馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ハン・シャティール

Привет!

タクシーに乗るなり「どこの人!?」と聞かれたみっきーです。こんにちは。
「日本人ですよ」と答えると、運転手さんは「おお!今日だけでブラジル人と中国人と日本人を乗せました!」と嬉しそうに報告しました。それはめでたいんですが、彼はビンゴでもやっているんでしょうか。

先日、引越しの片付けも終わったのでやっと街中に出ることができました。色々買いたいものもあったので、せっかく行くならと街の中心部にあるショッピングセンターへ。 ええ、これがショッピングセンターです。夕方だったこともあり、太陽を背にしたテント部分が神々しくさえあります。

ハン・シャティールという名前のこのショッピングセンターは2010年にできたそうです。もっと新しく見えました。ハンは「王」、シャティールは「テント」という意味なのでそのまま「王のテント」となります。

とりあえず中に入りましょう。すぐにロクシタンが出迎えてくれました。ロシアのショッピングモールと同じようなお店のラインナップだなあと思いながら奥へと進むと、突然現れたのはフリーフォール。 たしかにテントの真ん中はかなり高くなっているのでフリーフォールもかなり怖そうです。さっきから時々聞こえていた悲鳴はこれだったのか、と知って少し安心しました。

とりあえずお腹が空いているという旦那と上階にあるレストランやフードコートがあるところへ。レストランは2軒しか見つけられませんでしたが、フードコートはかなり混み合っていました。

食事をしながら、視界にずっとティラノサウルスがいるので気が気ではありません。 いや、流石に大人なのでこちらに来ないとは分かっているのですが、実寸大かというような大きさです。しかも時々頭や尻尾が動きます。あまりにも気になったのでもう一階上に登ってみました。

上の階はゲームセンター…というかほとんど遊園地になっており、小さなジェットコースターや急流すべり、ゴーカートなどがあります。子どもたちが走り回っていました。件のティラノサウルスは「ダイナソーパーク」にいるようです。入らなかったので具体的に何をするところか分からなかったのですが、入り口に原始人が立っていました。

さらに上の階に上がると、ビーチを再現したプールがあるそうです。カザフスタンは内陸国なので(アラル海やカスピ海という名前の湖はありますが)、海を一生見ない人たちもいるそうです。そんなカザフスタンでも海を感じられる場所ということで、入場料はかなりするそうですが、人気のスポットです。この日は水着を持っていなかったので泣く泣く諦めました。

地上から二階は洋服のお店が多く入っており、地下には携帯電話のショップや家電のお店が入っています。ちなみに銀行もあり、両替所もあるのでカザフスタンの通貨(テンゲ)にはここで替えられます。モスクワの街中ではよく見かけた両替所ですが、アスタナではあまり見かけません。

用事を済ませてハン・シャティールを出ると、すっかり空は暗くなっていました。振り返ると あやしく光るハン・シャティール。これから何度となく通う予感がします。

Пока!