馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

サマルカンド町歩き

Привет!

ビビハニムモスクからレギスタン広場まではタシケント通りという綺麗な道が伸びています。タシケント通りの両脇にはバザールのものより少し大きなお土産物屋さんが並んでいて、大体のものが揃いました。 これ一つ一つがお土産物やさんです。お店によって店員さんが売り込んできたり、こちらのことを全く意に介さず話し込んでいたり、客への距離が違って面白かったです。

おそらくレストランなのですが、サマルカンドらしい場所もありました。

ゆっくりお店なども見ながらタシケント通りを30分かけて歩きます。そろそろレギスタン広場のあたりにやって来ました。はやる気持ちを抑えて、まずは周りを見てみると、レギスタン広場の東側には去年亡くなったカリモフ大統領の像が立っています。その前の広場を歩いていると、中学生や高校生くらいの子たちが集まって来ました。「英語は話せますか?」「写真を一緒にとってください!」「どこから来たんですか?」などと声をかけられるままに返事したり写真撮影に応じたり、なんだか有名人になったみたいです。一度など、その中の一人の携帯電話を預かって、私とその子の写真を撮ろうとした旦那がシャッターを押す前に横から違う学生に声をかけられ続けていました(埒があかないので携帯電話を返してもらってセルフィーにしました)。10組以上と写真を撮ったくらいで、興味本位から「どうして写真撮りたいの?」と聞いてみると、聞かれた学生は困ったようか顔をしていました。旦那が「ただ撮りたい?」と助け舟を出すと、笑顔で頷き、私たちにお礼を言って帰っていきました。でもレギスタン広場の横なんて観光客いっぱいいるだろうに…。

カリモフ大統領の像。 今は観光シーズンではないので確かに旅行者はあまりおらず、東アジアの顔もほとんど見かけませんでした。そして、珍しいことにバザールやお店などでは「こんにちは!」と声をかけられるのです。「ニーハオ!」ではなく。挨拶ではない場合でも「日本人?韓国人?」と聞かれます。聞くところによると親日家が多く、外国人と見ると「こんにちは」というそうです。それほど日本人旅行者も多いのですね。

そこから少し歩くと、見えました! これぞサマルカンド、というべき「レギスタン広場」です。もう夕方だったこともあり、外から写真を撮るだけでしたが、やっとサマルカンドに来たという実感がわきました。

中に入るのにはチケットがいるので、今日は外から見るだけです。散々写真を撮って満足したので、タクシーを拾って一旦ホテルに帰りました。タイミングがなかなか合わず(私たちの携帯電話がWi-Fiがないと使えないので)、次の日のガイドを紹介してもらえるようお願いしていたJICA(青年海外協力隊)のSさんと連絡が取れていなかったのです。

部屋に帰ると、彼女から連絡が来ていました。そこにはガイドさんを紹介できそうだということ、またその日の夕食のお誘いが書かれています。私たちは諸手を上げてお誘いに乗ることにしました。場所はホテルの横のレストランです。 プラトンという名前のこのレストランはウズベキスタン料理と音楽を提供してくれる良い雰囲気のお店でした。そこに連絡を下さったSさんと、タシケント在住の方、その方のところに日本から来られた方、そして私たちというほとんど初対面の人々が集まりました。そこでウズベキスタンでの生活(とくにサマルカンド在住の日本人は二人!)についての話、これまでの人生について、そしてかつてサマルカンドで日本語教育に力を注いだ先生のお話など、さまざまな興味深い話を聞くことができました。

時々音楽に合わせて、となりの地元の人たちのグループが踊っています。その中の一人と目が合い、笑顔で誘われました。どうしようかな、と思っているとサマルカンドに住んで2年近く経つSさんは「こういう時は、ウズベキスタンでは一緒に踊るんですよ」と言ってくれたので、みんなでその踊りの輪に加わります。

そろそろ夜も更けて来たのでお開きです。帰る直前に先ほど一緒に踊ったグループの人たちに声をかけて一緒に写真を撮ってもらいました。忘れられないサマルカンドでの第一夜。明日はいよいよ市内観光です。

Пока!

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