モスクワ奮闘記

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

続・電球をめぐるお話

Привет!

最高気温12度のモスクワからお届けします。7月って何でしたっけ。ロシアって実は南半球にあって、今は冬だと言われても信じてしまいそうな気温です。寒い!

さて、また我が家の電球が切れました。 今回は寝室のこの照明。前回よりは難易度が上がったように見えます。写真では少し見辛いですが、小さな電球に細長いカバーがしてあり、それがいろんな方向を向きながらついているタイプのものでした。こちらも初めから2つほど切れていたのですが、近頃ついに点灯しているのが4つだけになり、電球の交換を決意。一度経験している旦那があわてず騒がず、切れた電球を外してくれました。

それがこちら。親指の第一関節くらいの長さです。こんなに小さいのが売られていたか不安になりつつも、近くのホームセンターへ行きました。

前回のような電球はたくさん並んでいますが…あ、端っこの方にあります!パッケージに先ほどと全く同じ絵が描かれた小さな紙箱が、盗難防止のために鍵のついたプラスチック容器に入れられていました。そのプラスチックの箱を開けようとしていると、店員さんにレジまで持っていくよう言われます。レジで開けてもらい、無事に買えました! 右手にあるのは前回切れたのと同じ電球。玄関用に買ってきました。

もしここで無事に替えられたのなら良かったのですが、人生そう上手くできていません。替えようとすると、差し込む金属部分が曲がってしまいました。…あれ?慌てて前のものを持ってきて見比べます。どうやら、元のものより2mmほど大きいようでした。買った日じゃないと交換してもらえないかもしれない、と旦那と二人でまたお店に戻ります。

合わなかった!交換したい!と言いながらまたプラスチックの容器を持ってレジへ。実はこの容器の中には、様々なサイズの電球が入っていたのです。箱のデザインは全部同じで、一部だけ数字が違っていたのでした。切れた電球も持って行っていたので、各サイズの箱から中身を出してもらい、見比べると320のものが最適だと判明。 ◯をしたところにサイズが書いてあります。先ほどの写真ではそこに全て910と書いてあったのです。しかし、320の在庫は1つだけ。とりあえず返品したい、というと、親切なレジのおばさんは「今サービスデスクは閉まっているから、明日来なさい。いい?明日よ、明日」と教えてくれました。ちょっと待って、次の日は旦那が出張でいない日ではありませんか。…私が一人で行くしかないのか…。

かくして、次の日にサービスデスクへ直行しました。行くまでに大体言うことをまとめていたはずなのに、着いた瞬間に頭が真っ白に。「これ、買った、あ、昨日。合わなかった。返したい。返したい」と最後の方は返したいを連発する危ないお客さんになってしまいました。デスクのお姉さんと、警備のお兄さんが二人して一生懸命聞いてくれ、返品手続きを始めてくれました。「ロシア語は話して書ける?良かった、パスポートは持ってる?大丈夫ね、じゃあここに必要なことを説明するから書いていってね」とかなり丁寧に教えてくれます。私の方も緊張が溶けてきて、警備のお兄さんの冗談に付き合えるくらいにはなってきました。「もしかして昨日きた?合わなかったんだね、あれ」「なんで昨日来たって知ってるんですか?(今思えば初めに言っていました)」「僕はこのお店の古株だからね、そこのお姉さんは新人だから店のことも何もわかっていないけど」ここでお姉さんを見るとすごい形相で睨んでいたので「それには賛成しかねます…」としか言えませんでした。「あなたの想像はあってるわ。(お兄さんに)早く仕事に戻って!」始終こんな感じでした。また、私が一生懸命書類を書いていると、シフトを終えた店員のおじいさんまでやって来ました。「この子日本人??おお、僕と結婚しないかい?」との言葉にすかさずお姉さんが「この子もう結婚しているわよ」とツッコミ。「ええ、もう!?ねえ、日本人と結婚すると日本車が安くなるってほんま?」何その話。「え、初めて聞きました。そもそもロシアでは日本車っていくらくらいなんですか?」と尋ねると、おじいさんは「いや、知らんけど」とのこと。そうこうしているうちに警備のお兄さんは「Здравствуйте って日本語でコンニチハ、でしょ?」「あれ、До свиданья って日本語でなんやっけ」などと邪魔をして来ます。2つ目の質問に「さようなら、だよ」と答えるとお姉さんが「サヨナラ!発音どう?うまい?(お兄さんに向かって)ほら、サヨナラ!仕事に戻りなさいって!サヨナラ!」と早速使い始めました。お兄さんが去ると「как вас зовут?はなんて言うの?」「あなたのお名前はなんですか、ですよ」「アナツ…ごめんなさい、何も聞かなかったことにするわ」…お名前は?だけにしておけば良かったかと少し後悔しました。そこへまた戻ってくるお兄さん。「僕アルメニア出身やねんけど、アルメニア語でこんにちははね、@-&/@@/&って言うんだよ!」ごめんなさい、繰り返すことすらできませんでした。3回聞いてやっと発音できましたが、さすがに忘れてしまいました。コンニチハって発音しやすいのかな?挙げ句の果てにはお姉さんに、モスクワで何をしているのか、質問に答える形でこの私の1年間のことを話していました。

なぜこんなに話していたかと言えば、手続きにかなり時間がかかったからです。書類にも氏名、住所、パスポート番号、パスポートの発行年月日、買った商品名、商品番号、買った日、買ったレジ、そして返品申請日と理由、サインなどを書かなければなりませんでした。それを全てお姉さんがコンピュータへ入力していき、最終的に出力した紙と私の書いた紙、レシートをひとまとめにしてレジへ向かいます。レジには昨日のおばさんもいて「ちゃんと来れたのね!良かった。全て大丈夫になるわよ」と言ってくれました。ついに電球5個分、265p(500円ほど)が返ってきました!手続きの割に少額ですがいい経験になりました。また少しずつ正しい電球を買い揃えていこうと思います。

家に帰ってくると、これは悲劇の始まりでしかなかったことに気がつきました。それについてはまた明日。

Пока!

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