馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

プーシキン美術館

Привет!

今日は家の近くの木に大きな蕾が付いているのを発見しました。もう春です。

モスクワに来てすぐにトレチャコフ美術館へは行ったのですが(その時の記事はこちら)、プーシキン美術館へは行ったことがありませんでした。聖ハリストス聖堂の斜め前くらいにあるこの美術館には、ロシアの画家よりもヨーロッパの有名な画家の絵が多く展示されています。 かつてラファエロ展が開かれていた時に前を通るとすごい行列が通りにまで伸びていたので、用心して朝から行きました。

「ロシアに来てから行列見てないから信じがたいんやけど」という友人を引っ張ってプーシキン美術館へ行くとスムーズに入れます。ちょっと拍子抜けしながら見学開始。友人の目当てはマティスの「金魚」です。 入ったら急に日本語が見えて驚きました。おそらく期間限定で森村泰昌展を開催していたようです。これ以降、泰昌さんとは至る場所で出会うことになります。

きちんと調べずに入ってしまったのですが、私たちが訪れたのは本館の方でした。ここはこんな 素敵な内装です。一つくらい彫刻をうちの玄関に置きたいなあ。ところで、前から薄々感じていましたが、ロシアの美術館や博物館は正しい順路がないのではないかと思います。ちゃんと見ているはずが行き止まりになって来た道を戻ることが多々あります。

入り口でもらった地図を見ながらゆっくりエジプトの部屋から進んで行きましたが、あまりにも広いのでマティスを探して早足で進みました。レンブラントのような中世の絵はありますが、近代の絵はありません。若干迷いながら彫刻の部屋を通り抜け、豪華な階段を上ったり降りたりし、 見つからないので「マティスの絵は」と係員に聞くことに。

「それなら別館よ」と言われてしまいました。別館は本館を出て右にあります(聖ハリストス聖堂に近い方)。この日は学生が無料の日だったため、若い人達で入り口がごった返していました。ちなみにチケットは別料金です。中に入ると「もうこれしかないの」と中国語の案内をもらいました。画家の名前が漢字で書いてあってもわかるか!と思いましたが、幸運にも友人が中国語を使いこなせる子だったので助かりました。

ここでは画家ごとに部屋が分かれているので、マティスの部屋へ真っ先に向かいました。中に入っても「金魚」は見当たりません。そんなに広くない部屋を3周くらいして、係員に聞いてみることに。「あーマティスの金魚はね、今パリの展覧会に出張中なの」…友人が横で目に見えて落胆しています。調べれば良かったね。

ただ、新館の方にはピカソもゴッホとゴーギャン(同じ部屋でした)も置いてあって、目で見て楽しめます。 美術館一押しのルノワール。

泰昌さんの自画像展がこちらでもやっていました。ちょっと…私には理解できない世界でした。友人はそのあと、お土産物屋さんでこれでもかと「金魚」モチーフのグッズを購入していたので、またぜひモスクワに来て欲しいです。

皆さんもお目当の絵があるときは前もって調べましょう!ちなみに入場料はどちらも300p(600円)です。

Пока!

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