馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

カザン旅行記-クレムリン①

Привет!

ロシアは今日からお正月休みが開けて、平日です!日本は三連休なんですね。新成人の皆様、おめでとうございます。

今日からカザンの観光編です。カザンを満喫した4日間だったので、かなり続くと思います…モスクワ情報は少しお待ください。 歴史編に出てきたカザンクレムリンは間違いなくカザンに来たならば行っておくべき場所です。世界遺産にも登録されています。そもそもクレムリンとは城壁に囲まれた場所のことを指すのですが、このクレムリンへは入り口が二つあります。メトロからも近い、スパスカヤ塔側からの入場がオススメです。ちなみに入場は無料!主な建物は4つあります。上の地図上に番号を振っているので、場所も合わせてお楽しみください。

①スパスカヤ塔 スパスカヤといえば、モスクワのクレムリンにも同じ名前の塔があり、この塔の時計で年越しを見守るだけでなく、9月の音楽祭の名前にも使われています。そもそもスパスカヤというのは「救世主」という意味です。モスクワのスパスカヤ塔は茶色のレンガですが、カザンでは真っ白の美しい塔で、ここからクレムリンを囲む白い壁が伸びています。入り口では様々なクレムリン内をめぐるツアーの案内と申し込み所、お土産もの屋さんが並んでいます。

②クル=シャーリフ・モスク 前の記事で書いたように、もともとこの土地はイスラム教が主に信じられてきたのでモスクも立てられていましたが、イワン雷帝によって破壊されました。ヨーロッパ最大級のモスクとして再建されたのは2005年のことです。今となってはこの美しさからカザンの代表的な建物になっています。 中には無料で入れますが、女性は髪を隠さなければなりません。係のおじさんに「スカーフ持ってる?」と聞かれます。ない、と答えるとこのモスクの絵が描かれたスカーフを貸してもらえました。マフラーを外してそれをつけようとすると、入り口のおばさんに「マフラーで巻いたらいいから、これいらんよね!」とスカーフを取り上げられました。…せっかくだから着けたかったのに。マフラーを見よう見まねでそれっぽく巻き、先ほどのおばさんに見せに行くと「よくできました!」と言われました。ありがとう。

入ってすぐの広間からモスクへの道を見つけ、登ります。ツアー客が多いことと、登った先にあるモスクのテラスが狭いことなどのために、階段で少し待ちつつ、なんとか着いた先に待っているのは こんなに美しい内装です。 視線を落とすとこんな感じ。向こうのテラスにもたくさんの人が見学しているのがわかりますね。下ではイスラム教徒の方が跪いてお祈りをしていたので、写さないようにしましたが、観光客がこんな神聖な場所でうるさくしてごめんなさい、という気持ちになりました。 少し光量が足りませんが、外見と同じく青色が素敵な内装でした。かなり階段を登らなければなりませんが、その価値はあります。

また階段を降りて広間に戻り、次は階下にある博物館へ向かいます。ここは入場料がかかりました。メモし忘れたのでいくらか覚えていませんが、どの博物館も200p(400円)かかるかかからないかくらいでした。 入ると、キリスト教の博物館とは一風違った雰囲気です。右手前にある本型のスクリーンでイスラム教の歌などを聞くことができます。ずっと何かを流しているので、この小さな博物館の良いBGMになっていました。 こちらはイワン雷帝に壊される前のモスクだそうです。かなり外見が変わりました。私は今の方が好みです(聞いていない)。本当によく再建してくれて、イスラム教に触れる機会をくれたものだ、と感慨深くなる博物館でした。

残りの二つの紹介は次の機会に! まだまだ続きますよー! Пока!

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