馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

お花の卸市

Привет!

今、クラスメイトが頻繁に登場するJさんと私だけなので、先生やJさんの都合で開始時間が遅くなったり終了時間が遅くなったりします。基本的には10時-2時の4時間なのですが、この前の火曜日は朝の5時に先生からメールがあり「インソムニア(不眠症)なうだから、今日12時からでいい?」と言われました。しかもこれは2回目です。結局今週はそれ以降先生が病院に行ったり、Jさんの仕事が朝に入ったり、と様々な理由で朝11時からの日が続いています。私がその後に外せない用事があればもちろん「無理」とは言えるようです。

昨日もそんな感じで、友人とお出かけの約束がありましたが日を変えてもらって、11時から3時まで授業を受けるつもりで学校へ行ったら1時をすぎたあたりで「今日英語のレッスンが2時半から入ってたの忘れてた!ごめん今日2時までにする」と先生が突然言いだしました。どれだけ自由やねん。というわけで、すぐに友人に連絡し、予定通りお出かけに行ってきました。結果オーライ!

フラワーアレンジメントができる友人に誘ってもらって行ったのはここ。 メトロオレンジ線Рижская(リジュスカヤ)駅を出て裏側に回ればすぐ見つかります。Рижский Рынок(リジュスカヤ市場)というそのままの名前がついたこの市場は、お花の卸問屋がたくさん集まっています。中に入って見ると結構広く、三列通路がありました。真ん中の通路を通ると野菜やお肉、魚を扱ったお店もありますが、基本はお花屋さんばかりです。 入り口を入ったらこんな感じ。あちこちから"Девушки!(女の子たち!)“と声をかけられます。安くするよ!とか、これ無料であげようか!とかにいちいち反応していたら進めなくなりそうでしたが、友人は強い意志でぐんぐん進んでいて格好よかったです。

ロシアでは日本のコンビニか、というくらい薬局とお花屋さんがあります。特に用事もなかったので行ったことがありませんでしたが、友人によるとかなり高いそうでこの市場の安さに驚いていました。バラはほとんどが一本50p(100円)、今季節のチューリップは一本30p(60円)くらいが相場のようです。 こんなアレンジメントを置いているお花屋さんも多かったです。カラフルで、活気もあり、強い意志があればかなり楽しめると思います。

せっかく来たので何か欲しくなり、一つのチューリップ屋さんの前で足を止めました(途中からどこで買えばいいのか分からなくなってきます)。店番をしていたおばさんはここぞとばかりにいろんな説明をしてきます。幾つ必要か、どれくらいの予算か、何も決めていなかったので「ちょっと待って」というのが精一杯でした。でも考えても分からないのでとりあえず良さそうな、もうブーケになっているものをもらうことに。初めの説明では750p(1500円)だったはずなのに、支払う段になって1000p(2000円)と言われました。ちょっと悔しい思いをしつつも、ロシア語をもっと頑張ろうという気持ちが大きくなりました。

そうやって手に入れたのがこちら。 日本で「花の良さがいまいち分からない」と言われて大喧嘩したこともある旦那も「家の中に色が増えていいね」なんて言っていました。勝った。でも彼が買って帰ってきてくれることはないんだろうなあ。お花が家に飾ってあるのは、心に余裕が出て本当にいいですね。とりあえず早急に花瓶を買ってこようと思います(背が中途半端なコップしかなかった)。季節ごとのお花が飾れたらいいな!

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変わりゆく街

Привет!

ついにやって来た「第2次単語が覚えられない期」真っ只中です。それに加えて一通り勉強した全ての格変化を1ヶ月半の休んでいる間に忘れてしまったようです。よく使う言い回しや言葉の中で変化しているものはすぐに出てくるのですが、他は難しいです。やっぱり映画のセリフを覚える勉強法が私にはあっているのかなあ(映画見たいだけ)。単語をどうやって覚えるのか、オススメの方法などあれば是非教えてください。

そうやって1ヶ月半休んでいる間に、私の記憶以外にも変化がありました。学校が改装したのもそうですが、一番大きかったのは登校路にあったちょっとした商店街が潰れていたことです。かろうじてお店が並んで入っていた建物が壊される前に近くを通ったのですが、ほとんどのお店に「閉店しました」という紙が貼られていました。その中で目を惹いたのは 「閉店しました。もうこれ以上働きません」と書かれた張り紙。閉店しましただけでいいやん。移転しないってこと?どこか二文目が子供っぽく聞こえて笑ってしまいました。

週が明けてその前を通ると、もうドアもなくなっており、中も空でした。 こういう仕事は早いです。そして今はもうこの建物すらショベルカーで壊してしまっています。日本製の洗剤などショーウィンドウに並んでいたり、韓国食品屋さんが入っていたりと見ていて楽しかったので、少しショックです。

もう一つ、最近メトロを使っていて気づいたことがあります。地上からメトロのホームへ下る時に、それはそれは長いエスカレーターを降りるのですが、いつも白い壁を見つめていました。ところが最近、その壁にこんな看板が! どこの駅でエスカレーターに乗ってもこれが貼ってあるのです。下に書いてある文字を読んでみると「広告募集」でした。初めはこの看板に書いてある「トレイドカンパニー」という会社がかなりのお金を持っていて、全部の駅に広告を出せるのかな、と思っていましたがそうではないようです。ということは全然広告枠売れてへんやん。ちなみに、やはりモスクワ中心部の駅や、乗り換えできる駅の方が広告が埋まっている印象でした。学校のあるベラルースカヤ駅の広告の一つ。 映画の宣伝のようなので、おそらくこの赤ちゃんが一家に災いをもたらすホラーなのだと予想しています。めっちゃ怖そう。

しかし、Парк Культуры(パーク・クリトゥーリ)駅だけは近くにあるトレチャコフ美術館や、いろんな美術館の絵画と説明が飾られていました。 しかもこの駅に関しては11月くらいからです。広告を出さないのかな、と一瞬思ったのですが、はたと気づきました。Культуры とはロシア語で「文化」という意味です。「文化公園」の名を冠するこの駅は、きちんと文化を扱っているのかもしれません。そう思うと他の駅にも行ってみたくなりました。もしかしたらここ以外にも広告を出していない駅があるかもしれません。

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看板のないベトナム料理店

Привет!

一年で2月が一番寒いと聞いていたのですが、なぜか最近は暑いです。昨日などは+2度まで上がりました。朝学校へ向かう時は-1度なのに吹雪いていたので前が見えず歩きづらかったものの、昼間には太陽まで出て「春が来た!」とみんなで喜びあいました。おかげさまで今は雪が溶けて、地面がドロドロです。3月になったらずっとこんな感じなのかなあ。

学校が一階に入っている建物は こんな感じのアパート群の中にあるのですが、この中のどこかにベトナム料理のレストランがあるらしいという情報をお友達から聞きました。確かに、他の建物や他の階にはアジア系の人たちが多くすんでいるようで、よくこの敷地内ですれ違います。しかしこの敷地に入るのにも門番さんにパスポートの提示を求められるので、そのレストランに来るのはハードルが高そうです。学校の受付で「9つ目の建物(学校は6つ目です)の8階にある」と教えてもらい、行ってきました。

エレベーターを降りると、 こんなドアしかありません。どこからどう見ても319号室から324号室までの民家の入り口です。横にある三つのチャイムを押すのにもかなりの勇気がいります。どれが正解かもわからないし。これ間違えたら爆発とかしませんよね…?結局左の黒いチャイムを押すとドアの向こうで音楽が流れました。ドアが少し開いて、顔を出したベトナム人の男性に「レストランはここですか」と聞くと「招待客ですか」とロシア語混じりの英語で反対に質問されました。招待客?

「ベトナム料理が食べられるって聞いたんですが…」もう何語で話したら通じたか覚えていませんが、一緒に行った4人がそれぞれなんとかコミュニケーションを取ろうと話すと、何かがわかったらしく「どうぞ!」と通された部屋がこちら。 これだけ見ると普通のレストランみたいです。席に着くなり「大きいお皿は280p(560円)、小さいお皿は150p(300円)です。どちらにしますか?」と聞かれました。そのお皿には何がのっているのでしょうか。面白かったので料理名も聞かず、全員大きいお皿を注文。無料でベトナム茶もつけてくれました。お湯のお代わりも自由だとか。

部屋の中をよく見渡すとベトナム語で書かれた紙が貼ってあったり、玉ねぎを育てていたり、なかなか面白かったです。そうこうしているうちに「鶏肉か牛肉どっちがいいですか」と聞きにきてくれたので、大体の予想がついてきました。出てきたのは… やっぱりフォー。大きいお皿は本当に大きくて、スープから何からとても美味しかったです。出してくれた時に「Facebookにアップする写真を撮っていいですか」と聞かれました。ということはやっぱり宣伝はしているのか。

私達が食べている間にもベトナム人と思われる二人組が3組ほどやってきて、違う部屋(店主が生活していると思われるところ)に通されていました。帰りにちらっと見るとフォー以外のものを食べていたので、次はなんとかして「招待客」になろうと思います。ただ、お会計時にメールアドレスを聞かれたので伝えましたが、まだ何も来ていません。招待客への道のりは遠そうです。それにしても美味しかったなあ。

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スィルニキ

Привет!

今日はバレンタインですね。二月に入った頃からバレンタインの季節だなあとは思っていたのですが、まだ準備には早いかなとぼーっとしていたら当日でした。どうしよう。とりあえずクラスメイトには(板)チョコレートを買いました。ブラックサンダーに匹敵するくらいの一目で分かる義理チョコです。それでもびっくりするくらい喜んでもらえたのでよかった!日本ほど盛り上がっているわけではないとはいえ、学校の受付のお姉さんにバラの花束が届いたり、バラを持っている男性がメトロに乗っていたり、少し非日常を感じることができます。ロシアではバレンタインより23日の「男性の日」の方が盛り上がるそうです。今日は恋人にちょっとお花を渡したりするだけだとか。そんな中、授業中に先生のケータイが鳴りました。ちょっと画面を見て「元カレからバレンタインおめでとうって花束のスタンプが届いた…」とつぶやいていました。男女間はよくわかりません。

今日は旦那に何も作れなかったせめてもの罪滅ぼしとして、ロシア家庭のお菓子のレシピを紹介します(一応スリッパはあげました)。その名もスィルニキ。сыр(スィル)はチーズのことです。チーズやバターなどの乳製品が豊富なロシアでは、スィルニキが簡単に作れるチーズ、творог(トゥボログ)がどこのスーパーでも手に入ります。 写っているのは全部トゥボログです。上の方はかなり無造作に置かれていますね。日本ではカッテージチーズで作るといいそうです。このトゥボログですが、学校でも休み時間に先生がそのまま食べていたり、道端で自作のものが売られていたりと、ロシア人のソウルフードのようなので前からかなり気になっていました。先生のようにそのまま食べる勇気がなくなんとか調理できないかと考えていたところ、スィルニキの存在を知り、早速作ってみました。

いざ買おうとスーパーへ行くと、どこのメーカーのスィルニキも"1.8%“ "9%"の2種類が置いてあります。どっちがいいかわからない…。とりあえず1.8%を使いました。

作り方は簡単です。

トゥボログ(カッテージチーズ)180g、砂糖50g、溶き卵1つ、小麦粉大さじ3、ベーキングパウダー小さじ1/2、レモン汁大さじ1を用意します(お好みでくるみやレーズンも合うそうです)。

①ボウルにトゥボログ、卵、砂糖を入れ、チーズをつぶしながら混ぜ、混ざったら小麦粉、レモン汁、ベーキングパウダーを入れて混ぜます。

②フライパンにサラダ油を熱し、①をスプーンなどで落とし入れます(余裕があれば形を作るといいかも)。

③両面焼き色がつくまで焼きます。

④お好みでジャムと一緒に食べます。

私はラズベリーのジャムと一緒に食べましたが、旦那はそのままで食べていました。お菓子ですが、すぐ作れるので朝ごはんなどにぴったりです。チーズは少し多めでもいいですよ!

1.8%で焼くときに少し広がったので、今度は9%で再挑戦しようと思います。

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日本の図書館

Привет!

平日は学校を頑張ったので、休日は好きな人たちと過ごそうとお家にお呼ばれしたり、反対にお呼びしたりしているうちにもう月曜日になってしまいました。光陰矢の如し。そして今、宿題が中途半端のまま学校に向かっています。今週の目標は「やるべきことを先にやる」に決定しました。今週の、というよりむしろ人生のテーマです。ちょっとずつ悪いところは直していこう。

こちらに来てから色々な方と出会いましたが、最近仲良くなった方が「ジャパンクラブの図書館で働いている」とおっしゃっていました。日本語の本はいくつか持って来ていますし、好きな映画のDVDもちゃんと揃えて来ましたが、やはり「図書館」に行きたい!とお邪魔してきました。本屋さんに行けば本には囲まれるけど、並んでいる題名の中で知っている単語を10個見つけられたらいい方なのです。そして「読みたい」と心惹かれる本に出会えない(読めないので)。

そもそもジャパンクラブとは「日本とロシア、両国間の経済活動の活性化、交流促進、ロシア在住邦人の日常生活支援を目 的とし、活動」を行なっている組織で、法人会員(189社)と個人会員が登録しているそうです(HPより)。その組織の事務所に併設されている図書館なので、会員の企業に属する家族であれば利用できます。 少し広めの部屋の3方を囲むように本棚が置かれ、本と映画(邦画も洋画も)が並んでいました。本も小説(推理、歴史、文芸など)からエッセー、旅行書、児童書、幼児本、バレエなどの本、料理本、漫画まで揃っていて感動します。古い本ばかりではなく、比較的新しい本もあるように思いました。何より読みたかった本が!見返したかった映画が!!と心が踊ります。嬉しい。また、帰任される方が置いて行ってくださった本などが被ると置かれる、ここからは好きに持って帰ってもいいよ、というコーナーまであります。掘り出し物があるかもしれません。

奥にあるDVDコーナーには、ブルーレイもあります。ドラマやバラエティ番組のDVDまで。一番奥はロシア文学のコーナーでした。新訳で読みやすい方がおいてあります。

本もDVDも3週間借りることができます。3週間で読みきれない、見切れないほど借りていい量も多かったです。入っている建物の受付を通るために予約が必要ですが、先ほどのHPからできます。

場所は、メトロПроспект Вернадского(プロスペクト ベルナーツカバ)駅から616番バスで7分ほど、Улица Академика Пилюгина д22というバス停(長い)で降りた目の前の門を入ったところ。門番さんに「どこ行くん 」と聞かれますが「японский клуб」と言えば通じました。建物の受付の人にも同じように言えば、ジャパンクラブへ繋いでくれます。

少し大変ですが、行く価値はあります!是非! 私が借りたのはこちら。 どの本を選ぶかでその人の人となりが垣間見える気がしますね。

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お誕生日ケーキ

Привет!

なんとか週末まで来ました。この1週間は学校が始まったこともあり、日々しなければならないことをこなしていると気がつけばあっという間に平日が過ぎてしまいました。でも1週間前のことを思い出すと「あれからまだ1週間!?」と思うので、時間の感覚がおかしくなりそうです。

ロシア語の学校が始まると、家で簡単なロシア語(何してるの?とか)を旦那に向かって使ってしまうのですが、私の発音が悪いのか全然理解してもらえない上にそろそろ鬱陶しがられてきました。めげません。

実は、昨日書いたレストランに行ったメンバーの中に2人も1週間前後に誕生日の方がおられたので、何かお祝いをしたいと計画を立てていました。昨日のレストラン「China Club」のHPに予約フォームがあったので、送ってみます。自分でやってみたかったので、ロシア語の先生に「誕生日のお祝いをしたいんやけど、なんて書いたらいい?」と聞いて教えてもらいます。 この時点で自分で出来ていないことは置いておいて、英語でもロシア語でも丁寧にいう時は過去形にするんだなあと新しい発見をしました。

予約フォームに全部入力して、いざ送信!…エラー。入力した電話番号が違います、などと言われるのですが、私の電話番号なんで知ってんねん。何度確認しても合ってるし。諦めて、最終兵器の旦那に相談しました。すると彼は「電話したろか?」と余裕の表情。お願いすることにしました(結局何も出来ていない)。横で電話を聞いていると「予約者の電話番号は、090…」などと言い始めました。半年前に解約した日本の番号やんそれ。案の定「おそらくロシアの番号ではないと思います」と言われています(モスクワの番号は大抵+7か8から始まります)。私の要望が多かったので、全部伝えようと結構緊張していたようです。ごめんなさい。相手も日本語を少し知っている人だったようで、私の下の名前(日本ではよくある名前)を伝えると「◯◯san」で予約してくれました。それレストランで自分で伝えるの恥ずかしい…。

誕生日ではないお友達にもたくさん協力していただき、当日。お手洗いに行くついでにケーキを出してもらうよう店員さんにお願いしました。テーブルに戻っていると「ケーキはあと1分待ってください」と結構大きめの声で伝えに来る店員さん。慌てて「秘密」のジェスチャーをすると、それまでにこやかだった表情が一瞬「あ」という顔になり、すぐに真顔になって戻って行きました。別に真顔にならなくても。あまり表情が変わらないロシア人の意外な一面が見えて面白かったです。

そして来たケーキはかなり大きく、ちゃんとろうそくとプレートも付いていました。テーブルに到着すると真ん中に刺さっている筒に火をつけ…すごい勢いで花火が吹き上がりました。あっけにとられる私たち。キッチンの方からも拍手が聞こえて、いいレストランだなあと感じました。記念写真を撮って、火を消してもらうとすぐにケーキを下げてきちんと切り分けて出してくれます。5等分して、少し食べましたが全然減りません。 お持ち帰りにしてもこの量(奥にあるのはちょっと大きめのスプーンです)。 このケーキは、ナポレオンケーキというロシアの伝統的なケーキで、ミルフィーユのようにパイ生地が何層にもなっており、間にカスタードが入っています。どんなお店でも食べられますが、結構甘くて重いのです。ところがここのケーキはこれまで食べた中で一番美味しいナポレオンケーキでした。

とりあえず、サプライズが成功してよかったです!楽しかった!

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レストラン "China Club"

Привет!

昨日から少し暖かくなりました!-10度を上回ればスカートが履ける、というのが持論でしたが、-15度までハードルが下がりました。ヒートテックの上にストッキングを組み合わせれば大丈夫です。昨日は少し暖かかったことが嬉しくなり、ワンピースを着てみました。いつもパンツルックの私がスカートだったことが珍しかったのか、先生や友達から「今日なんかあるん?」と聞かれます。スカートくらい普通に履かせて。

確かに昨日はまるっきり平日だったわけではありませんでした。語学学校の後にいつも本当にお世話になっているお友達4人でランチをする約束があったのです。場所はそのうちのお一人に教えてもらったレストラン「China Club」でした。 お店はこんな感じ(HPです)。めっちゃ高級そうで洋風な内装に怖気付いてワンピースを着たのでした。学校に新しく来た日本人のかたも誘い、学校の近くにあるお店に向かいます。駅とは反対側に歩いて7分くらいなので、メトロ・ベラルースカヤの駅からであれば15分くらいかかるでしょうか。この記事で書いたショッピングセンターのすぐそばでした。 ドアを開けるとシャンデリアと仏像が出迎えてくれます。シャンデリアが反射して仏像がうまく撮れません。和洋折衷(中庸、じゃなかった中洋折衷かも)にもほどがあるな…と思いつつ、中へ。

一律750p(1500円ほど)でビジネスランチが食べられます。店員さんも英語が通じるし、メニューにはきちんとロシア語と英語が併記されていたのですが、一つ目から「Beijing Duck(北京ダック)」の文字が。二つ目の「うなぎときゅうりの巻き寿司」も気になりますが、北京ダック以外のことは考えられません。そもそも巻き寿司って中華料理だっけ。色々なレストランのレモネードを飲み歩いている私は迷うことなくドリンクにレモネードを選びました。

まず初めにパンとスープがきました。 豪華なテーブルの上。黒パンと普通のパンがどちらも盛られています。スープはココナッツミルクのスープで、震えるほど美味しかったです。春雨とトマトと鶏肉が入っていたにもかかわらず。そして結構な量がありました。パンとスープで普通にお腹がいっぱいになりそうです。

食べ終わった頃を見計らってメインが出て来ました。 魚のグラタンだそうです。店員さんの「お皿が熱いので気をつけてね」という言葉がロシア語か英語か分からないほど私が考えこんでいたことは「北京ダックは???」でした。あの皮がパリッとした、甘辛いタレについたダックは?

お友達の「ココナッツミルクと北京ダック、ってメニューに書いていなかった?」という言葉で我に返りました。ということは、さっきの美味しいスープに入っていた鶏肉が北京ダックだったのです。久しぶりにタイムマシンが欲しくなりました。もっと味わって食べれば良かった。あ、白身魚のグラタンはとても美味しかったです。モスクワはあまりシーフードが食べられないので、あの美味しい白身魚の種類を次に行った時は聞いてみようと思います。そして、今度から隅々までメニューを読んでから注文することにします。

それにしても私たちのテーブルを担当してくれた人をはじめ、全員が素晴らしいサービスをしてくれ、非日常感を味わうにはとっておきの場所です。個室もあるようでした。そしてこの後メインイベントがあるのですが、それはまた明日。

Пока!

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