馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

カフェ「дринкит」

Привет!

もうすっかりモスクワも春が近づいて来ていると感じる気候になって来ました。雪も溶け、モスクワ川の氷も姿を消し、日中は暖かな太陽の光を浴びることができます。もう春だね、と旦那の家庭教師の先生に言うと「来週、最低気温が-13度の時があって、雪がまた降るって」という衝撃的な事実を聞きました。日本からは桜の写真も届くのに…モスクワに春はいつきますか…。

今日ご紹介するのは、学校の目の前にあるカフェです。前から好きなカフェはたくさんあったのですが、ここまで通い詰めるカフェは初めてです。 その名もдринкит。カタカナ表記をすると「ドリンキット」となりますが、この場合はアルファベット表記の方がわかりやすいでしょう。Drink it、つまり「飲んで」という店名なのです。また、写真の右にクジラのマークが小さく見えると思いますが、ここのマスコットキャラクターはクジラです。と言うのも、ロシア語でクジラは「кит(キット)」…店名の最後の三文字が「クジラ」になっているから。ここからしてお洒落だなあと前から思っていました。

お店も広すぎも狭すぎもせず、ほかのお洒落なカフェに比べると少し価格帯が低いので、ふらっと立ち寄りやすいのが有難いです。 例えばこのカフェラテは200p(400円)。ほかのカフェでは250p(500円)から300p(600円)くらいすることを考えるとやすいです。シンプルな紅茶は150p(300円)。そしてこの日はカップケーキがありましたが、日によってクロワッサンだったり大きなクッキーだったり、150p(300円)で小腹を満たせるようなメニューがあるのも嬉しいです。地下の厨房で作っているようで、どれも美味しくて「今日は何があるかな」と楽しみにお店に入ることができます。

壁際の席であればもれなくコンセントも付いており、見ているとパソコンを持ち込んで何か作業をしていたり、打ち合わせをしていたり、みなさん結構長居をしています。そう言う私も学校の後4、5時間空いた時に利用することが多いので「あいつまだおるやん」と思われていそうですが、店員さんは(モスクワにしては珍しく)いつもにこやかに対応してくれます。 なんと本棚まであり、自由に読んでもいいのです。居心地が良すぎる。

個人的にポイントが高いのは、注文時に名前を聞かれても一度も間違われたことがないことです。名前を聞いた後コップに書くわけではなく、食事の用意ができた時に放送で「◯◯、できました」と呼ぶのに使います。そんなに広くない店内なのに放送するのが少し面白いのですが、適度な音量なのでキッチンから叫ぶより場の雰囲気を壊さない気がして私は気に入っています。

ポイントカードもありますが、全部貯まるまで後2ポイントなので、コンプリートした時に何が起こるかまだ知りません。楽しみです。

お洒落なカフェが増えて来たモスクワの中でもおすすめのカフェです。ぜひ!珍しく住所を貼っておきます。

Дринкит
Улица Грузинский вал, 18/15

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