モスクワ奮闘記

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

郵便局の進化

Привет!

昨晩は激しい雨が窓を叩きつけるのを、文字通り春の嵐だなあとぼんやり考えながら眺めていました。一度窓の外で眩しいほど光ったので、大きい雷の音が来るかと覚悟しましたが、何も音はしませんでした。ただ雷が落ちなかっただけなのか、それとも別の光だったのか。謎が残ります。

最近、事あるごとにモスクワの進化を感じますが、サービス業に関しては日進月歩で変わっています。ペレクレストック(スーパー)のレジ脇にはタッチパネルが置かれ、3人以上並んでいないか、乳製品や野菜の質はどうか、などのアンケートに応えられるようになっています。店員のおばちゃんは相変わらず無愛想な人もいますが、レジの待ち時間にこういうアンケートがあると暇も潰せていいなと思いました。

ロシアのでの悪いサービスの代表格、郵便局も去年末から突然システムが向上しました。まず、列があるかないかも定かではなかった窓口に整理券の機械が置かれたのです。 驚きすぎて思わず写真に収める私。ここは本当にロシアなのかとあたりを見回してしまいました。

「送る」「受け取る」などのボタンを順番に押すと、客の目的ごとにちゃんと整理してくれます。感動しながらも、油断はまだ禁物と気を引き締めます。このようなシステムがあっても機能していない場面に何度も遭遇しているからです。 無事に発券を終え、順番を待ちます。なんと、周りにいた人もちゃんと手に整理券を持って大人しく座っていました。高齢者もよく来ているのか、あまり戸惑う事なく機械を扱っており、システムがちゃんと浸透していることを証明していました。

順番が来ると奥のスクリーンに大きく番号と行くべき窓口の番号が表示され、音声でも教えてくれます。安心。常々、ロシア人(特にモスクワ)は大阪の人と同じくらいせっかちだと感じて親近感を覚えているのですが、この整理番号呼び出しに1秒でも反応が遅れたら、その場にいないとみなされてすぐに順番を飛ばされます。窓口の人の判断の速さをみていると、整理番号があるからと安心してちょっと外で用事を済ます為にこの場を離れようとは思えなくなりました。

ちなみに上の写真でスクリーンの左にある人の絵が描かれている表示は「5人以上並んでいるようなら下記の番号におしらせください」と書いてあります。流石に5人くらい並んでいたところで誰も文句を言わないと思うのですが、突然の過剰なサービスについていけません。

3月末ごろ、日本の友人から「2週間前に物を送ったよ!」と連絡が来ました。物?と尋ねても「着いてからのお楽しみ」と回答を避けられてしまいます。普段、実家からの荷物は旦那の勤務先に送ってもらっているので、自宅宛に荷物が届くのは初めてです。ロシアは郵便事情が日本ほど発達していないため、個人宅に荷物が無事に届くか確かではありません。届いても航空便なのに何ヶ月もかかるということもたまにあるようです。

今回も例に漏れず、友人は「ロシアは今遅れてて、2週間ほどかかるって言われたけれどまだ届いていないか」という連絡でした。連絡をもらってから慌てて調べてみると、EMSは直接家まで持って来てくれるけれど普通小包(ゆうパックのようなもの)なら郵便局からの通知がポストに入るから、それを持って自分で取りに行くシステムだということがわかりました。私たちのマンションは、この記事でも書いた通りポストを開けるためには一階に常駐している管理人さんにお願いしなければいけません。

友人から連絡をもらってしばらくは2日に一回管理人さんにお願いしていましたが、毎回何も入っていないので気まずくなってきました。1週間に一度くらいにすることにし、昨日16日に久し振りに開けてもらうと一枚の紙が! これです!!嬉しくてこの通知の紙を眺めていると下に「ご注意!荷物の保管は7日です」と書いてありました。慌ててスタンプの日付をみると…肝心の日付が掠れてよく見えませんが9日となっている気がします。慌てて家を飛び出しました。ちょうど7日目ではありませんか。幸いお昼に行けましたが、郵便局に着くと長蛇の列。初めて「5人以上並んでいたらー」と書いてある番号に電話しそうになりました。

せっかく日本から送ってもらった荷物です。間に合ってくれ、と祈るように通知の紙と整理券を握りしめていると、後ろに並んでいたおばあちゃんに肩を叩かれました。「あなた、もし支払いがなくて受け取りだけなんだったらあっちの小さい窓口見える?あそこでできるわよ」と教えてもらいました(もちろんその窓口には表示がありません)。そうなんですか!ありがとうございます、と声をかけ、小さい窓口に走り寄りました。通知書を出しながら「あの、これ今日気づいて…まだありますか…?」と聞くと「おそらく」という不安になるような言葉を残して探しに行ってくれました。

戻って来た彼女の手には小さなダンボール箱が抱えられています。間に合いました。走るように家まで帰り、開けてみるとそこにはマトリョーシカのチョコレートが。 4週間ほどはるばる日本から旅して来たチョコリャーシカをロシアで無事受け取ることができました。嬉しいなあ。

Пока!

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