馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

エレベーター

Привет!

今日も秋晴れが続いています!が、天気予報を見ると明日から陰鬱とした曇りが続くようなので、今日のうちにビタミンDをチャージしておこうと思います。ついでに気温も二桁になるのは今日が最後…。ロシアの人に「秋の始まりだね!」と言われました。なるほどな。2度目の冬、去年よりも楽しめるようにがんばります。

さて、うちのマンションにはエレベーターが二つ付いています。荷物搬送用のような大きなものと、人が5人ほど入れそうな小さなもの。1週間ほど前に、1Fのエレベーターホールで待っていると、管理人さんが「今小さい方が壊れているから、ちょっと時間がかかるかもしれない、ごめんね」と言ってきました。私は急いでいなかったので、別にいいですよーと答えたのですが、私の横で待っていたお兄さんが「え、俺の家15Fなんだけど歩いて上がった方が早いですかね?階段で行きます」とだけ言い残して去ろうとするのを、もうすぐエレベーターが来ることがわかったので管理人さんと二人して止めるということがありました。そのあと旦那が帰ってきた時にはエレベーターが動いていたそうなので、ロシアにしては仕事が速いなあ、と思っていました。

その5日後までは。

その日、スーパーでのお買い物を終えて、上へのエレベーターを待っていました。先に来たのは小さい方。なぜか急いでいたおばさんと二人で乗り込み、彼女が3Fで降りるのを見送った直後でした。ガンッと強い音がしてエレベーター内の電気が消え、止まってしまいました。すぐ照明はつきましたが、階数の表示は消えてしまいました。 こんな風に。

照明がついていたのが唯一の救いでしたが、もうパニックです。とりあえずエレベーター内のボタンを押してみるも全く反応しません。色の違うベルマークがついたボタンがあったので、とりあえず長押ししてみました。

「どうしましたか?」という声がどこからか聞こえてきます。しかし、パニックに陥った私はエレベーターという単語をど忘れして(正解は「リフト」です)、「助けてください」しか言えませんでした。向こうからも「もっと大きい声で話してください」とか他にも色々と言われましたが、スピーカーから聞こえる外国語ってなんであんなに理解できないのでしょう。結局一回スピーカーを切られてしまい、10分ほど立ってから(その間に文を脳内で作ってから)、もう一度ボタンを押しました。 最近「動作動詞」を勉強しているので、「動作」という単語はすぐ出てきました。そこで「エレベーターが動作しません。おそらく3Fか4Fあたりにいると思います。助けてください」と言ってみました。向こうからの返事は「普通に喋ってください」ええええ…。

それから20分くらい動かないエレベーターで待っていました。一度照明が消えて「もう助からないんだ…」と思うことがありつつも(短絡すぎる)、突然スピーカーからまた声が聞こえました。「あと少しで助けがいきますのでもう少し待っててくださいね」ついに!!!

そして本当に2、3分すると、エレベーターが下がり始めました。1Fについてドアが開きます。業者さんと管理人さんが「あ、一人乗ってたんだ」と言いました。え、私は誰と話してたの?しかも私がエレベーターから降りようとすると、業者さんに「いや、そのエレベーターで目的の階まで行って!」とまたエレベーターに押し込まれます。しかしボタンを押しても反応しないことを伝えると、やっともう1つの大きいエレベーターに乗ることを許可してくれました。

エレベーターに閉じ込められたのは人生初でしたが、ああ、もっとロシア語を勉強しなければと思わされました。慣れて油断した頃にトラブルが来るなあ。みなさんも気をつけてくださいね。

Пока!

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