馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

近郊列車にのって

Привет!

学校に行こうと家を出たら−2度でした!でもそこまで凍える感じがしないのは慣れて来たから…?そしてここに来て晴れの日が続いています。空が高くて、黄色くなった木々がキラキラ光っていて、目に入る景色は秋のそれです。

前にお友達にグジェリ焼き専門店に連れて行ってもらいました(現金払いしかできず、手持ちが少なかった私は何も買いませんでしたが)。その時に美しさに魅了され、グジェリ村というところで絵付け体験ができると聞いたので、昨日行って来ました!今日はその往路について書こうと思います。グジェリ焼きのなんたるかについては次回に。気になった人は画像検索してみてください。

モスクワは環状の高速道路で周りを囲まれています。つまり、その環から出るともうそこはモスクワではなくなります。 普段の足であるメトロは環状内のみでしか運行していないので、モスクワから東に70キロ行った先にあるグジェリ村に行こうと思うと近郊列車に乗る必要がありました。今回の出発駅はカザンスキー駅。メトロ、コムソモリスカヤ駅からそのまま繋がっています。「カザンスキー」という名前からも分かるように、長距離列車に乗ればカザンに着けます。長距離列車は地上に、近郊列車は地下に入り口がありました。ゲートの前には長距離、近郊の両方のチケット売り場があります。 行きたい駅を告げて、チケットを出してもらいました。ペラペラ。レシートかと思って捨てそうになりましたが、このQRコードを読み取ってゲートが開くので、要注意です(電車の中でもチケットを確認されます)。 ホームはこんな感じです。9と3/4番線で魔法学校へ行けないかと思いましたが、ここはロシアでした。大人しく13番線の電車に乗ります(どこから出発かはチケットを買う時に聞くと教えてくれますよ)。乗った電車は電気がついておらず、廃車になった車両かと思いました。

メトロと違って、地上を走るので天然の光が入って来ます。電気がついていないことも気にならなくなりました。 リアル・世界の車窓から。ロシア人が好むダーチャ(郊外にあるカントリーハウス)が並びます。みんなここで週末に農作物などを作り、路上で売っているそうです。晴れていたので余計に気持ちのいい旅でした。

静かな時間が流れ…ていたらよかったのですが、ここはロシアです。モスクワを出発した途端に、お兄さんが各座席に何かを置いて行きます。 靴下…。一駅分そのまま走ると、また回収しに来ました。欲しい場合は、その時に買いたい旨を伝えるそうです。その人を皮切りに、まあいろんな人がものを売りに来ます。大抵は車両のドアを開けた瞬間に、大きな声で商品の説明をし、車両を練り歩く途中に乗客が呼びとめたら売る、というパターンでした。私たちが乗っていた1時間半で本、子供用のおもちゃ、アクセサリー、便利家事用品、懐中電灯やライト、目覚まし時計(音を鳴らしたのでびっくりしました)、学校への募金まで回って来ました。一度なんて売り子さんが順番待ちをしていたほどです。靴下も2回おかれました!しかも結構売れるんですよね。お掃除シートが売れた時は目を疑いました。それ電車の中で買うものかな…!

目的地、イグナチエボ駅に着きました。 ここまで143p(250円ほど)です。 ホームを降りた瞬間 この景色。 果たして無事にグジェリ焼き体験をする場所までたどり着けるのか…!

次回「ここはどこですか」 お楽しみに!

Пока!

ランキングにご協力お願いします。 にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

映画が観たい

Привет!

今日は遠方まで来ているのですが、最近見えなかった青空が!見えます!それだけで気分が上がりますね。 どこに何をしに行く途中かはまた記事にしますが、とりあえず遭難しないか心配です。

今日は映画のお話をします。 映画が好きなのにこちらであまりみていなかった私はそろそろ禁断症状が出そうだったので、こちらでブルーレイを買ってみました。 絵でわかってしまいそうですが、直訳すると「動物の都市」、いわゆるズートピアです。 前にも書いたように、CDやDVDの専門店はないので家の近くの家電量販店へ。入り口で警備員のおばちゃんに「何をお探しですか?」と聞かれ「映画のDVDはありますか」と聞くと、わからなかったようで奥のお兄さんを呼んで聞いてくれます。お兄さんは私の顔を見るなり「英語わからん!」と逃げようとしましたが、他の店員さんが(ロシア語で!)助けてくれたおかげで見つけられました。ブルーレイしかないけど…と申し訳なさそうにしていましたが、日本から持って来たパソコンでDVDが見られるか分からなかったので(ブルーレイは大丈夫です)、結果オーライです。警備員のおばちゃんが他のお客さんに声をかけて、言われたものがどこにあるか分からない、と答えている場面を横目にお店を出ました。

このブルーレイで690p(1000円ほど)です。廉価版でもないので破格!英語とロシア語の音声と字幕がついています。これで勉強しようかな!

私がセリフもほとんど覚えている一番好きな映画であれば、聞くだけでロシア語の勉強になるのではないかと思っていたところ、テレビですることが発覚!! CMの様子。映画の一場面に天気予報風のお姉さんとテロップを出して、土曜日にすることを宣伝する新しいスタイルのCMでした。「ロード・オブ・ザ・リングス」は三部作で一つのお話なのですが、なぜか第二部と三部だけ放送するそうです。なんでやねん。19:00からテレビの前に待機していると、本当になんの予告もなく第二部「二つの塔」の冒頭から始まりました。これ第一部は前にやったのかなあ…。 タイトルが画面に映し出されると、ロシア語で音声が入りました。字幕は意地でも出さない主義なようです。そうなると、この映画で困るのはエルフ語という独自の言語で話す場面があります。日本版では、吹き替えでもその場面だけ下に日本語字幕がつきます。 ロシア版は…やはり上からロシア語で音声をかぶせています(後ろに元のエルフ語がかすかに聞こえます)。しかも、全部同じ男性の声でした。ロマンチックなシーンもです。男女どちらのエルフ語も同じ男性の声でロシア語で音が入るので、世界に入りきれないことこの上ありません。

19:00からおそらく25:00以降まで放送していたので、全部は見られませんでした。DVDをこちらで勉強用に探そうと思います!

Пока! ランキングに参加しています。よろしくお願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

世界で読まれている日本の本

Привет!

セントラルヒーティングが追いつかず、また部屋の中が寒くなってきました。学校のドアは こんな張り紙に変わっていました。冬が来ちゃったんだね…。

昨日の記事の続きです。 ハンバーガー屋さんでクラスメイトと話しているとやはりどうしても自分の国や街の話になります。個人的な経験からですが、自分の出身地の人口はよく聞かれるので知っておいて損はないと思います。みんなはそれでどのくらいのサイズの街なのかを判断しているようです。小さい街なのよ、と言って人口が一万人を超えると「どこが小さいねん」とブーイングが起きることもしばしば。Aさんが自分の街の人口を「2000人から一万人やと思う、ちゃんとわからへんけど」と言っていたので、幅持たせすぎやろ…と突っ込みつつみんなでWikipediaで調べると915人だと判明した時は笑いました。

旅行好きのFちゃんやSさんから日本に行ってみたい!と言ってもらえたのがとても嬉しく、もっと日本の魅力を発信できるようになろうと思います。同時に、「日本って言えば、〜知ってる??」と、色々な日本の小説やアニメ、音楽について聞かれました。中でも最も驚いたのが、Fちゃんが「クロアチアの小学校で、広島の女の子についてのお話を読んだよ」と教えてくれたことでした。しばらく考えてから「…あ、名前思い出した!佐々木禎子さん。原爆が怖いことはよく分かったし覚えてる」と言っていたので、相当印象に残っているようです。クロアチアでそんなことをするのか!とびっくりしました。

パキスタン人で、ベルギーとフィンランドで高等教育を受けたSさんも「トットちゃんは読んだことあるよ」と言っていてとても親近感が湧きました。ロシアにも本を持ってきているようです。黒柳徹子さんはすごいです。Sさんに現在のトットちゃんの写真を見せるべきでしょうか。

そういえば、この間入ったチャイハナNo1で個室に案内されたのですが、部屋の中に飾りとして こんな本がありました。そのまま読むと「アクタガワ」です。芥川龍之介の短編集だったようですが、中を見ても「トロッコ」くらいしか見つけられませんでした。

また、エカチェリーナの宮殿があるツァーリツィノ公園ミュージアムの売店ではこんなものが! 日本の俳句を、浮世絵とともに紹介しています。ロシア語訳にしたらリズムも何もありません。思わず買ってしまいました。何人か国語教師関係の方も読んでくださっているので、中を少しご紹介します。 今の季節に合わせたものを。「バショー」と書いてあったので、いくつか単語を調べてどの俳句か特定しました!

「秋を経て 蝶も舐めるや 菊の露」 (中国のある川には、上流に群生している菊の露が流れ出し、人々はその水を飲んでいるために長生きだという伝説を元に)春に生まれ、秋もまだ飛んでいる蝶はこの菊の露を飲んだのだろうか、という意味の俳句です。そう言えばこちらで蝶は見ません…これ訳しても意味がわからないのではないでしょうか。しかもロシア語には「急ぐ」という単語も入っているので、訳している人も意味がわかっていない気がします。

日本の歴史や文化に興味を持ってもらうのはとても嬉しいです!そして同時にもっと勉強しなきゃという気持ちになります。

Пока!

ランキングに参加しています。ご協力お願いします! にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

バーガーの英雄

Привет!

今日はクラスが上がるかどうかを決める大きなテストがありました。間違いはあれど、問題文を理解できるようになったことに自分で感動してしまいました(感動のハードルが低い)。そして今日はコロンビア人Cさんとパキスタン人Sさんの最後の日でした。いつも笑いを提供してくれていた二人だけに、来週からとても寂しくなりそうです。

Cさんと一緒に帰っていると、雪がチラついてきました。「雪降ってるね!積もりそうにないけど」と言うと「え、どこ?見えへんで」とCさんは答えました。私のマフラーに落ちてきた雪の結晶を溶ける前に見せると「初めて本物の雪みた!見たことないからわからんかった!」などと言います。テンションが上がっているCさんと歩きながら、初めて雪を見た人はこんなに無邪気なのか、と密かに思っていました。これから長い冬の間にもう雪を見たくないと思った時に、今日のCさんを思い出そうと思います。

そんなCさんが、水曜日にクラスメイト全員強制参加でハンバーガーを食べに行く!と言いだしました。曰く「人生で一番美味しかったハンバーガー屋さん」とのこと(その瞬間に先生から抗議の声が上がっていました)。

チェーン店でもある、BURGER HEROSです。ここベラルースカヤ店は、bad.bro.barというバーとくっついています。バーカウンターで昼間からバーガーを頬張るのはなかなか楽しいです。ここは注文すれば水を無料で出してくれます。すごい!!英語メニューもあり。 そして商品名が面白いのです。私が頼んだチーズバーガーの名前は、「エージェント007」 口の大きさよりも厚みがあって、どんどんずれて、肉汁とソースが溢れていきます。でも確かにすごくおいしいです。パテが分厚いしバンズも外側カリッ内側ふわっ、という理想のようなハンバーガーで、できれば溢れたソースも食べたいくらいです。前にご紹介したハンバーガー店FARШ(ファルシュ、なんと「ミンチ肉」と言う意味でした)の方が少し大きいのですが、こちらの方が断然安いです。このハンバーガーで250p(400円ほど)。FARШは600p(900円程度)するので、バーガーヒーローズの方をリピートしています。そしてここには、なんとさつまいものフライドポテトがあるのです!Sさんが注文していたので一つもらったら、これがもうかなり美味しかったです。フライドポテトは150p(250円ほど)。ここは全部注文を聞いてから作り始めるので、6人でぞろぞろと行った私たちはかなり待ちましたが、その間に色々話せたので良かったです。

店内は「bad bro」というくらいなので こんな絵や、ミッキーマウスが血まみれで斧を持っている絵などが飾られていて、なかなかユニークな店内です。

ちょうどこのお店を紹介しようと思っていたら、いつもモスクワ情報でお世話になっているりりさん(http://risurisu.blog.jp/archives/51972577.html)も書いておられました。マヤコフスカヤ店の方がおしゃれですね。

自分の国とクラスメイトたちの出身国の関係性などを話しているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。たくさん面白い話を聞いたので、またまとめたいと思います。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

かぼちゃとの戦い<三回戦>

Привет!

朝から雹のような、雪のようなものが降っていましたが、積もる気配がありません…ここまで寒いなら積もって欲しいのは、雪があまり降らないところの出身だからでしょうか。日本の寒いところに住んでいる弟から雪が積もったという報告を受け、勝手に負けた気分になりました。

プライベートでも仲良くなったザキさん(http://mathmos.hatenablog.com)から、かぼちゃで美味しいスープを作ったとの報告がきました。彼女は一回戦にして白星をあげたのですね!流石です。いつもいろいろな情報を貰ってお世話になっています。

居ても立っても居られなくなり、近くのスーパーにかぼちゃを買いに行きました。前に書いたように、スーパーではベルトコンベアーに自分で商品を乗せ、レジを通してもらうシステムです。レジを通ってきたかぼちゃを片手で持ち上げようとして、あまりの重きによろめくとレジのお姉さんに笑われました。このスーパーの店員さんが「思わず笑った」ところを見たのは初めてだったので笑顔を提供できたと大満足で家に帰ってきました。

1kg31p(50円くらい)でしたが、他にも色々買って請求された金額が思いの外高かったので、家に帰って体重計に乗せてみました。 横向きになってしまいましたが、そう、綺麗に5kgです。そりゃよろけるわ。

人生においてかぼちゃを丸ごと買ったのが初めてだったので、とりあえずGoogle先生に聞いてみました。半分にしろとのこと。 まっすぐではない性格が出てしまいました。刃の跡がメロドラマの主人公たちのように平行線を辿っています。そして半分にしたくとも、ヘタがあるので上が繋がっていて割れません。かぼちゃの中を隙間風が通り抜けるだけです。このままだと腐る。

なんとか8分の1を切り出しました。なんとも言えないメロンの香りが広がりますが、前回と違うのは圧倒的に水分が少ない!8分の1サイズを4つ切り出したところで(つまり半分)力尽きました。残りはまた今度にしよう。 とは言っても、中の綿と種から傷んでくるのでとりあえず全部の中身を繰り出す作業に没頭しました。これだけやってハズレだったら暴れるで…などと考えましたが、買ってきたので頑張るしかありません。旦那は横で焼うどんを作ってくれていました。

かぼちゃの形が残っている、切り出していない半分はラップして(ロシアでは日本のラップは貴重です)、袋に入れて冷蔵庫へ。残りの8分の1×4はそれぞれ皮を剥いて食べやすい大きさに切り、レンジへ(2、3分だけ温めました)。

レンジから出すと…あら不思議!メロンの香りがかぼちゃの香りに変わっています!手品でも起きたのでしょうか。そのうちの一つだけ鶏胸肉と一緒に煮物にし、後の三つはジップロックに入れて、冷凍することにしました(こうすると一ヶ月ほど大丈夫なようです)。 処理が終わったかぼちゃたち(ひとつ分だけど)。 冷蔵庫に入れたら1週間しかもたないそうなので、旦那には悪いですがこれから手を替え品を替えかぼちゃを出します。モスクワでハロウィーンを感じられる貴重な一週間になるでしょう。

食べてみた感想は…甘い!そして繊細な食感!!これが食べたかった味です。ザキさん本当にありがとう!!!!やっとかぼちゃに勝てました!

ギリギリのところで皮を剥いてしまい、皮との境目の部分だけ少し荒い食感(初めて使う日本語)だったので、今度は大胆に剥いてみようと思います。

それにしても日本は便利だったんですね…こういう経験値が増え、生活力は格段に上がっていると思いました。いろんなスキルが身につけばいいな!

Пока!

ランキングにご協力お願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

ジムでのグループレッスン

Привет!

今にも雪が降って来そうな天気が続いています。来週からは最低気温がマイナスに突入するようで、果たして今の装備で顔面が守れるのか不安です。鼻や耳など突出しているところはいつか落ちてしまうのでは、と心配しています。この造形は絶対寒いところ向きではありません…。ロシア語で「凍りそうに寒い」という単語があるのも納得です。

私の行っているジムから通い始めて1週間も経たないうちに「ジムの使い方を説明するよ!」とメールが来ました。英語できたのですが、youをu、pleaseをplsと書いてあったのであまりのフランクさに「友達からのメールかな?」と思いつつお願いしました。約束の日、授業が少し伸びたので走ってジムに向かっていたら「ごめん!5分遅れる!」とのこと。会う前からくだけた関係を作れているようです。 でもどの順番で運動する前にストレッチをするか、どの器具をどう使えばいいか、どこに気をつければいいか、など詳しく教えてもらってありがたかったです。最後に「もし専属で管理して欲しかったらまた連絡してね!あ、僕以外のトレーナーは英語を話せないから、僕に連絡して」と言われました。 モスクワの中心部から少し外れたジムに行っているからで、中心部のジムではもっと多いかもしれませんが、少し衝撃でした。だからあんな友達のような文面だったのかな。

そんなジムでは、毎日いろんなグループレッスンが開催されています。いつかヨガをしてみたいのですが、クラスメイトのGちゃんが行き「全然ロシア語わからなかった!専門用語いっぱいで!」と言っていたので、とりあえず見て理解できそうな「total stretch」というレッスンに参加してみました。

語学学校が少し延長してしまったので、15:00から始まる教室に着いたのが14:58。中ではまだ前のクラスがやっています。教室の外にも誰もいないので「先生と二人きりだったらピンチだ…」と焦りながら待っていました。15:05に前のクラスが終わり(時間にゆるいのはいつものことです)、いざ入ろうと周りを見ると同じ受講者らしき人たちが5人集まっていました。いつの間に。 こんな綺麗な教室でした。

先生から「〜を持って来て」という指示が飛びますが、肝心の名詞がわからなかったのでとりあえず周りに合わせます。レッスンが始まってからも色々とコツを教えてくれているようなのですが、ほとんど分からず、いくつか単語が聞き取れると感動してしまうくらいでした。ただ、5人という少人数だったので先生が一人一人チェックしてくれるのがありがたかったです。一度先生が私のところに来て「どういう風に理解した?」と優しく聞いてくれたのが分かって嬉しかったのですが、こちらから説明ができずに行動で示すしかなかったのが悔しかったです。

でも運動しながらロシア語が勉強できるのは一石二鳥なのでまた行こうと思います!とりあえず次はダンスかな。わかるかな。

Пока!

ランキングにご協力お願いします! にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

改めて日本について考える

Привет!

不定期開催の<昨日のテレビのコーナー>から! また22:30くらいにテレビをつけると、よく知っているアニメを流していました。ロシア語吹き替え…はいいのですが、主人公(?)の少年の声がどう聞いても40代くらいで、衝撃的でした。題名はそのままYo-Kai watch、英語です。最後にロシア語版の主題歌が流れていて、この技術があるならどうしてアメリカのミュージカル映画の吹き替えもしないのか疑問でしかありません。番組が23:00前に終わると、CMで妖怪ウォッチ型の腕時計の宣伝もしていました。お店で見たことないけど!

こんな風に日常に日本のものが結構あって毎回驚きます。日本にいた時は顔文字の中くらいでしか((・Д・)これの口の部分ですね)ロシア語を見かけなかったので、なんだか寂しい気がしました。 別にロシアに限ったことではなく、様々な国から来ている(特別に日本に思い入れがあるわけではない)クラスメイトと話していても如何に日本のものが世界中で親しまれているか実感します。

例えばロシア語で自分の出身地を紹介するという課題が出た時、みんなが大阪は知っているようだったので、私は神戸を選びました。「神戸について書きました」というと、イタリア人のGちゃんが「コウベ・ミャーサ(肉という意味のロシア語)!」といい反応をしてくれました。以前に神戸と言った時も、オーストリア人が同じ反応をしてくれたのです。

バイクが趣味のコロンビア人Cさんは「カワサキ」に大興奮していましたし、アメリカ人のAさんは昔の夢が忍者で、宝物は任天堂のゲーム機だったそうですし、クロアチア人のFちゃんがモスクワまで「シバイヌ」を連れて来たそうです(ちなみにプーチンは秋田犬を飼っています)。そしてほとんどの人が「あれも日本から来てたの!?」と驚くのが面白いなあと思います。

この間、自分の国の休暇について作文を書く宿題が出ました。私は大晦日からお正月にかけてのことを書くと、興味を持ってくれたようでたくさん質問されました。「なんで大掃除するの?」というパキスタン人Sさんからの質問は、先生が「それはわかるわ。新しい年を新しい気持ちで迎えるためよね?」と言ってくれました。そういうところはなんとなくロシアと日本に通じる精神性だと感じます。それから「クリスマスをしてから一週間後に初詣に行くの?神道だから?それとも『ヤオヨロズ』?」とフランス人Jさんが聞くと先生が「そうそう、『ヤオヨロズ』って全てのものに命が宿っているって考え方よね?日本人はこのペンも話せるって考えてるの?」と難しい話をロシア語で始めてきました。なんとかつっかえながらも「さすがに話すとは思っていないけれど、そうやって全てのものに精神が宿ってると信じていたら大事にするでしょ?」と説明すると「これが日本人が成功している秘訣か」とみんなに言われました。日本人ってそういう印象なんですね(いろんな考え方をする人がいるとは思いますが)。

日本では「国際的に戦える力を!」とよく言われていますが、充分世界に受け入れられているのではないかと思います。ただ、日本の方から閉じた環境を作ってしまっているのではないか、というのも強く感じました。周りの国々はこんなに日本に興味を持ってくれている。でも日本から他の国々を知ろうとしているでしょうか。少しアンバランスさを感じずにはいられませんでした。でも同時に、こちらに来てから日本で生まれ育ったことをより誇りに思っています。

特にこんなのをロシアのスーパーで見てしまうと… なんで?食べかけ??

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村