった頃、お腹がすいてきたので地下の食堂へ行きます。クロークの裏の細い道 を通り抜けて階段を降りると、お手洗いとカフェ(ケーキやチョコレートなどが売られているところ)がありました。

少し不安になりながらもカフェを通り抜けると、スタローバヤ(食堂)が! サラダやスープ、メイン料理などはもちろんのこと、ベリージュースは30pで、各種ピロシキも30pから売られています。

私の好きなリンゴのピロシキはなかったので、ジャガイモ&キノコ(右)とチーズ(左)の二種類を頼みました。二つで70p。結構大きかったのに安いです。 一口食べてびっくりしました。パンがふわふわなのです。中身も味がしっかりしている上にパンとの調和が素晴らしい。これまで食べた中で確実に上位に入るピロシキでした。

腹ごしらえも済んだので、どこかに存在すると聞いていた「本の博物館」へ行くことにしました。ただ、今まで見てきた中にはありません。近くの司書さんに場所を訪ねてみると「この建物から出て、左へ曲がってイタリア式の噴水を通り過ぎたところにある三番入り口から入ってください」と教えてもらいました。 同じ建物ですが、中で行き来できないようになっているようで、三番入り口から入ったらもう一度コートと本を預けなければなりません。

警備員のおじさんに「博物館?4階だよ」と教えてもらい、階段で登りました。 そこにあった小さいドアを抜けると、小さい部屋が博物館になっています。中は撮影禁止とのことだったので、入り口の写真だけ。

展示は中国の筆や紙から始まり、活版印刷の機械までといった本の作られ方の話から、イラストの入れ方(版画の書き方)、様々な時代に使われていたしおりのコレクション、トルストイやドストエフスキーなどの有名なロシア作家の初版本の展示まで、よくこんな小さい部屋でここまで見せてくれるな!という充実した内容になっていました。途中から「ここ入場無料でいいの?」と心配になったほどです。ここだけなら入館証も必要ありませんし、気楽に行けます。

さすが首都モスクワが誇る国立図書館でした。集中したい時に活用してみようかな。

Пока!

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レーニン国立図書館①

Привет!

通っている学校があるベラルースカヤ駅の入り口には、前から大量の鳩がいるなあと思っていたのですが(多分誰かが餌を撒いていました)、つい最近鳥避け目的だと思われるスピーカーが設置されました。そこから流しているのは、キーキーという鳥の鳴き声。これまでより何倍か大きな音なので、むしろ不快指数は上がっている気がします。たしかに鳩は減ったようですが。

先日、たまたまクラスメイトの休みが被って、先生とマンツーマンになりました。うちの学校は偶然マンツーマンになった時は3時間で授業を終える(通常は4時間)という決まりがあります。いつもより1時間早く解放された私は、これまでずっと行ってみたかったレーニン図書館へ足を運ぶことにしました。 駅名にもなっています。前の銅像はドストエフスキーさんで、去年は周りの木や草はなかったのですが、夏頃に突然生えてきて(多分誰かが植えた)びっくりしました。ドストエフスキーさんも自然に囲まれて途方にくれているように見えます。

図書館の入り口のドアはとても重く、入館証を持っていないので入れるのかドキドキしていた私はそのドアに阻まれて一瞬帰ろうかと思いました。なんとか中に入ると、警備員さんに入館証を提示するよう言われます。「中を見学したいだけなんです…旅行者みたいなもので」と伝えると、横の小部屋(No.207)を指差して「あそこでゲスト用のカードをもらってきて」と言われました。やっぱり警備はしっかりしています。

名前を聞かれることもなく、スムーズにもらえました。先ほど止められた入り口もちゃんと通してもらうと、まずはコートを預けます。この時もしカバンに本が入っていたら預ける仕組みになっていました。「日本語の本でもダメですか?」と聞くと「預けてきてください」と言われます。

さあ、中に入る準備はここまでです。目の前の大きな階段を上ると 図書館とは思えないくらい荘厳。 この階段を上った先は雑誌コーナーでした。ファッション誌などいくつかのものは自分で取り出せるよう棚に収まっていますが、ほとんどの雑誌は書庫にあるようで、その書庫の前に常駐している人にお願いして出してもらうようでした。それには利用者カード(入館証と同じ)が必要なようです。読むスペースもちゃんとあります。

そこを抜けると、本棚が。 偶然人がいない時を撮りましたが、ほとんどの椅子はずっと埋まっていました。

この近くにもデスクと司書さんがおり、奥にある書庫から本を出してもらうようになっています。この後広大な図書館内を歩き回って気がつきましたが、ほとんどが勉強したり本を読んだりする部屋で、こんな風に自分で本を出せる場所は少なかったように思います。…広すぎて周りきれていないだけかもしれませんが。でもみんなふらっと来るのではなく、何かしらの目的を持ってくるのですね。

たまたま迷いこんだ「読書室」はこんな感じでした。 皆さん真剣に勉強しているので、観光感覚の私がドアを開けたり閉めたりするのも気が引けて、覗いたのははここだけですが、おそらく一番小さい読書室だったようです。

実は映画「モスクワは涙を信じない」で主人公の女の子の一人が恋のお相手を探しにきたのがこの図書館でした。伊達眼鏡をかけて真面目そうな格好で読書室に座るのですが、結局好みの人はいなかった、というシーンでした。実際行ってみると、とても恋愛目的で来ようとは思えませんでしたが、たしかにここで好きな人と勉強するのは楽しいかもしれません。

なんでもない階段でさえ素敵に思えます。ここから3階に上がりました。

続きます。

Пока!

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