馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

天井修理-完結編

Привет!

今日は家の中にいても少しひんやりとしているなあと思っていたのですが、ちらっと外を見ると地面が真っ白でした。…へ?
なんだか2ヶ月ほど前に見たような、懐かしささえ覚えてしまう景色です。なんで??この間まで19度とかだったやん!最近は晴れ続きで機嫌(天気の)よかったやん!みんなでもう春だねって喜んでたやん!突然どうしたん!ちなみに現在-1度です。1週間で20度下がるとか聞いていません。あーあ、車のタイヤを交換したばかりなのになあ。
再来週に友人が日本から来るのですが、彼女に「今気温どれくらい?行くときの服装どんなんがいいかな?」と聞かれても答えられない状況です。ごめん。

さて、この雪が積もる前に天井がどうなったかの話です。ちなみに漆喰の下の基礎(?)を塗ってもらった1日目の終わりはこんな感じでした。 やはりどこを塗ったかはまだ分かりますね。この日は「また明日10時にくるね」と作業員さんが宣言し、彼らは帰っていきました。

次の日。いつでも水を飲めるようにウオーターサーバーの下にコップを置いているのですが、やはり知らない人に無断で使われるとあまりいい気持ちがしません。毎回洗っているわけじゃないし。でも置いてあったらそりゃ使うか、と思ったので、この日は作業員さんが来る前にキッチンのシンクに入れておきました。水を使っていいかわからなかったので、置くだけです。
10時になり、昨日と同じ人がやってきました。挨拶だけ交わすと、また作業員の一人がまたウオーターサーバーに一直線に進みます。おもむろにシンクからコップを取ると、また水を飲み始めました。…そんなに飲みたかったらここに来る前に飲めばいいのでは…。いや、こんなことでもやもやしている私の器が小さすぎるのかもしれない、とは思いつつ、やはり気になります。相変わらず彼は作業をせず、もう一人の人が音楽を聴きながら、歌いながら作業を進めます。この日は漆喰を塗る日だったらしく、お昼休憩に入る頃にはあたりが真っ白に。 作業員さんたちはどこかへ電話してくれ、休憩に出る彼らと入れ替わるように掃除をしてくれるお姉さんたちがやってきました。お姉さんたちも二人一組で、一人だけが作業を進め、もう一人はずっと電話をしていました。この国はこのスタイルが普通なのか?

2時間のお昼休憩が終わっても作業員さんたちは帰ってこず、不安になってきたその1時間後に戻ってきて客室の漆喰を塗ると「これが乾いた頃に戻ってきてペンキを塗ります。何時頃がいいですか」と私に聞きました。ずっと家にいることを伝えると「じゃあ18時くらいに。ペンキを塗るのは2時間くらいです」と言って帰って行きました。

その日の18時ごろ。待てど暮らせど彼らはやってきません。私は作業員さんたちの連絡先を知らないので、大家さんに事情を話して連絡してもらいました。大家さんからはすぐ返事があり「分かり次第連絡するけど、多分今日はないと思う」とのこと。次の日、朝一で大家さんから「明日10時に行くって言っている。ごめんね」と電話がありました。図らずも準備期間ができました。コップを無断で使われることが気になるので、こちらからペットボトルを用意すればいいのでは。

次の日、彼らが来る前にキッチンに500mlのペットボトルを置いておきました。シンクにもどこにもコップは置かないようにします。案の定、やってきた彼は「水もらえる?」と聞いてくれました。そこのペットボトルをどうぞ、と伝えます。

ローラーでペンキを塗り始めました。水はどんどん減っていきます。ついに500mlを飲み干した彼は、突然洗い物をして乾かしてあったお椀を取り上げました。…そこまでしてウオーターサーバーから飲みたいの!?びっくりした私は彼を「それはコップじゃないので」と制止しペットボトルに水を注いでくれるように頼みました。ペットボトルから直接飲む文化じゃないのかしら。もしそうなら悪いことをしたと思います。

そうこうしているうちにペンキを塗り終わりました。 修繕したところは全く目立ちません。彼らの腕は確かなようです。こうしてやっと私の天井トラブルは終わりを告げました。長かった…。これで雪が降って積もっても安心です。

修理が終わったことを大家さんに告げると、念のために確認しにきてくれました。 そしてふっと我が家の窓を見ると「外側が汚れているわね…窓拭きの人をお願いしましょうか」と言ってくれます。…気持ちはありがたいのですが…また今回みたいに長引かないことを祈ります。どうなるのでしょうか。

Пока!

天井修理

Привет!

先週は最高気温が20度近く春を通り越して初夏が来たのか、というくらいの陽気でしたが、今週は雨が降ったり最高気温が一桁から出なかったり、また冬に戻ったようです。金曜日には雪がもう一回降るようで、気温の変化に体がついていきません。

さて、突然天井から漆喰と水滴が落ちて来た我が家ですが、次の日には大家さんの奥さん(多分この家の持ち主はこの奥さんのほう)から長い謝罪文が来ました。こんなことは初めてだ、申し訳ない、すぐに修理するからしばらく我慢して欲しい、申し訳ない、という内容。別に大家さんのせいで雨漏りしたわけではないし、正直こんなに謝られるとは思っていなかったのでこちらの方が恐縮してしまいました。一夜明けると落ちてくる水滴も止まっていたので、その旨を大家さんにメールします。するとすぐに業者の人が大家さんと一緒に視察に来ました。

彼ら曰く、まず天井が乾いたらマンション自体の屋上を修理し、そこから二日かけて天井の漆喰を塗り直すとのこと。私は何もできないので、とりあえず頷いて彼らにお任せしました。

二日後には大家さんから電話があり「今日の2時ごろに天井が乾いたか見にいくから家に居られるか」と聞かれました。予定はなかったので、了承の意を伝えると、11時ごろに家のチャイムがなります。扉を開けると作業員らしき男性が立っていたので、とりあえず招き入れて天井を見てもらいました。彼は「まだ濡れているからまた二日後に見にくるね」という言葉を残して帰っていきました。それにしてもかつてモスクワの語学学校で「家に関するトラブル」のロールプレイングをした時に習った単語がここに来て大活躍しています。「水滴」「濡れている」「天井」など。一年ほど使っていなかったので忘れていたのですが、先方にその単語を言われると教室での記憶が一気に蘇ってきました。この2週間で嫌という程使ったので、もう忘れないと思います。

その日、2時になると約束通り大家さんと業者の人がやってきました。…あれ、さっきの人は…?恐る恐る大家さん(彼はかなりの強面なのです)に先ほども人が来て天井を見ていったことを伝えると、横で聞いていた業者さんが「何!?それは競合他社だ。彼らどこでここのことを聞いたんだ…。そしてなぜ君は知らないやつを家に入れた!?ちゃんとインターホンのモニターでIDを確認しなさい。知っている人じゃない人を入れてはいけない」と小学生のように怒られてしまいました。ごめんなさい。その業者さんは少し年配の方だったのですが、私が日本人だとわかると大家さんに「知ってるか?日本語には汚い言葉はないんだよ」と知識を披露していました。そしてなぜか私に「本物のお辞儀を見せて!」と頼んできました。お安いご用です。

二日後、競合他社のお兄さんは天井の乾き具合を確認しに来ず、大家さんからは「雨が降って遅れたけど、屋上修理の道具が揃ったから作業を開始するね。終わったらまた連絡します」と今の状況がメールできました。なんて信用できる大家さんだ。ちなみに大家さんの旦那さんの方は「タケシ・キタノが好きなんだ。業者がちゃんと仕事をしなかったらハラキリしなきゃな!日本ではそうするんだろ?」と言っていました。まあまあ笑えない状況です。

そこから1週間と少しが経ち、やっとうちに作業員さんが来ました。大家さんにハラキリされなくて良かったです。作業員さんは二人一組で、ハシゴを一つと道具を一つ持っていました。そのうちの一人は現場(キッチン)に着くなり置いてあったウオーターサーバーから水を飲み始めたのです。私が驚きすぎて凝視していると、2回目からは「お水をもらっていいですか」と聞かれました。聞かれたら「いいですよ」としか言えないのですが、せめて聞いてくれよ…と思い、タイミングよく(?)出張中の旦那に今の状況とこの驚くべき行動についてメールをしたところ「今日暑いし、仕方ないな」と返ってきました。心が広いな。

作業を見ていると、二人のうち一人(水を飲まなかったほう)が天井の染みになっているところや、剥がれてしまった漆喰のところを剥がしていきました。 先ほど水を飲んだ人は監視役らしく、作業中の写真を撮ったり、お笑いらしき番組を携帯で見ながら爆笑したりしていました。仕事をしてください。

そしてお昼休憩。はじめに12時から1時までと言われていましたが、いざお昼になると「2時まで休憩してきます」と言って私の返事も聞かず出ていってしまいました。2時間という長い休憩が終わると、今度は白いものをヘラで塗る作業に。 キッチン以外にも客室で染みが見つかったので、そこも直してもらいました。

1日目はここまで。説明によると二日間の予定ですが、果たして本当に二日で終わるのか…?

Пока!

バケツは大事

Привет!

四月ももうすぐ半ばに差し掛かろうとしていますね。ついこの前、年が明けたのに!この四月から新しく一人暮らしを始めた人や引っ越しをした人もいると思います。生活の基盤になる場所だからこそ、家探しは大事ですよね。うちは旦那が転勤族なので賃貸で暮らしていますが、家賃や間取りの次に大事なのは大家さんの人柄だと最近痛感しています。特に海外に住んでいると、家のトラブルに対処するために一体どこへ連絡すればいいかわからず途方に暮れそうですが、とりあえず大家さんに連絡すれば大丈夫、というのはかなり安心します。これで連絡しても対処してくれない大家さんはよくないですね。今思えばモスクワの大家さんはいい人だったのですが、あまり緊急性のないトラブルはメールをしてもしばらく未読無視されました。家賃を受け取りに来るときに「そういえばあれどうなった?」と聞いてくれるのですが、だいたいそのころには自分で対処して解決しているか気にならなくなっているので、毎回「もう大丈夫です」と答えていました。なぜかトラブル発生時には旦那が出張でいないので、私自身が強くなっているとさえ思っていました。

…でもそんな悠長なことを言ってられるのも緊急性がなかったからなのです。

日本への一時帰国を終えた翌日、旦那は仕事でいなかったので荷物を片付けながら友達と電話をしていました。すると突然、バサバサッという音がキッチンのほうから聞こえてきました。レシピ本や雑誌が床に落ちたのかな、と思いながら電話をもって見に行くと、床には見慣れないものが。 なにこれ?友達も電話の向こうで「なんやったん?」と聞いています。「何か分からん…どこから出てきたのかも分からん」と言いながら触ってみると、なんだか濡れた砂のような手触りです。もしかして、漆喰!?慌てて天井を見上げるとそこには ああ、確実にここから落ちてきたんだ。慌てふためく私に、友達が「落ち着いて、状況説明して」と言ってくれます。一生懸命説明するもむなしく、私の頭の上にぽとん、と水滴が落ちてきました。雨漏り?あるいは上の階の人の水道が爆発したのかな、というところまで考えて、ある事実に思い当たりました。ここは最上階で、最近晴天続きだった。

考えているうちにもぽとん、ぽとん、と水滴は落ちてきます。何から手を付けていいか分からない私に、まさかの雨漏り経験があった友達は「まず床の濡れているところを拭いて。そこに新聞紙かいらない紙や布をひいて、その上に洗面器やバケツをおいて」と的確な指示を飛ばしてくれました。「床に落ちた漆喰は乾く前にふき取って、ところでそれ何の水?」と聞かれてしばらく考え、やっと答えが分かりました。「あ、雪解け水だ」

とりあえず上の二枚の写真を大家さんに送ると、すぐに返事がきました。「今マンションのサービス会社に電話したよ。僕も今からすぐ行く」というメールの15分後には大家さんがやってきます。まずは大家さんに見てもらい、二人でサービス会社の人が来るのを待ちました。その30分後に業者の人が到着。問題の個所を見せると「雪解け水ですね。とりあえず屋根の上の水をすべて取り払います」とのこと。この時点で夜の9時でした。

大家さんも業者の人も出て行ったので、とりあえず旦那の帰りを待ちます。大騒ぎでご飯も作れていなかったので、とりあえず何か作るか、と鍋を出したところで、上からダーッと水が落ちてきました。先ほどとは違う場所です。友達の言葉を思い出しながら、何に使うのかとおもっていたバケツを取りに走り、同じような処置をしました。今度は水滴というより、滝のような量だったので、バケツの水を捨てながら水が止まるのを待ちます。雨漏り(雪解け水漏り)の下にバケツを置く経験なんてまさか人生でするとは…と感慨深く思っていると、突然警報が鳴り響きました。びっくりして上を見ると、なんと火災報知器のところから水が落ちてきていたのです。

慌てて大家さんに連絡します。「とりあえず危ないから電気はつけるな」と言われます。日が長くなっているとはいえ、日没は8時過ぎ。暗い、警報が鳴り響く部屋でどうしようかと悩みます。

ところで、我が家は外国人用のマンションで、セキュリティなどもしっかりしており、インターホンが鳴ると来訪者が映るスクリーンがあります。 警報がなるとこのスクリーンいっぱいに「火事です!」という文字が出ていました。その下に「ストップ」というボタンも。火を使ってないので火事でもないし、この恐ろしい警報音を止めるにはこれだ!とストップボタンを押そうとした途端、どこからか声が聞こえてきたのです。「どうしましたか?大丈夫ですか?」と。スクリーンの上にスピーカーがあることにこの時まで気が付きませんでした。とりあえず「火事じゃないです。水が火災報知器のところから落ちてきて、それに反応しているだけです」とスピーカーに向かって叫ぶと「そうなんですね。わかりました」と電話が切れました。警報音はなり続けています。切ってくれへんのかい。

何もしてくれなかったのでとりあえずストップボタンを押すと、「暗証番号を入れてください」と表示されました。4桁の数字のようです。暗証番号!?とりあえずこの家の部屋番号を入れてみましたが「違います」という非情な文字。そこへ大家さんがやってきました。「大丈夫!?」といいながら問題の個所を見に行きます。「とりあえずこの水が止まるのを待つしかない。え、暗証番号?なにそれ、そんなんがあるの?とりあえず今上で作業しているからもう少し待って」とのこと。え、なんで暗証番号知らんの?そのまま大家さんは出て行ってしまいました。

スクリーンをいろいろいじっていると、一時的に止める方法(また2分後に鳴り出す)と、警報音を変えるという無駄な機能は発見しましたが、鳴りやみません。変更した警報音が前のものより危険度が増しているような音だったので、必死で暗証番号を考えました。とりあえず、基本の「1234」を入れてみます。
…「正解です!」の文字が出てきた後、警報音が止まりました。え?そんな数字でいいの?それ一番暗証番号にしたらいけないって言われている数字じゃない?

警報音も止まって、天井からの水も止まったころ、計ったかのようなタイミングで旦那が帰ってきました。さあ、ここからどうやって直すのかな。戦いは長引きそうです。

Пока!

ペイントボール

Привет!

天気がいい日が続いて気持ちがいいです。家の中はかなり暑く、床暖房が切れないかなあと思っているのですが、来週もう一度寒波が来そうなのでもうすこし我慢することにします。それにしてももう春だなあ。

というわけで、すこし暖かくなってきたのでアクティビティに出かけます。アスタナの郊外に屋内のペイントボール場があると聞いて、9人ほどで行ってきました。早速乗れるようになった車で10kmほどのドライブです。 会場近くは貨物列車用の線路がとても多く、道はあまり舗装されておらずボコボコでした。それにしても空が広いですね。

さて、ペイントボールとは、障害物が置かれた敷地内で2グループに分かれてインクが入った弾を撃ち合うゲームです。サバイバルゲームなどと同じような容量ですね。当たったら服に色がつくのでわかります。施設の人によると胴体と頭に当たるとアウトですが、腕や足は当たってもセーフだそうです。グループが全滅すると負けでもいいですし、敵陣地にある旗を取ってくる、というようなルールにもできるのでかなり自由度が高かったです。

まず施設に着くと、長袖長ズボンの迷彩服を貸してもらい、着替えます。ただ、かなりのスピードで弾が飛んできて、当たると痣ができるほど痛いので、すこし厚めの衣服を着ていき、その上に迷彩服を羽織るイメージです。それから上に書いたようなルールの説明の後、ヘルメットとゴーグル、マスクがくっついたものと、銃を渡されます。ヘルメットは会場内では絶対取らないように言われました。弾が当たったら手を上げながら会場の外に出て、そこでヘルメットを外せとのこと。

会場の入り口。中では戦いが行われています。一段高いところに施設の人がいて、審判や照明の調整、危険行為をした人の注意をしてくれます。中は真っ暗なように見えますが、薄暗くなったり明るくなったりします。薄暗い時に動くのがいいと教わりました。

実際始めてみると、ひたすら怖かったです。障害物の裏に隠れて、相手が出てくるのを待っているのですが、様子見で頭を出した途端に自分が隠れている障害物に弾が打ち込まれたことがわかりました。そこからは打たれたくないけどうごかないと進まない、でも痛いのが怖い、という感情のせめぎ合いでした。これが実際の戦場となると「痛い」では済まないんだよな、などということも考えました。

明るい時の会場はこんな感じ。

一度指先に弾が当たったのですが、しばらく指が動かせないほど痺れて痛かったです。ルールとしてはセーフなのですが、途中棄権したくなりました。あの時ほど「こんな不毛な戦いは終わらせよう」と思ったことはありません。また味方のはずの旦那に後ろから撃たれた時は文字通り衝撃でした(実際には敵と旦那の間に私が入ってしまったようなのですが、それでもしばらく恨みました)。

戦いの最中は緊張し続けていましたが、いざ終わってみると「なんだかあのスリルが楽しかったなあ」という感想だったので自分で驚いてしまいました。最後の試合で自分は狙っているより上を撃っていることがわかったのでリベンジしたいのもあります。弾は100発で1500テンゲ(500円程)、250発で3500テンゲ(1200円程)でした。銃や場所代も含めて、一人5000テンゲ(2000円弱)でこの体験をできるのは良かったです。

アスタナは乾燥しているのですが、湿地の上に作ったのだなあというのはこの施設付近の水はけの悪さで思い知りました。施設に行くのに、池を超えなければいけなかったのです。 普段は道だというのが信じられず、思わず撮影してしまいました。

これからいい季節なのでいろいろなアクテビティをしたいと思います!

Пока!

車にまつわるあれこれ

Привет!

地図アプリや色々な住所が「ヌルスルタン」に変わって、日本人の友人が、からかうように「ヌルスルタン」と言うので私もやっとヌルスルタンに慣れてきました。未だに「アスタナ」という名前を聞くと懐かしくてあったかい気持ちになるのですが…自分がこんなに思い入れがあったとは。でもロシアは国名が一夜でソビエト連邦に変わったり、70年後にまた戻ったりしていることを考えると、都市名で済んで良かったのかもしれません。ちなみにツェリノグラード時代からこの地に住んでいるロシア語の先生に聞くと「アクモラからアスタナに変わったとき『いやアスタナって!首都に首都ってつけて変なの』(アスタナはカザフ語で首都の意)と思ってたけど一年経ったら慣れて今は綺麗な名前とさえ思ってたから、今回も2年くらいしたら好きになるのでは」と言っていました。心が広い。

さて、そんなヌルスルタンですが、地下鉄がないので車があるととても便利です。私も旦那も教習所を出てからほとんど車に乗らずに生活していましたが、ここに来て中古車を買うことを決意。先日日本に一時帰国した時に免許を更新したので、先日から車に乗り始めました。

まず驚いたのはガソリンスタンドのシステム。日本では実家の車でセルフサービスのガソリンスタンドに行ったことがなかったので、セルフサービスばかりだったらどうしようと恐る恐る車で乗り入れました。 騎馬民族のマークがかっこいいノマドオイルへ。全世界共通でこの値段表はありますね。おそらくリットルの値段だと思いますが、これはテンゲなので3で割ると日本円に近くなります。だいたい60円から70円程でしょうか。さすが石油産出国。

車で入っていくと、係員に誘導されて給油機の横につけます。うちの車は95というガソリン(表の標識には数字がなかったのですが)なので、係員に指示された7番へ。切らしている時もたまにあるらしく、余裕がある時に給油した方がいいというアドバイスも受けました。 給油口を開けて、管をつけてもらったのが確認できれば、ガソリンスタンドの店内へ入ります。そこにはレジが二つあり、一つはガソリン代を払う場所、もう一つはカー用品を買うための場所です。ガソリンの方の店員さんに何番の給油機かを伝えると「95?」とガソリンの種類を確認されました。そこで入れたい量を伝えるか、満タン(пол:ポール)と言って店内で待機。指定の量が入れば給油機の番号で呼ばれて、お金を払うという仕組みです。冬は寒いのでできれば車内で支払いまで済ませたいところですが、店内でカー用品を見られるのでそれもまた楽しいです。ちょっとしたお菓子や飲み物も買えます。 こんな感じ。他の国とあまり違ったところはないですね。ちなみに洗車は別の場所でできます。まだしたことがないので、また挑戦してから書きますね。

さて、極寒地であるこの街では、夏用のノーマルタイヤと冬用のスパイクタイヤを併用しています。ちょうど乗り始めるタイミングで気温が上がって路上の氷も無くなっていたので、夏用タイヤに変えてみました。教えてもらったショッピングセンターの地下にあるタイヤ交換と保管をしてもらえる場所に行ってみます。 タイヤ保管と書いてあります。

やはりみんな考えることは一緒なのか、かなり混雑していました。駐車場の一角なので、店員さんに声をかけて、近くに駐車して順番を待ちます。「うちにタイヤを置いていますか?それとも新規の方ですか?」と初めに聞かれました。ここでは8000テンゲ(2800円程)で交換をしてもらえ、そのあと1ヶ月につき1000テンゲ(330円ほど)でタイヤを保管してもらえます。もっと殺伐とした雰囲気なのかと思っていましたが、ちょっとした指示がわからなくて何度も聞き返したり間違えたりしてしまっても根気強くジェスチャーや簡単な言い回しに直してくれて教えてくれました。とても優しかったです。 車をあげたり下げたり、タイヤを外したり、普段はなかなか見られない光景を楽しんでいると気がつけば交換が完了していました。とりあえず冬シーズンが始まる11月まで保管してもらうように契約して、お支払いをして終わり。新しいタイヤで地上に上がると…外は雪がちらついていました。夏用タイヤに変えたばかりなのに。道が凍ってなくてよかったです。

これでちょっと生活が楽になりました!私はまだ練習した方がいいようですが、旦那はブランクを物ともせず、すいすい走っています。

Пока!

服屋さん巡り

Привет!

今日の最高気温は14度で、もはや暖かいを通り越して暑いくらいに感じました。家を出るときに何を羽織るかとても迷います。明後日は最高6度、最低-2度まで冷え込むようで、三寒四温を肌で感じます。雪はほとんど消えてしまいました。早いなあ。

暖かくなってきたので、先日友人と春服を探しにショッピングセンターに行きました。可愛いお店も時々あるのですが、「面白い服」が置いてあるお店も結構あります。面白い服とは例えばこんなもの。 これは真冬に見つけたものですが、なぜこのシーンをセーターに編み込もうと思ったのか疑問です。

先日はこんなシャツもありました。日本ではボディシャツと呼ばれているようですね。 初めはびっくりしたのですが、調べてみると何百年も前にはまだ下着はなく、シャツがその役割を果たしていたのだそうです。その時の形のものが残っているものがこれだそう。今ではシャツがずり上がってくるのを防ぐためにこれを着る人もいるそうです。このシャツに関してはモスクワで友達も見かけたそうです。

そういえば先日、タクシーに乗ると「どこの人?」と聞かれました。「日本人だよ」と答えると「クアラルンプールから来たの?」とさらに質問が。ソウルや北京は慣れたものの、流石のクアラルンプールには驚きましたが少し間を置いてから「…それはマレーシアでしょう」となんとか冷静に対応できました。ついでに降りるときに「韓国語で『ありがとう』ってなんていうの?」と聞かれたのので「日本語でいい?」と質問を返す羽目になりました。そのくらいカザフ人には珍しい日本ですが(いえ、ここまでは滅多にありません)、服屋さんにはこんな服もありました。 ベイビーガールもなかなかですが、なんで訳したんだろう。英語でいう「Darling」のようなニュアンスを出したかったのでしょうが、文化的にそれを日本語で表すのは難しいだろうなあ。

日本といえば、何気なく目をやったショーウィンドウでこんなTシャツも見つけました。 なんか見覚えのある配色だと思っていたら、まさかの楽天。著作権は…おそらくクリアしているのでしょう。多分。

色々と紹介しましたが、この日のMVPはこちらのパーカーに与えたいと思います。 まずこの商品を思いついた人のアイデア力、そして企画書を通したこの会社の人の懐の深さ、その上結構な数を入荷し、広い店内の目立つ場所に陳列したこのお店の大胆さ。全てが揃わないと私はこのパーカーに出会えなかったでしょう。半分になっているデザインはプリントのときに分けたのかと思いましたが、ちゃんと縫い目が真ん中にありました。ちなみに背面は全部ピンクで、右側(オレンジパート)の袖の背面も半分ピンクになっています。なぜこんなややこしい服を作ったのでしょう。私が工場の人なら作業をしながら「デザイナー出てこい!」と怒鳴っていたと思います。在庫はまだまだあったので、欲しい方はテント型のショッピングセンター「ハン・シャティール」までどうぞ。

今回一緒に行った友人とは、よくショッピングセンターをめぐっては当初の目的も忘れて面白い服を探すのですが、毎度「街中にこんな服を着ている人はいないのに、この服たちはどこに行くんだろう」という話になります。不思議です。でももちろん、日常的に着られるような服だけを扱っているお店も1、2店舗は必ずあるのでご安心を。

Пока!

カフェ・モモ

Привет!

ついに新元号が発表されましたね。日本を出てから元号というものをあまり使わなくなっていたので、元号が変わっても興味は湧かないのかとぼんやり思っていましたが、やはり実際に変わるとなると楽しみになるものです。実際は年明けくらいからずっと楽しみにしていました。

今日は家に大家さんやテレビ屋さんが来たのですが、彼らに改元の話をしてもややこしくなるだけなので(モスクワ時代、ロシア語学校で先生やクラスメイトに和暦の概念があまりにも伝わらず後悔しました)、誰とも話せなかった分、今日はずっと元号のことを考えていました。仕事から帰ってきた旦那はあまり興味がないようでした。

このテンションでカザフスタンの話をするのも難しいので、今日はアスタナ唯一の和食レストランについて書こうと思います。 マンション群「ハイビル」の一角にあるこのレストランの名前は「カフェ・モモ」。アスタナで唯一日本の方が経営しているレストランです。表通りに面しているわけではないので少し見つけづらいのですが、おそらくアスタナに住んでいる日本人でここの存在を知らない人はいないと思います。

メニューはこんな感じです。アスタナの他のレストランに比べても低めの値段設定で、寿司などのいわゆる「日本食」ではなく、どちらかといえば日本の定食屋さんに近いメニューが嬉しいです。

旦那の一番のお気に入りはカレー。辛さも注文の時に聞いてくれるので、私のように辛いものが苦手でも安心です。ちなみに私が好きなのはチキン照り焼き丼と唐揚げ定食。 これで700円程なので、デザートまで注文しようかと毎回思うのですが、思ったよりもボリュームがあるので時間がある時でないとデザートまでたどり着けません。

店内はこんな感じ。入り口付近には本棚もあり、テレビでは衛星放送でその日のNHKが流れています。 この時は12時のオープン直後に入ったのでまだお客さんが少ないですが、カザフスタンのランチタイムのピークである14時前後になると満席のことが多いです。ハイビルは韓国資本で近くに韓国料理屋さんもあるのですが、このお店の方が店内が明るいので、韓国の人もたくさん来ています。

先日、カザフスタンに英語落語のグループの方が来てくれました。アスタナの大学で、英語で落語をするために来られていたのですが、特別にこのお店でアスタナ在住の日本人や日本語を勉強している人に向けて日本語で落語を披露してくださいました。 久しぶりに聞く落語はとても面白く、子供から大人まで、国籍に関係なく笑っていたのがとてもいい雰囲気になっていました。

やはり笑いはいいですね。

Пока!