馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

服屋さん巡り

Привет!

今日の最高気温は14度で、もはや暖かいを通り越して暑いくらいに感じました。家を出るときに何を羽織るかとても迷います。明後日は最高6度、最低-2度まで冷え込むようで、三寒四温を肌で感じます。雪はほとんど消えてしまいました。早いなあ。

暖かくなってきたので、先日友人と春服を探しにショッピングセンターに行きました。可愛いお店も時々あるのですが、「面白い服」が置いてあるお店も結構あります。面白い服とは例えばこんなもの。 これは真冬に見つけたものですが、なぜこのシーンをセーターに編み込もうと思ったのか疑問です。

先日はこんなシャツもありました。日本ではボディシャツと呼ばれているようですね。 初めはびっくりしたのですが、調べてみると何百年も前にはまだ下着はなく、シャツがその役割を果たしていたのだそうです。その時の形のものが残っているものがこれだそう。今ではシャツがずり上がってくるのを防ぐためにこれを着る人もいるそうです。このシャツに関してはモスクワで友達も見かけたそうです。

そういえば先日、タクシーに乗ると「どこの人?」と聞かれました。「日本人だよ」と答えると「クアラルンプールから来たの?」とさらに質問が。ソウルや北京は慣れたものの、流石のクアラルンプールには驚きましたが少し間を置いてから「…それはマレーシアでしょう」となんとか冷静に対応できました。ついでに降りるときに「韓国語で『ありがとう』ってなんていうの?」と聞かれたのので「日本語でいい?」と質問を返す羽目になりました。そのくらいカザフ人には珍しい日本ですが(いえ、ここまでは滅多にありません)、服屋さんにはこんな服もありました。 ベイビーガールもなかなかですが、なんで訳したんだろう。英語でいう「Darling」のようなニュアンスを出したかったのでしょうが、文化的にそれを日本語で表すのは難しいだろうなあ。

日本といえば、何気なく目をやったショーウィンドウでこんなTシャツも見つけました。 なんか見覚えのある配色だと思っていたら、まさかの楽天。著作権は…おそらくクリアしているのでしょう。多分。

色々と紹介しましたが、この日のMVPはこちらのパーカーに与えたいと思います。 まずこの商品を思いついた人のアイデア力、そして企画書を通したこの会社の人の懐の深さ、その上結構な数を入荷し、広い店内の目立つ場所に陳列したこのお店の大胆さ。全てが揃わないと私はこのパーカーに出会えなかったでしょう。半分になっているデザインはプリントのときに分けたのかと思いましたが、ちゃんと縫い目が真ん中にありました。ちなみに背面は全部ピンクで、右側(オレンジパート)の袖の背面も半分ピンクになっています。なぜこんなややこしい服を作ったのでしょう。私が工場の人なら作業をしながら「デザイナー出てこい!」と怒鳴っていたと思います。在庫はまだまだあったので、欲しい方はテント型のショッピングセンター「ハン・シャティール」までどうぞ。

今回一緒に行った友人とは、よくショッピングセンターをめぐっては当初の目的も忘れて面白い服を探すのですが、毎度「街中にこんな服を着ている人はいないのに、この服たちはどこに行くんだろう」という話になります。不思議です。でももちろん、日常的に着られるような服だけを扱っているお店も1、2店舗は必ずあるのでご安心を。

Пока!