馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

魚週間

Привет!

ご無沙汰しています!大学の卒論執筆並みに勉強していました。それについてはまた後ほど。

先日、近所のペレクレストック(スーパー)の海鮮コーナーで見慣れた単語を見つけました。その名も「パンガシウス」…日本にいるときは近くのイオンでよく買って食べていました。ロシア語でも全く同じ名前で売られていたのです。しかもふた切れで80p(160円)程。 パンガシウスのムニエル、キノコソースのせ。他の白身魚に比べると身がしっかりしていて崩れにくくジューシーなので、調理もしやすい上に食べやすいという優れもの。おススメです。フライにしても最高でした。お酒によく合います。

内陸のモスクワではあまり魚の種類がなく、マグロなどは冷凍のものしか大抵手に入りませんが、先週1週間は違いました。「魚週間(рыбная неделя)」というイベントが行われたのです。 ロシア中から集められた魚たちの販売はもちろん、屋台ではその場で食べられました。赤の広場近くの革命広場にできた特設会場に足を踏み入れた瞬間、焼けた海産物の匂いが漂ってきます。シーフードが大好きなのにモスクワに住んでいる旦那と最終日の日曜日に行ったのですが、かなりの人出でした。 入った瞬間からエビやホタテなどのシャシリク(バーベキュー、通常は豚肉)を焼いていたので、思わず足を止めた旦那を引っ張って「一応一周見てから何を食べるか決めよう」と提案します。一歩進むたびに魅力的な食べ物が多すぎて、このままではお腹もぱんぱんになりそうですし、何より破産しそうです。

周りの人が食べていて美味しそうなものがありました。 揚げた小魚です。Корюшка(コリューシュカ)というこの魚は今が旬のサンクトペテルブルク産が有名な魚だそうですが、今回はサハリンのものでした。食べた瞬間…これはししゃもだ!と2人とも大はしゃぎです。一番大きい魚はなんと子持ちししゃもでした。日本にいるときはよく朝ごはんで食べていたので、懐かしい気持ちでいっぱいになります。 「イカが食べたい」と呟く旦那と次に見つけたのがこちらのバゲットに挟まれているもの。ちゃんとお手拭きも無料で置いてあります。中にはイカ以外にも、エビやマグロなどが選べました。こちらは注文してから5分後にとりにきてね、と言われたのでその間に次に食べるものを探しに行く旦那。

サンドイッチを受け取った私が彼を発見したのはフィッシュアンドチップスの列の中でした。こんなに揚げ物を食べて大丈夫でしょうか。 揚げたての魚とポテトをお皿に盛ってくれました。これで300p(600円)。魚も脂っこくなく、ポテトはカリッとしており、店員さんはイケメンで言うことがありません。

サンドイッチの方は中のドレッシングがびっくりするほど美味しかったです。もう少しでドレッシングのレシピを聞きにお店まで突撃するところでした。

ここで2人ともお腹がいっぱいになったためフードファイトは終了。販売の方を見に行きます。 子供達が釣りを楽しんでいるプールの水がどうしたらこうなるのかと言うほど汚くて驚きつつ、ショーケースに並べられた魚を見ながら歩いていると、 たこ!!たこです!一瞬買いそうになりましたが、よく値札を見ると1kg1800p(3600円)…まずモスクワの普通のスーパーでたこを目にしないのでこれが安いか高いか分かりませんでしたが、一匹何グラムか想像もつかず、買うのは諦めました。

この横にあった屋台ではないレストランスペースでは、牡蠣が一つ250p(500円)で売られていたり、モスクワにおける海産物の貴重さを改めて実感します。

青空のもと、普段はあまり食べない海の幸を堪能できて楽しい1日でした。

Пока!

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