馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

Metroで大量に買い出し

Привет!

今週初めは最高気温が1度だったのに、明日の最高気温はー11度だそうです。一週間の中で12度も差があるなんて。どんな格好をしていたか忘れてしまったので、できれば家にこもっていたいのですが、-11度くらいで引きこもってしまったら真冬は外に出られなくなります。体を慣らすためにもどこかへ行こうかな。

先日、少し町はずれにある大型スーパーに連れて行ってもらいました。 地下鉄がないこの町に唯一存在する「メトロ」です。実はモスクワにも全く同じお店があります。モスクワには地下鉄もあるので「メトロ」といったときにどちらを指すのかややこしいことも何度かありました。 mickymm.hatenablog.com この記事では名前を出していませんが、マグロやサンマを買ったのがこのお店でした。

アスタナでは街中から10分も車で走るとすぐ草原に出ます。このスーパーはそんな草原のなかに突然現れるので、周りの風景と明らかにミスマッチでした。この街だったら別に郊外に作らなくても、街中に土地はあるのになあ…と思いながらお店に入りました。モスクワでは会員制だったので、ここでも入り口すぐのサービスカウンターで入会手続きをしましたが、連れて行ってくださった方々によると最近入り口のゲートが撤去されたので誰でも入れるようになったとのこと。レジでも会員証を見せたりしないので、実質会員制ではなくなったようです。制度は変わるもの。でもいつまた「やっぱり会員制にします」とゲートが設置されるかわからないので、とりあえず今は役に立たない会員証を作りました。

ここは食料品だけではなく、生活に必要なものは大体なんでもあります。家電に小さめの家具、キッチン用品に洗濯用品、スキンケアに掃除道具までなんでもござれです。最後、レジでお支払い途中に覗いていないエリアがあることに気が付いたのでもしかしたら服などもあるかもしれません。 お店の真ん中あたりに立って撮った写真です。とりあえず面積が広く、カートもお店の面積に比例して大きいので小回りが利かなくて少し苦労しました。ほとんど業務スーパーなので、置かれている食料品も街中のスーパーに比べると大きいサイズが多いです。大体800g入りしか手に入らないお米も、ここなら4.5kgのものが買えます。質も全く街中で手に入るものに引けを取りません。小さいサイズの怪しいお米を買うくらいなら、こちらで買ったもののほうがおいしく感じました。 オリーブオイルだってこのサイズです。一見ガソリンかと思いました。

モスクワではメトロといえば巨大な水槽があり、新鮮な魚が置いてあるので有名でしたが、ここのメトロはどちらかというとお肉のほうに力を入れていました。店の奥にあるお肉コーナーの入り口には分厚いゴムでできたのれんのようなものがかけてあり、それを押して中に入るとそこは真冬の世界です。 ここではカズビーフというカザフスタンで育った牛のブランドを扱っており、真空パックされたお肉たちはバザールで野ざらしにされたお肉より安全そうです。真空パックなので賞味期限は1か月近く先という優れもの。2010年にできたばかりの会社で、カザフスタンで育てた質のいいブラックアンガスビーフというのが売りのようです。なんと個々のお肉を扱っているのはメトロだけ!それにしてもこのお肉コーナーは気温を相当低く設定しているので、中でどのお肉にしようか迷っていると命の危険を感じるときがあります。お店の中だからとコートの前を開けていましたが、ここに入る前はしっかり着直すことをお勧めします。カズビーフではありませんがシチュー用に切られた牛肉なども売られていて、主婦に親切なお店です。

たくさん買ってしまって袋に入りきらなくても大丈夫です。出口近くに段ボールが置かれているので、欲しい大きさのものをもらうことができました。自家用車があればかなり便利ですが、バス停もお店の前にあったのでバスでも来られるようです。

後日家でカズビーフのステーキを焼いてみましたが、とてもおいしかったです!この量でお腹がはち切れそうなほどの満足感が得られました。そして小さめの塊肉を選んだつもりが、4人前のステーキが作れそうなくらいありました。しばらく牛肉は買わずにすみそうです。

Пока!