馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

肉まん屋さん

Привет!

やっと金曜日です!母が来ていた2週間は語学学校をお休みしていたのですが、戻って来ると違う先生になっていました。前から顔も名前も知っている先生だったのですが、先生も一年近くいる私のことを知っていたようで、自己紹介を求められませんでした。そんな先生がこの前「悲しいニュース。今年はモスクワに夏が来ないんやって。最高でも25度で、それ以上は上がらないらしい。ウラル山脈より東は暑くて、シベリアなんか40度近くあるらしいわ」と教えてくれました。シベリア40度って。イメージめっちゃ変わるやん。

そろそろブログの名前を変えた方が良いのではないか、と思われるくらいモスクワから離れていましたが、今日からしばらくはモスクワのことを書きますよ!レストラン情報と観光地情報、ロシア語や文化の話などをバランスよく書きたいと思っているので、またお付き合いよろしくお願いします。

さて、そんなモスクワに帰って来た第一回目の更新は、肉まん(豚まん?)の話です!全然ロシアっぽくないですね! 実はモスクワ在住の方の間では有名なのだそうです。お店の名前はПян-се(ピャンセ)。ロシア語で何か意味があるのかと思ったのですが、調べても出て来ません。ちなみに店名の横に書いてあるハングルを韓国語が話せる友達に読んでもらうと「ピョンス」とのことでした。思わず「意味は?肉まん?」と訪ねたのですが、返事は「こんな単語はない。おそらくこのロシア語の音だけを聞いた当て字ではないか」とのことだったので、調べてみました。エヴェン語(ヤクーツクやオホーツク海沿岸、カムチャッカに住む少数民族の言葉)を語源とする、韓国語のサハリン(樺太)方言だそうです。…少し私には情報量が多すぎた気がします。

噂はよく聞いていたのですが、たまたま母と前を通りかかったので立ち寄ってもらうことにしました。赤線библиотека и.м. Ленина(ビブリオテーカ・イメニ・レーニナ)駅を出たところ、駅の名前にもなっているレーニン図書館の向かいです。大通りに面していますが、入り口が小さいので見落としがちになります。気をつけてくださいね。

様々なセットもありましたが、小腹が空いているくらいだったのでオーソドックスなものを注文します。クラシーチェスキー(クラシック、という意味です)には豚肉、牛肉、キャベツが入っていました。ちなみに他には「キムチ味」…キャベツの代わりにキムチが入っているもの。「鮭入り」…鮭とマッシュルーム入り。「ベジタリアン用」…アスパラガス、人参、キャベツ、果皮(?)入りのもの、の種類があります。ちょっと鮭入りが気になりました。

店内には蒸篭がたくさん積んであって、それぞれに一種類ずつ入っているようでした。注文するとお兄さんが蒸篭から出して包んでくれます。 二人で1つにしましたが、小腹が空いているくらいの私たちには十分でした。片手を広げたくらいあるのです。想像していたよりも大きくて、満足でした。これで200p。肝心の味は、本当に素晴らしかったです!外の皮はふわふわ、中の具も味がしっかりついていて食べ終わるのが勿体無いくらいでした。

店内はそれほど広くないどころか2席しかありませんが、これからの季節、少し肌寒い時などに食べながら歩いても良いかもしれません。リピート決定です。

つい先日も旦那と出かけた時にたまたま別店舗の前を通りかかりました。緑線のкузнецкий мост(クズネツキー・モスト)駅を出て、左手の高架下です。 旦那にその美味しさを必死でプレゼンし、買うことに。彼は初めてだったのでまたクラシックの肉まんです。ここも店内には椅子が3つしかありませんでした。一口食べた旦那いわく、551の蓬莱を思い出すくらい美味しい!とのことでした。

今度は彼はキムチに、私はサーモン入りに挑戦したいです!

Пока!

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