馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

最新スーパー情報

Привет!

夏ですね!!近頃は家の中が20度台というかなり過ごしやすい気候なのですが、家の中で虫と遭遇する確率が増えたことで夏だということを実感しています。部屋のドアを開ける度にそこに虫がいるのではないかと思うと気が気ではありません。冬が長く、あまり生物がいないように見えたので、こんなに生息していたとは少し驚きました。ロシア語の先生曰く、あのGから始まる黒の化身も90年代まではいなかったのに突然現れたそうです。彼女の推理ではヨーロッパから持ち込まれたのだとか。証拠はどこにもありませんが。
水辺は少ないので、蚊が日本ほどいないのが救いです。ただ、一度噛まれると痛くかんじるほど強力なので、気をつけてください。

さて、今日は久しぶりにヌルスルタン生活について書こうと思います。いつもは食料品などをバザールで買っているのですが、先日久しぶりにスーパーへ行ってみるとあまりこちらでは見ない日本の食材が売られていたので紹介します。ショッピングセンター「ケルエン」と「ケルエンシティ」に入っているスーパー、galmartというスーパーは時々驚く食材が入荷されていますが、あまり売れないとやはりレパートリーからは消えてしまうので、時々チェックしに行って、買って応援するのがよさそうです。 これがケルエンに入っているgalmartの入り口。中はかなり広いです。先日はえのきが売られていて驚いたのですが、しばらくえのきを使っていなかったのでメニューを考えているうちに店舗から消えてしまいました。青梗菜も最近見かけません。…もしかしてどちらも旬を過ぎたから?冬の入り口になるとまた売られるかもしれないので、期待して待つことにします。 季節があまり関係なさそうな缶入りのもやしも見つけました。その名も「もやし・イン・ウォーター」!今度買ってみようと思いながら(あまりえのきで学習していない)、もやしを見つけたという話をお友達にすると「あんまり美味しくないよ」と言われてしまいました。…そうなのか…。ちなみにもやしを買うなら、お勧めは韓国食材屋さんか、バザールの韓国コーナーです。韓国系カザフ人が多いのでユーラシアバザールには韓国コーナーがあり、キムチや豆腐(木綿豆腐の堅いバージョンです。麻婆豆腐に最適)、ニンジンのナムルや椎茸のニンニク漬けなど美味しいものが売られています。ここにもやしのナムルもあるのですが、ナムルがあるということは材料のもやしも売られているはずだ!と思い、店員さんに「(ナムルを指さしながら)これの調理されていないものをください」というと「ああ、生の(сырой:スィーロイ)?」と言って下から大量のもやしを出してくれました。「どれくらいほしいの?1kg?」と聞かれたのですが、1kgのもやしが想像できずに「とりあえず200g」でお願いしました。 こんな袋に入ってきます。皮はついているものの、しゃきしゃきで美味しいです。200gで500テンゲ(160円くらい)したと思います。

もやしで語りすぎました。スーパーに話を戻すと、油コーナーにはいくつかの種類のごま油が売られていました。「кунжутный(クンジュートヌイ)」がゴマです。親切なメーカーは英語で書いてくれています。それにしても油の種類は多いですね。この写真の左端に映り込んでいるのはナッツの油です。 このロシア語で書いている「まゆみ」というメーカーはどこの会社なのでしょうか。まゆみの公式ホームページによると、メインの会社はロシアのオムスクにあるそうです。会社情報についてみていると「日本食」と繰り返しているのに「中国で作っています!」としっかり書いてあるあたり正直でいいと思います。商品情報やレシピなども載っていたのですが、その中の「ポン酢」を見て、「これモスクワで買ったことある…」と思い出しました。味は酢がかなり勝っていて、あまりポン酢らしくなかった気がします。この会社か…。

ですがこの会社はかなり勢力を伸ばしていて、エスニック食材コーナーなどはこの「まゆみ」のマークがよく見られました。例えば紅ショウガの棚。 スシと書かれたレストランの看板をよく見かけるからか、紅ショウガの種類もかなりあります。日本のスーパーでもこれほど置いていない気がしますが…。普通の生ショウガはバザールでも置いているのに購入すると「何に使うの?」と驚かれるくらいあまり食べられていない印象なのですが、こうやって調理してあるとみんな食べるのでしょうか。

他の「まゆみ」商品で驚いたのが乾燥シイタケ! これもまだ買っていないのですが、ちゃんとしているのかな。それにしてもこの大きさ(コーンフレークの箱より少し小さいくらい)で1675テンゲ(600円弱)とは少し安い気がします。ちなみにパン粉もちゃんとпанко、あるいはpankoとして「まゆみ」が出してくれていました。パン粉は間違いないと思います。

また、韓国料理用の食材を出しているメーカーで有名なчим-чим(チムチム)も、蕎麦や素麺、うどん、春雨などを出していました。このメーカーもロシアのノボシビルスクに本社があるらしく、ロシアでもよく見かけました。蕎麦とうどんはバザールでも見かけたのですが、素麺!ちゃんとキリル文字で「ソーメン」と書いてあります。カザフスタンに来た当初は、モスクワにあった日本食材屋さんもないし、なにもない!と思っていましたが、よく見たらいろいろとあって不自由しません。

みりんなども韓国食材屋さんに売られています。 味も日本のものと比べあまり遜色がないらしく、酒類に入るので日本から送れなかったのですがもう安心です(そもそもちゃんと家に届くのかわからずまだ日本から荷物を送っていません)。韓国食材屋さんには日本の味噌も売られています。すべてのものが毎回あるとは限らないのですが、品ぞろえも豊富でとても助かっています。先日感動したのはホットケーキミックスが売られていたこと! 日本のものと同じく、牛乳と卵を入れて混ぜるだけで生地ができます。割合は粉500gに対して牛乳400g、卵2個。このレシピで作ると大きなホットケーキが4枚出来たのでいつもこの半量で作っています。

暮らす上でもあまり不自由を感じなくなったヌルスルタンです。

Пока!