馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

古い塔

Привет!

昨日は窓が外れるのではというくらいの強風でしたが、今日はすっかり快晴!ヨーロッパのイースターは先週でしたが、ロシアのイースターことパスハは今日です。深夜にすぐ近くで花火が3、4発打ち上げられていました。キリストの復活を盛大に喜んでいる感じがしていいのですが、なかなか眠れず困りました。

前回の記事で書いたボリショイ劇場でのバレエは2時に始まり、終演したのが6時前。夕食はこの近くで、ということになりました。観光客向けと聞いていたので行ったことのなかったレストラン「古い塔(старшая башня)」へ。 マネージ広場に来ると嫌でも目に入るこちらの建物は、一階がお土産物屋さんになっています。ドアを開けると本当に中世のお城に迷い込んだようです。愛想のいいクロークのおじさんにコートを預け、彼に案内されてエレベーターへ。笑顔のおじさんに「ごゆっくり」と言われながらドアがゆっくり閉まると、3階まで上がります。

時間も早めだったからか、あまり人も多くなく、落ち着いて食事ができました。店員さんも皆中世のような、ベージュの麻でできたシンプルな服を着ています。案内された席からは先ほどまでいたボリショイ劇場が綺麗に見えました。 本当に塔の中から見ているようです。

メニューを見てもどれも値段が張るわけではなく、色々なお料理を楽しめるような価格設定で安心です。まずサラダに頼んだのはこちら。 レストランの名前がそのままつけられた「スターラヤ・バーシュニャ」です。たしかに…言われれば塔に見える…かな。一番下にはナスが、そしてピクルス、パプリカ、トマト、レタスがクリームチーズを挟みながら積み上げられています。運んできた店員さんが「お分けしましょうか」というのでお願いしたらちょうど崩れないように真ん中で切ってくれました。プロの技です。

メインに注文したのは、キエフ風カツレツでした。旦那が「ここはそれが有名らしいよ」と言ったからです。 カツレツの中にバター棒を入れていたんだろうなと分かる穴が開いていて、周りの肉にもバターの味が染み込んでとても美味しかったです。マッシュドポテトも柔らかすぎず、ちょうど良くてどんどん食べてしまいましたが本当にお腹がいっぱいに。

それでもデザートも頼もうと旦那がいうので一つのチーズケーキを2人で食べようと注文すると、 めっちゃ細いのが来ました。しかもバラの花付きです。なんとボリショイ劇場の前にこっそり旦那が「デザートの時一緒に持ってきてください」とお願いしていたそうです。すごい。何度見てもこのチーズケーキに笑ってしまうのですが、そういう気も使ってくれる(あらかじめ分けて出してくれる)ところが嬉しかったです。

こうやって今年の誕生日もとてもいいものになりました。

Пока!

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