馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

憧れのトルコへ

イスタンブール。 古くはコンスタンチノープルと呼ばれ、ヨーロッパとアジアの二大陸をつなぐ街。 ♪昔コンスタンチノープル
今はイスタンブール
名前の変わったわけは誰にも分からない
トルコの人にしか
ちゃん♪
この一風変わった歌を幼少期からよく聞いていたからか、イスタンブールはトルコにあるということは知っていました(ちなみに名前が変わったわけは統治者が変わったからです)。メロディーが気になる方は「コンスタンチノープル、イスタンブール」で検索してみてください。

イスタンブール、ひいてはトルコに憧れを抱いたのはいつ頃だったか、もう覚えていません。小学生の高学年で映画「トロイ」をみてあの戦いに熱狂した頃か、はたまた中学生の頃に「村田エフェンディ滞土録」を読んだ頃か。この私の生涯ベスト本については以前少しだけ紹介しましたね。 mickymm.hatenablog.com もちろん持っていって読み返しました。

いつからかトルコにはなかなかいけないし、憧れは憧れのままで置いておこうと思い始めていたのですが、ここ一年でトルコに住んでいる人と仲良くなったり、かつてトルコに住んでいた人たちとこちらで知り合ったりするうちに「いや、やっぱり行きたい」という思いがまた出てきました。旦那にはサブリミナル効果を狙って事あるごとにトルコの話をし続けていたからか、彼が夏休みをもぎ取れた時、すぐにメッセージを送ってくれました。「夏休み取れたよ!トルコ行く?」

トルコ、と一口に言っても日本の二倍もある国土には見所がたくさん詰まっています。イスタンブールに行くのは決定で、友達が住んでいる首都アンカラにも行きたいし、奇岩がたくさんあるカッパドキアも見たいし、トロイにも行ってみたいけれど、この調子だと5日では足りないな…。そんな折、友達が「アンカラに来てくれたらカッパドキアまで車を出すよ!」と行ってくれました。その一言でヌルスルタン→アンカラ→カッパドキア→イスタンブールという旅程が決まりました。 ヌルスルタンからアンカラまでは直行便はありませんが、イスタンブールを経由するとあまり乗り継ぎ時間も長くはなくスムーズに行けます。なぜかイスタンブールへの往復の飛行機は早朝発着なので、深夜1時にヌルスルタンの空港へ行ってみて驚きました。普段は心配になるくらい人がいないナザルバエフ空港ですが、この時間は人で溢れていたのです。昼間にはめぼしい便が発着していないのかな。ヌルスルタンを早朝3時20分に出ると、アンカラには現地時間9時20分につくという寸法でした。これでこの日は一日観光できます。

さあ、いよいよ念願のトルコ旅行の始まりです。しばらくカザフ情報はお休みして、トルコで出会った色々なこと、もの、人についてしばらく書こうと思います。期待値を最大限に上げていったのに、その期待を超えてくれる国でした。お付き合いいただけると幸いです。