馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ペイントボール

Привет!

天気がいい日が続いて気持ちがいいです。家の中はかなり暑く、床暖房が切れないかなあと思っているのですが、来週もう一度寒波が来そうなのでもうすこし我慢することにします。それにしてももう春だなあ。

というわけで、すこし暖かくなってきたのでアクティビティに出かけます。アスタナの郊外に屋内のペイントボール場があると聞いて、9人ほどで行ってきました。早速乗れるようになった車で10kmほどのドライブです。 会場近くは貨物列車用の線路がとても多く、道はあまり舗装されておらずボコボコでした。それにしても空が広いですね。

さて、ペイントボールとは、障害物が置かれた敷地内で2グループに分かれてインクが入った弾を撃ち合うゲームです。サバイバルゲームなどと同じような容量ですね。当たったら服に色がつくのでわかります。施設の人によると胴体と頭に当たるとアウトですが、腕や足は当たってもセーフだそうです。グループが全滅すると負けでもいいですし、敵陣地にある旗を取ってくる、というようなルールにもできるのでかなり自由度が高かったです。

まず施設に着くと、長袖長ズボンの迷彩服を貸してもらい、着替えます。ただ、かなりのスピードで弾が飛んできて、当たると痣ができるほど痛いので、すこし厚めの衣服を着ていき、その上に迷彩服を羽織るイメージです。それから上に書いたようなルールの説明の後、ヘルメットとゴーグル、マスクがくっついたものと、銃を渡されます。ヘルメットは会場内では絶対取らないように言われました。弾が当たったら手を上げながら会場の外に出て、そこでヘルメットを外せとのこと。

会場の入り口。中では戦いが行われています。一段高いところに施設の人がいて、審判や照明の調整、危険行為をした人の注意をしてくれます。中は真っ暗なように見えますが、薄暗くなったり明るくなったりします。薄暗い時に動くのがいいと教わりました。

実際始めてみると、ひたすら怖かったです。障害物の裏に隠れて、相手が出てくるのを待っているのですが、様子見で頭を出した途端に自分が隠れている障害物に弾が打ち込まれたことがわかりました。そこからは打たれたくないけどうごかないと進まない、でも痛いのが怖い、という感情のせめぎ合いでした。これが実際の戦場となると「痛い」では済まないんだよな、などということも考えました。

明るい時の会場はこんな感じ。

一度指先に弾が当たったのですが、しばらく指が動かせないほど痺れて痛かったです。ルールとしてはセーフなのですが、途中棄権したくなりました。あの時ほど「こんな不毛な戦いは終わらせよう」と思ったことはありません。また味方のはずの旦那に後ろから撃たれた時は文字通り衝撃でした(実際には敵と旦那の間に私が入ってしまったようなのですが、それでもしばらく恨みました)。

戦いの最中は緊張し続けていましたが、いざ終わってみると「なんだかあのスリルが楽しかったなあ」という感想だったので自分で驚いてしまいました。最後の試合で自分は狙っているより上を撃っていることがわかったのでリベンジしたいのもあります。弾は100発で1500テンゲ(500円程)、250発で3500テンゲ(1200円程)でした。銃や場所代も含めて、一人5000テンゲ(2000円弱)でこの体験をできるのは良かったです。

アスタナは乾燥しているのですが、湿地の上に作ったのだなあというのはこの施設付近の水はけの悪さで思い知りました。施設に行くのに、池を超えなければいけなかったのです。 普段は道だというのが信じられず、思わず撮影してしまいました。

これからいい季節なのでいろいろなアクテビティをしたいと思います!

Пока!