馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

レーニン図書館②

Привет!

あまりにも雪が降らないので心配になってきました。もう週明けには11月下旬に突入しますよ…このままだと年内に積もらないのではないかと思います。今年前半、5月まで雪を降らすから…こうなるんやん…。

さて、レーニン図書館の中をあてもなく彷徨い歩いた話です。3階はほとんどが読書室でしたが、ある重い木の扉を押しあけると、突然明るい廊下に出ました。 横にある部屋の一つでは記念グッズが売られていたり、壁には何かパネルが貼ってあったりと、この場所目当てで来る人もいるだろうなというような廊下です。

壁のパネルは「1917年から1925年、博物館から図書館へ」という企画で、この建物の歴史を写真と文字で追っているというものでした。なんでも、1862年に公共の博物館としてオープンしたこの建物は、革命の時に(ほかの博物館と同様に)政府の図書館として生まれ変わったそうです。そのまま現在まで残っている、という話でした。今年3月から始まったこの企画展は12月までだそうです。貴重な写真などもあるので興味があれば是非。

一通り(多分)見終わった頃、お腹がすいてきたので地下の食堂へ行きます。クロークの裏の細い道 を通り抜けて階段を降りると、お手洗いとカフェ(ケーキやチョコレートなどが売られているところ)がありました。

少し不安になりながらもカフェを通り抜けると、スタローバヤ(食堂)が! サラダやスープ、メイン料理などはもちろんのこと、ベリージュースは30pで、各種ピロシキも30pから売られています。

私の好きなリンゴのピロシキはなかったので、ジャガイモ&キノコ(右)とチーズ(左)の二種類を頼みました。二つで70p。結構大きかったのに安いです。 一口食べてびっくりしました。パンがふわふわなのです。中身も味がしっかりしている上にパンとの調和が素晴らしい。これまで食べた中で確実に上位に入るピロシキでした。

腹ごしらえも済んだので、どこかに存在すると聞いていた「本の博物館」へ行くことにしました。ただ、今まで見てきた中にはありません。近くの司書さんに場所を訪ねてみると「この建物から出て、左へ曲がってイタリア式の噴水を通り過ぎたところにある三番入り口から入ってください」と教えてもらいました。 同じ建物ですが、中で行き来できないようになっているようで、三番入り口から入ったらもう一度コートと本を預けなければなりません。

警備員のおじさんに「博物館?4階だよ」と教えてもらい、階段で登りました。 そこにあった小さいドアを抜けると、小さい部屋が博物館になっています。中は撮影禁止とのことだったので、入り口の写真だけ。

展示は中国の筆や紙から始まり、活版印刷の機械までといった本の作られ方の話から、イラストの入れ方(版画の書き方)、様々な時代に使われていたしおりのコレクション、トルストイやドストエフスキーなどの有名なロシア作家の初版本の展示まで、よくこんな小さい部屋でここまで見せてくれるな!という充実した内容になっていました。途中から「ここ入場無料でいいの?」と心配になったほどです。ここだけなら入館証も必要ありませんし、気楽に行けます。

さすが首都モスクワが誇る国立図書館でした。集中したい時に活用してみようかな。

Пока!

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