馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

国際交流

Привет!

もうすっかり秋ですね!家の近所のリンゴの木が綺麗に紅葉していました。 みんなよくここのリンゴを食べています。登校中に目の前の人が急に立ち止まってリンゴをもぎり出すとなかなかギョッとしますね。よくわからない木の実をとりあえず口に入れてみて首を傾げている人もいたりして、なんで食べようと思ったのかヒーローインタビューでもしようかと思いました。もう少しロシア語が流暢になったらします。

うちのクラスはかなり人数が多いのですが、全員とてもいい人たちで、キャラクターが確立しています。絶対遅刻してくるし休憩から帰ってこないフランス人Jさん(先生の口癖は「フランス人はどこ?」になりました)や、絶対宿題をしてこないコロンビア人C君(曰く「コロンビアの伝統なんだ」とか)を始め、それぞれに持ちネタがあって、毎朝行くのが楽しみでした。

そして今朝、教室に入った瞬間に目に入ってきた光景。 手前にあるのはナイフですか…?先生に「なんで?」と聞くと「今日宿題やってない人はいるかな…」と呟いたのでみんなでC君に今すぐ逃げるよう勧めました。(先生はどこかプーチンさんに似ています)

結局もう一人の日本人のかたと先生が今週までだったので、みんなで食べようと持ってきたタルトを切るためのナイフだったようです。 (※授業中)

うちのクラスはよくみんながお菓子を持ってくるので、かなり太った気がします。先生がチョコレート好きなのでチョコレート率が高めでした。カカオの含有量が50パーセントから90パーセント(最早ほとんどカカオです)までいろいろな種類が入ったセットをJさんが持って来てくれたり、先生が突然フルーツを置いていってくれたり、 私が持って行った「きのこの山」を見て、これ知ってる!とコマにして遊び始めたり(注意しました)、次の日にパキスタン人のSさんが「モスクワにもあったよ!」とロシア版きのこの山を持ってきたり(味はやはり日本が圧勝でした。日本人にとっては、かもしれませんが)。

前のクラスでは未知の世界だったヨーロッパを知って目から鱗の日々でしたが、今のクラスでは少し世界が広がり、南アジアと北南アメリカ大陸まで知った気になっています。それと同時に自分が日本人であること、いかに日本について知らないかということも嫌という程味わいました。クラスメイトたちと話していると、これまでに住んだ国や話せる言葉は多くても「どこの国の出身か」というのはしっかり持っているのだと感じ取れます。これがアイデンティティなのか。

それぞれが自分の国に誇りを持っていて、その上で相手のことも尊重する、こんなに素敵な国際交流がここモスクワで出来るとは想像していなかったので、本当に貴重な体験をしていると実感します。 よく言われている「国際人」には、英語ができることは必須かもしれません。ただ、英語ができても、海外に住んでいても、そこでどう周りの人と関係を築いていくか、相手から何を感じ取って学べるか、そこが大事なのかなあとふと感じました。人数が多く、多様な人たちが集まったクラスで良かったです。

先生もとてもユーモアがあり、知識も豊富で、本当にわかりやすく教えてくれていたので、来週から先生が変わってしまうのが残念ですが、新たな出会いが楽しみでもあります。

良い週末を! Пока!

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