馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

パン作り

Привет!

2度目の寒波がやって来ました。ただいま(午前9時)で外気温-23度だそうです。空は気持ちいいくらい晴れ渡っています。熱を地球に閉じ込めてくれる、雲のありがたみを知りました。

家から駅までが寒くて辛いので、時間ギリギリに家を出て走れば体があったまるのではないかと思いつきました(ちなみに街中で走っている人はびっくりするくらい見かけません)。早速実行したのですが、家を出て5分ほどで何か白いものが視界に入り、足を止めました。位置的にもしかして…大量の白髪?そんなにストレスを貯めていたとは…。よく見るとちょうど息がかかるところの髪の毛が凍って白くなっていました。-20度を下回るのも二回目ともなると、テンションが上がって外で自撮りまでできるようになります。全く凍っている部分が上手く写らなかったので諦めましたが、おかげで今遅刻しそうです(アホ)。

先日、ついにパン作りに挑戦してみました。1週間前から作る日を決め、インターネットでレシピを探し、予定を空けて、買い出しに行き、準備は万端です。初心者なので簡単そうなこちらのレシピを使わせていただきました。パン作りの基本についてはこちらを参照しました。

うちになかったのは、強力粉とイースト菌、くるみです。くるみは見たらわかるので良いとして、イースト菌はこれです。 おそらくАшан(アシャン)へ行けば生きたイースト菌が手に入るらしいのですが、時間がなくてどこのスーパーでも粉物コーナーに置いてあるこちらのドライイーストで作りました。我らが庶民派スーパー、ぺチョーラシュカでは25g入りが9p(18円)です。日本で作ろうとも思ったことがないので分かりませんが、どれくらいするのでしょう?

強力粉は「パン用小麦粉」と書いてあるものを購入。いざ作ります。くるみをつまみつつ、炒っている間に粉の用意をしようと強力粉の袋を開けると、黒い。私の記憶では強力粉は白かったのですが。もしかして、これはパンはパンでも黒パン用か。いや、でも黒パンもパンの端くれならなんとかなるかもしれない、と無駄なポジティブシンキングで作業続行。 材料を捏ねて、一次発酵させます。1時間後できたものがこれ。 泥団子かな。全く膨らんでもいないし、触ったらポロポロ崩れるし、なんやこれ。お湯を足してみましたが、どうにもならず泣きながら捨てました。食べ物は大切に。悔しかったので、その足でスーパーへ行き強力粉を探します。大抵庶民派スーパーの粉物が入っている紙袋はどれか穴が空いているので、中身が白いことを確認し、穴が空いていない商品を見つけ出してレジへ持って行きました。レジのおばさん(顔見知り)に「これで白いパン作れる?大丈夫?」と聞き、やっと買えました。日曜日だったので晩御飯を一部旦那に任せて私はパン作りに没頭。 そう、これ!!こうなる予定だった!!

一次発酵、二次発酵を無事に済ませ(その間に晩御飯も一品作り)、良い感じになってきました。ちゃんとまとまってくれるとすごく楽しい。ちなみに二回目は時間がなかったのでくるみを炒っていません。

卵黄をぬって、焼き上げると… それっぽくなりました。焼きたてのパンを楽しみにしていたのですが、猫舌の私は諦めて少し待つことに。部屋も暖かいし、1時間も待てば良い具合に温かいものが食べられるだろうと思っていると、もう冷めていました。それでも中がきちんとパンになっていて感動です。

次はТворог(トゥボログ)というカッテージチーズのパンやピロシキを作ってみようと思います!

ちなみに左が白い強力粉(хлеб=パンという字が目印)、右が黒パン用の強力粉です。袋の色から気づくべきでした。もし買われるのであれば十分注意してください。

Пока!

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