馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

看板のないベトナム料理店

Привет!

一年で2月が一番寒いと聞いていたのですが、なぜか最近は暑いです。昨日などは+2度まで上がりました。朝学校へ向かう時は-1度なのに吹雪いていたので前が見えず歩きづらかったものの、昼間には太陽まで出て「春が来た!」とみんなで喜びあいました。おかげさまで今は雪が溶けて、地面がドロドロです。3月になったらずっとこんな感じなのかなあ。

学校が一階に入っている建物は こんな感じのアパート群の中にあるのですが、この中のどこかにベトナム料理のレストランがあるらしいという情報をお友達から聞きました。確かに、他の建物や他の階にはアジア系の人たちが多くすんでいるようで、よくこの敷地内ですれ違います。しかしこの敷地に入るのにも門番さんにパスポートの提示を求められるので、そのレストランに来るのはハードルが高そうです。学校の受付で「9つ目の建物(学校は6つ目です)の8階にある」と教えてもらい、行ってきました。

エレベーターを降りると、 こんなドアしかありません。どこからどう見ても319号室から324号室までの民家の入り口です。横にある三つのチャイムを押すのにもかなりの勇気がいります。どれが正解かもわからないし。これ間違えたら爆発とかしませんよね…?結局左の黒いチャイムを押すとドアの向こうで音楽が流れました。ドアが少し開いて、顔を出したベトナム人の男性に「レストランはここですか」と聞くと「招待客ですか」とロシア語混じりの英語で反対に質問されました。招待客?

「ベトナム料理が食べられるって聞いたんですが…」もう何語で話したら通じたか覚えていませんが、一緒に行った4人がそれぞれなんとかコミュニケーションを取ろうと話すと、何かがわかったらしく「どうぞ!」と通された部屋がこちら。 これだけ見ると普通のレストランみたいです。席に着くなり「大きいお皿は280p(560円)、小さいお皿は150p(300円)です。どちらにしますか?」と聞かれました。そのお皿には何がのっているのでしょうか。面白かったので料理名も聞かず、全員大きいお皿を注文。無料でベトナム茶もつけてくれました。お湯のお代わりも自由だとか。

部屋の中をよく見渡すとベトナム語で書かれた紙が貼ってあったり、玉ねぎを育てていたり、なかなか面白かったです。そうこうしているうちに「鶏肉か牛肉どっちがいいですか」と聞きにきてくれたので、大体の予想がついてきました。出てきたのは… やっぱりフォー。大きいお皿は本当に大きくて、スープから何からとても美味しかったです。出してくれた時に「Facebookにアップする写真を撮っていいですか」と聞かれました。ということはやっぱり宣伝はしているのか。

私達が食べている間にもベトナム人と思われる二人組が3組ほどやってきて、違う部屋(店主が生活していると思われるところ)に通されていました。帰りにちらっと見るとフォー以外のものを食べていたので、次はなんとかして「招待客」になろうと思います。ただ、お会計時にメールアドレスを聞かれたので伝えましたが、まだ何も来ていません。招待客への道のりは遠そうです。それにしても美味しかったなあ。

Пока!

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