馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

冬の動物園

Привет!

学校からの帰り道、前からジャガイモが大量に転がってきました。 慌てていくつか拾って(危うく足で止めそうになりました)、持ち主を探していると前からお兄さんが走ってジャガイモを迎えにきました。私の周りの人々も拾っていたので一人一人にお礼と謝罪を言いながら受け取って行く姿を見て、なぜか「春やなあ」と感じてしまいました。こんなドラマみたいなことが本当にあるんですね。

夏に一度行ったことがあった動物園にも友人と行きました。 この記事で書いた動物園。この時(9月)も結構檻に動物はいませんでしたが、 いやいやいや、ここはなんや。檻の展示会か。びっくりするくらい動物がいません。ネタとしては面白かったのですが、動物園が好きな友人はずっと突っ込んでいました。前回書いた記事の最後で「次は動物特集ができますように」と言いましたが、夢のまた夢です。

時々こうやって「冬の間は外に出していませんよー」という表示が貼ってありますが、じゃあ貼ってないところはどうしたんや。

ちなみにこの動物園内では二箇所でシロクマが飼育されています。夏にはやる気のなかったシロクマも、今(冬のモスクワ)では本領発揮しているだろうと行くと、一つ目ではまさかのシロクマプールが改装中。動物園としてのやる気は…?

もう一つのプールではシロクマたちが仲良く遊んでいました。やっと見れたね、とガラス越しに眺めていると、私たちの横にいた動物園スタッフのコートを着たおばさんが、おもむろに手に持っていたバケツの中の人参をガラスの向こうへ投げ入れ始めました。餌のやり方、ほんまにそれ??あってる?よく見ていると、ケフィール(ヨーグルトより酸っぱい乳製品)も牛乳パックのまま投げ入れられていました。シロクマたちは牛乳パックに噛み付いて穴を開け、ちょっとずつ出しながら飲んでいます。賢い。

めちゃくちゃ寒そうなニホンザル(温泉を作ってあげて…)などを横目に見ながら、ふれあいコーナーの方へ進みます。前回時間がなく行かなかったので、ワクワクしながら歩いて行くと どーん。…私の思っているふれあいコーナーと違うんですが、寒いからですか。動物がかわいそうだから?もうちょっとオープンなスペースのイメージでした。でもドアに「中へどうぞ」と書いてあるので勇気を振り絞ってドアを開けます。お客さんいるかな…。

ドアを開けて目に入った光景は もしかして馬小屋ですか。奥に係のお姉さん2人が談笑していました。私たちが入っても何もしないので、勝手に触ってもいいのだろうと、ふれあいを始めました。私は動物の毛はアレルギーがあるので触れず、動物と友人の写真を撮ることに徹しました。うさぎ、モルモット、猫が自由に歩いていました。猫はふわふわだったそうです。

見るからにふわふわです。また、日本のふれあいコーナーとは違って、手を洗う場所がないのでウェットティッシュなどを持って行く事を強くお勧めします。

平日の昼間だというのに、男性二人組が多く園内を歩いていて、いろんな疑問が頭をよぎりつつ、園を後にしました。今年の夏にもう一回行ってみようかな。何も変わっていないかもしれませんが。

Пока!

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カフェ・プーシキン

Привет!

三月もあと少しということで、もう一年の四分の一が過ぎるという事実に震えています。ちなみにコートはいつまで着ればいいですか。

ずっと行ってみたかった憧れの(かなりお高めの)レストランへも「友人に体験してもらう」というのを口実に行ってきました! こんな内装ですよ。特別なことがないとなかなか行けません。地下鉄プーシキンスカヤ、チェーホフスカヤ、トベルスカヤの三駅が合流しているプーシキン広場から、プーシキン像に背を向けて(プーシキンのゲシュタルト崩壊)2分ほど歩くとあります。内装に比べて入り口が質素なので一瞬わかりません。 こんな小さな看板が出ているだけです。 重いドアを開けると、警備員に「先に地下で上着を預けてください」と言われました。このクロークがまたロウソクの灯りしかないのではというくらい暗く、中世のお城(の地下牢)感が出ています。

クロークの預け札までオシャレ。 席に着くとメニューがおかれました。皮の重厚感がありますが、中身も同じくらい重い値段がついていました。ビーフストロガノフ一品で1500pか…!ただ、私たちの目当てのビジネスランチのメニューがついていません。ここへ昼間に来たのも、ビジネスランチであれば手が出そうだと聞いたからなので、恥をしのんで「ビジネスランチ用のメニューはありますか」と聞いてみました。もちろん、とかっこいいお兄さんが微笑んで持って来てくれたメニューをみると「二品で630p、三品で930p、パンと紅茶かコーヒー付き」と書いてありました。これです。メニューが英語とフランス語表記しかなかったのですが、これが高級たる所以でしょうか。

せっかくなので三品を頼むことにしました。サラダとスープ、そしてメインです。 早速来ました。下が私のブリヌィ、上が友人のオリビエサラダなのですが、なんだこのオリビエサラダの盛り付けは…!味もさることながら、こんなにオシャレなオリビエサラダは初めてみました。ブリヌィは黒パンの粉で作っているのか色がいつもと違います。そしてサーモンの量。友人はこちらに来て1週間ほどで「もうブリヌィは見たくない」というほど食べていたので、私のことを信じられないという顔で見ていました。

そしてスープ。 ボルシチです。ボルシチも嫌という程食べさせてしまった気がしますが、店によって味が違うので楽しんでもらえたようです。私はチキンスープ(麺入り)にしたのですが、スプーンのみで麺を(上品に)食べるという無理難題に直面する羽目になりました。お箸をください。

そしてメイン! 私のはチキンの周りにクルトンをつけて焼いたようなもの(フランス語だったので名前を忘れました)。実は結構なボリュームがあります。私は絶対ロシアに来てからジャガイモで太りました。

また、時々持って来てくれるパンが美味しくてお腹いっぱいになります。店員さんがカゴに入ったパンを見せてくれて、選ぶ形式なのですが、パンの種類を聞くつもりで「これは何?」と聞くと「パンだよ」とニヤッとしながら言われました。お茶目。フランスパンと黒パンと玉ねぎパンがあるのですが、玉ねぎパンはかなり美味しいです。美味しいとアピールしすぎて、食べ終わるとすぐに「玉ねぎパンいる?」と聞かれるようになりました。

そして友人のメインは ビーフストロガノフ。想像と違いすぎてちょっと友人が戸惑っていましたが、こちらのビーフストロガノフはこんな感じです。真ん中のマッシュポテトタワーを目の前で作ってくれるのですが、一見の価値ありです。思わず感嘆の声が出てしまいました。いいお客さんだったことでしょう。

お会計を済ませてから二階に上がってもいいか聞いてみました。実はここは二階建てで、夕食時になると一階と二階で値段が変わるのだそうです(二階の方がお高め)。ちなみにこの記事の一番初めに載せた写真は二階のものです。 ここは本当にレストランかしら。写真を撮っているといかに自分がミーハーかを感じてしまい、さっと写してそそくさと一階へ下りました。30年後くらいに堂々と二階で食事をしたいです。

デザートも美味しそうでした!またいつか行きたいな。

Пока!

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クレムリン

Привет!

ここ最近目覚めると窓から青空が見えていたのですが(真冬の日の出時間が嘘かと思うくらい6時ごろから明るくなってきます)、今日は久々に曇り空です。家でゆっくりすることに決めました。

友人が来たからモスクワ観光しよう企画の一環として、クレムリンにも行きました。ここもかなり並ぶと聞いていたので平日の昼間を選んだら拍子抜けするくらい並びませんでした。冬だからかな。メトロАлександровский сад(アレクサンドロフスキー サード)からすぐです。チケット売り場は最近新しくなったのか、かなり派手な建物の中でした。 入り口でもらった地図です。ちなみに入場料は500pでした。これで武器庫、ダイヤモンド庫以外は入れます。武器庫やダイアモンド庫のチケットは中で買うように言われました。

入り口はチケット売り場を出て右手にある階段を上った先です。さすが政治の中心地、ボディチェックを受けて中に入ります。 クレムリンへの入り口、トロイツカヤ塔。かなり混んでいるというほどではありませんでしたが(並んでいないし)、まあまあ人がいました。

一番初めに載せた地図の中心にある広場は聖堂広場と呼ばれ、周りには聖堂や教会が4つほど集まっています。大統領がいるところにこんなに聖堂が集まっているのは、なかなか日本では考えられません。 途中から今どこで何を見ているのかわからなくなって来ました。上の写真で目の前に見えているのがクレムリンの中心に立つ「ウスペンスキー大聖堂」です。中は基本撮影禁止だったので写真はありませんが、内部も金ピカでした。ナポレオン軍から取り返した300kgの金と5トンの銀で作ったシャンデリアらしいです。

続いてブラゴヴェチェンスキー聖堂。 どーん。ここもイコン画が壁一面に描かれています。圧倒されました。

もう一つ、写真に残すのを忘れたアルハンゲルスキー聖堂もあります。どの聖堂も教会も入り口が一瞬わからない時がありますが、周りをくるくる回ってドアを一つずつ開けてみるといつか正解にたどり着くので頑張ってください(おそらく夏は行列ができているらしいのですぐ分かると思います)。

途中から聖堂に飽きてきた私たちは、入り口を探しているうちに見つけた聖堂や教会の裏側で誰が一番かっこいい写真を撮れるか勝負に移りました。そんな楽しみ方もできます。ちなみに写真はウスペンスキー大聖堂の裏側です。

聖堂広場の外には大砲が。 1586年に作られたこの大砲は当時世界最大の口径だったそうですが、一度も使われていません。前に置かれた弾は飾りですが、一つ1トンもするとのこと。この前ではロシア人少年が大変興奮されていました。

もう一つ有名なのがこちら。 鐘です。世界最大で200トンもあるのだそうですが、実はこちら未完成。鋳造中に火災が発生し、誰かが慌てて鐘にまで水をかけてしまったため、ヒビが入り一部が欠け落ちてしまったのだそう。おっちょこちょいか。ちなみにこの下に置いてある欠けた部分だけで11トンあります。この前が一番人が集まって記念撮影をしていました。私達も遠巻きに鐘をカメラに収めていたら、ロシア人おばさんにカメラを奪い取られ「ほら、そこにならんで!あなたはこっち、そうそれでいいわ」と半ば無理矢理に記念撮影しました。その後もいろんなグループに声をかけて撮っていたので、係員の人だったのでしょうか。

武器庫も入ったのですが、ダイヤモンド庫にいつか行った時にまたレポートします!一つ言うなら「改名したほうがいい」です。5月ごろに投稿予定です、お楽しみに!

Пока!

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プーシキン美術館

Привет!

今日は家の近くの木に大きな蕾が付いているのを発見しました。もう春です。

モスクワに来てすぐにトレチャコフ美術館へは行ったのですが(その時の記事はこちら)、プーシキン美術館へは行ったことがありませんでした。聖ハリストス聖堂の斜め前くらいにあるこの美術館には、ロシアの画家よりもヨーロッパの有名な画家の絵が多く展示されています。 かつてラファエロ展が開かれていた時に前を通るとすごい行列が通りにまで伸びていたので、用心して朝から行きました。

「ロシアに来てから行列見てないから信じがたいんやけど」という友人を引っ張ってプーシキン美術館へ行くとスムーズに入れます。ちょっと拍子抜けしながら見学開始。友人の目当てはマティスの「金魚」です。 入ったら急に日本語が見えて驚きました。おそらく期間限定で森村泰昌展を開催していたようです。これ以降、泰昌さんとは至る場所で出会うことになります。

きちんと調べずに入ってしまったのですが、私たちが訪れたのは本館の方でした。ここはこんな 素敵な内装です。一つくらい彫刻をうちの玄関に置きたいなあ。ところで、前から薄々感じていましたが、ロシアの美術館や博物館は正しい順路がないのではないかと思います。ちゃんと見ているはずが行き止まりになって来た道を戻ることが多々あります。

入り口でもらった地図を見ながらゆっくりエジプトの部屋から進んで行きましたが、あまりにも広いのでマティスを探して早足で進みました。レンブラントのような中世の絵はありますが、近代の絵はありません。若干迷いながら彫刻の部屋を通り抜け、豪華な階段を上ったり降りたりし、 見つからないので「マティスの絵は」と係員に聞くことに。

「それなら別館よ」と言われてしまいました。別館は本館を出て右にあります(聖ハリストス聖堂に近い方)。この日は学生が無料の日だったため、若い人達で入り口がごった返していました。ちなみにチケットは別料金です。中に入ると「もうこれしかないの」と中国語の案内をもらいました。画家の名前が漢字で書いてあってもわかるか!と思いましたが、幸運にも友人が中国語を使いこなせる子だったので助かりました。

ここでは画家ごとに部屋が分かれているので、マティスの部屋へ真っ先に向かいました。中に入っても「金魚」は見当たりません。そんなに広くない部屋を3周くらいして、係員に聞いてみることに。「あーマティスの金魚はね、今パリの展覧会に出張中なの」…友人が横で目に見えて落胆しています。調べれば良かったね。

ただ、新館の方にはピカソもゴッホとゴーギャン(同じ部屋でした)も置いてあって、目で見て楽しめます。 美術館一押しのルノワール。

泰昌さんの自画像展がこちらでもやっていました。ちょっと…私には理解できない世界でした。友人はそのあと、お土産物屋さんでこれでもかと「金魚」モチーフのグッズを購入していたので、またぜひモスクワに来て欲しいです。

皆さんもお目当の絵があるときは前もって調べましょう!ちなみに入場料はどちらも300p(600円)です。

Пока!

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サンクトペテルブルクでトラブル

Привет!

もう春やん!と日本の春の感じで家を出て来たら肌寒くて後悔しています。春って言っても3度だった…。服を選ぶ時だけセントラルヒーティング切れないかな。

毎日色々なところへ出かけ、本当に充実した2週間でしたが、一度だけロシアに来てから最大のトラブルに遭ってしまいました。その話だけ先に書いてしまおうと思います。注意喚起も兼ねて。

友人が来るということで、まだ行っていなかったサンクトペテルブルクへ3泊4日で旅行をしようということに。もちろん旦那も一緒に3人です。あの有名なエルミタージュ美術館をしっかり見ようということで、インターネットで2日券を買っていました。旅行の中2日はエルミタージュに当てる予定です。

エルミタージュは本当に大きくて、どこからへ入るべきか一瞬わかりません。中国人団体がいたので、真っ先にそこへ向かったのですが、そこは団体専用の入り口でした。そこに貼ってあった「インターネットで予約をした人は右の入り口から」という言葉を信じて右のほうへ歩いて行きす。それらしき入り口を発見したものの、ちょっと奥まっていたので躊躇していると、急にロシア人に「こっちだよ!」と声をかけられました。「あ、やっぱりここじゃないのか」と歩き始めると声をかけて来たロシア人が「マトリョーシカ買わない?安くするよ。このカレンダーはどう?」としつこく付いてきました。途中からはもう1人増えて両方からかなり話しかけられます。肩に手を置かれるなどもされ、嫌な気分になってきたので、旦那が「いらんって言ってるやろ」と語気を強めると、もう二、三回何かを言ってから離れて行きました。 エルミタージュの横にあるこんな入り口の博物館(?)の前まで来てしまいました。やっぱりさっきの入り口かな、と3人で戻ろうとすると、旦那が肩から斜めにかけていた鞄から手帳が落ちました。…鞄が開けられています。慌てて中を見ると、お財布だけ抜き取られていました。

とりあえずさっきの人たちを探しましたが、車で逃走したのか見当たりません。そこからは時間との戦いです。使われる前にカードを止めなければと必死に電話をかけました。携帯料金を入れ忘れていたので、街中で携帯電話会社を探してお金をいれ、その場でなんとか全て使われる前に対処できました。

それから警察へ行かねばなりません。Googleマップで近くの警察署を調べ、向かうと「移転しました」。祝日(女性の日)だったこともあってか、街中にも全然警官がおらず警察署も見つかりません。近くのホテルに駆け込んで助けを求めました。一番近い警察署の電話番号をもらってかけても応答しません。結局ロシアの110番(ロシアでは112番)に電話をし、対応してもらえました。今泊まっているホテルに事情聴取に行くから、と言われたのでホテルに向かう道中、電話がかかって来ました。「やっぱりこの住所の警察署に来てください」とのこと。調べると車で20分ほどかかります。タクシーでなんとか到着すると、旦那だけ事情聴取のために連れて行かれてしまいました。

残された私と友人は入り口にかろうじて置いてあったベンチに座って40分くらい待ちぼうけです。ちょうど女性の日だったので、どこかでデモに参加したと思しき女性たちが連行されて来ました。テレビの取材をしているような男性も一緒に来て警察と口論しながら撮影をしていました。…なんか変なタイミングで来てしまったようです。しばらくして無事に証明書を持った旦那が帰って来ました。

それから1週間もしないうちにロシアの銀行口座カードは届いたので今は普通に暮らしています。

もともとサンクトペテルブルクはスリが多いと聞いていたのですが、本当に起こるとはびっくりしました。今回の教訓:誰かに絡まれたら鞄から目を離さずにできるだけ早く逃げること。また、エルミタージュのチケットは、インターネットで購入しても印刷をしていたら普通の正面玄関から全く並ばずに入れます。

皆さんも気をつけてくださいね!

Пока!

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再開します!

Привет!

昨日まで日本から友人が来てくれていたので、2週間遊び倒しました。初めての来露に張り切っていたので、現在絶賛燃え尽き症候群です。

彼女は「極寒の地」を体験しに来たはずが、春をスーツケースに入れていたようで、彼女が来た日からモスクワではどんどん雪が溶けていきました。気温もマイナスになることはほとんどなく、最高気温に至っては6〜8度の日々です。コートを着ているとむしろ暑く感じます。友人が帰ってしまった寂しさを、これからの輝かしい季節に思いを馳せて乗り越えたいと思います。

ただ、現在モスクワは雪が覆い隠していたゴミなどがどんどん表に出て来てお世辞にも綺麗な状態とは言えません。風が吹けば土埃が舞います。かろうじて残っていた「雪だったもの」も黒くなってしまいました。草木が芽吹くまではもう少し時間がかかるようなので、もう少しこの景色の中で暮らさなくてはなりません。桜が見たいな。 そんなこんなでご無沙汰していた記事も今日から再開したいと思います。友人が来て初めて一緒に行ったモスクワの観光名所や、サンクトペテルブルクへの旅行とトラブル、モスクワの街中で出会った人々などを書けたらと思っています。これまでにないほど濃い2週間だったのでお楽しみに!

そして近日中にコメントを返します。 これからもどうぞよろしくお願いします♪

Пока!

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ロシアっぽさ

Привет Марту(三月にこんにちは)!

昨日は学校のクラスが一段階上がるので、理解度確認テストがありました。合格、不合格が出るわけではないのでありのままで受けたらいいよ、とは言われるものの、一通り難しい文法の整理やら格変化の確認やらしていると危うく徹夜をしかけました。高校生か。その甲斐あって作文と会話、聴解はまあまあ上手くいきました。作文では先生の笑いも取れたし。ただ、一番準備したはずの文法が40点中32点だったことが悔しいです。Jさんが39点だったので余計に。

この記事で、どんどんお店がなくなっていったり、駅の長いエスカレーターの景色が変わったという話をしましたが、今日はその第二弾です。

この間Twitterを見ていると、あるニュースが目に入りました。曰く「地下鉄のエスカレーター下にいる監視員のボックスをなくす」とのこと。 ほぼ全部の地下鉄にある長いエスカレーターには、上の写真のような小さいボックスがあります。この中にいる人は年金受給者だそうで、ちょっとしたプラスアルファのお仕事としてこのエスカレーター監視員の枠があるのだそうです。時々エスカレーターで危険行為をしている人がいればアナウンスで注意したり、エスカレーターを止めたりしています(そして時たま、居眠りしている姿も見受けられます)。このお仕事が4月からなくなるそうです。理由は書いていませんでした。ちょっとロシアらしさがなくなる気がして寂しいです。

ロシアらしさといえば、路上にあるキオスクですが、最近減少傾向にあるようです。景観のせいでしょうか。普通にお土産を売っていたり、冬でも路上でアイスが買えたりと見ていて面白かったので悲しいなと思っていたら、最近Юго-западная(ユーゴ・ザパドナヤ)駅地下で新しくできました。 写真はパン屋さんだけですが、ルームウェア屋さん、携帯周辺機器屋さん、キッチン道具屋さん、化粧品屋さん、お土産物屋さんが軒を連ねています。一度このパン屋さんで買い物をしてみましたが、なかなか美味しかったです。驚くべきことに、どのお店にもそれなりに人(一定の年齢以上)が集まっているのです。普通にスーパーで買えるものばかりですが、ロシア人の年配の方はやはりこのようなところで買いたいのではないかという気がしています。

また、ロシアで自動販売機といえばダイドーの思い切り日本語の商品が並んでいるものをよく見かけましたが、この駅のキオスクと肩を並べているのがこのジュース・お菓子の自動販売機です。 反対にこちらにはあまり人がいません。そしてその横にあったのは、コンタクトレンズの自動販売機です。こちらの人はコンタクトも手軽に自動販売機で買ってしまうのが一般的だそうです。私は目がいいので、コンタクトを時々使用する旦那に「物は試しに買ってみてよ」とお願いしたところ、即座に拒否されました。目に入れるのが怖いそうです。

また、横には花束の自動販売機もあります。 静止画なので分かりにくいですが、中のショーケースが常にくるくる回っています。そしてこれは買っている人がいました。街中にコンビニかと思うくらい24時間営業のお花やさんがあるにもかかわらず、です。しかもなんと、このお花自動販売機は二つ並んでいます。ロシア人は本当にお花が好きなんですね。

ただ、もう一つの自動販売機は 空のままショーケースが回転していました。すごくロシアっぽいです。この国は変わらずにいてほしいな、と少し思ってしまいました(暮らしている側からするともう少し変わってもいいですが)。

今日から友人がモスクワへ遊びに来てくれるので、少し更新が滞ると思います。でも観光地に行けるいい機会なので楽しみです!

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