馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

サンクトペテルブルクへ

Привет!

スッキリしない天気が続いています。雨でもこの国ではみんなあまり傘をささないので傘が嫌いな私には好都合なのですが、今以上本格的に振られると歩くのにちょっと辛いです。

今日からついにサンクトペテルブルク編!3泊4日でロシア第二の都市、サンクトペテルブルクへ行ってまいりました。時間との兼ね合いで、サプサン(ロシア語で隼の意。日本の新幹線のようなものです)に乗って行くことにしました。 こちらがレニングラード(サンクトペテルブルクの旧名)駅に止まっているサプサン。ちなみにレニングラード駅は、他にも長距離列車の駅二つ(カザン駅とヤロスラブリ駅)と隣接しているので、結構駅に入るまでに迷います。早めに行くことをお勧めします。 自分の乗る車両のドアのところでチケット(インターネットで購入した場合はプリントアウトしてくださいね)とパスポートを見せます。その列に並んでいると、友人がロシア人に何事か話しかけられています。慌てて「どうしましたか?」と尋ねると「この書類をサンクトペテルブルクまで運んで欲しいの」と言われました。いやいやいや怖すぎるでしょう。その場では謝罪して断りましたが、後から「ロシア人は郵便局を信用していないから、見知らぬ人に頼んで運んでもらうことがある」という話を聞きました。見知らぬ他人の方が信用できるの!?

サプサンの座席は新幹線のように進む方向によって変えられるわけではないので、自分でチケットを取る場合は前向きの席かどうかを見極めなければなりません。旦那にチケットを取ってもらったのですが、行きはきちんと前向きの座席でした。帰りは読みを間違えて後ろ向きに。ただ、万が一後ろ向きの座席だったとしてもサプサンには食堂車があり、前向きに座れます。 揺れる車内で撮ったのに加え、誰かが運んでいるお花が飾ってある席ですが、向かい合った座席とテーブルが置いてありました。8テーブルほどと限られてはいますし、出発前からロシア人が占領していますが、時々空いた時を見計らって座りに行っていました。食にうるさい旦那はちゃんと食堂車に一番近い席を予約していたのです。また、食堂車の席が全部埋まっていてもスタンド用のテーブルもあります。そこで買って席で食べることも可能です。 出てくるのはインスタントですが、なかなか種類も豊富です。ボルシチもありました。写真はカーシャ(お粥)とキノコが入ったブリヌィ(270p)です。カーシャはロシアの代表的な朝ごはんですが、うちでは作らないので友人に体験してもらおうと頼みました。ちなみに本気を出せばキャビアが入ったブリヌィも食べられるようです。1800p (3600円)もするのでおそらく本物だと思います。

車内はこんな感じ。普通のイヤホンを差すと、テレビの音声も聞けます。清潔なので、快適に3時間半ほど過ごしているとサンクトペテルブルクに着きました。

サンクトペテルブルクにあるモスクワ駅(モスクワへの列車が出るので)はホームこそレニングラード駅と全く変わらず、やってきた実感が湧きませんでしたが、駅構内は天井が高く、かっこよかったです。 「サンクトペテルブルク」の文字を見てやっと「来たんだ」と思えました。

市街地についてはまた次回から! Пока!

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