馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

夢のボリショイ劇場

Привет!

昨日(4/6)はいろんな「シャーロック・ホームズ」をテレビで放送していました。理由を考えてみたのですが、もしかして「4(シ)ャー6(ロック)」だから…?というところまで思いついて、4、6を「シ、ロク」と発音するのは日本語だったと思い出しました。じゃあなんでだ。

先日、誕生日を迎えました。モスクワで過ごす2回目の誕生日です。なんと今回は旦那にあのボリショイ劇場に連れて行ってもらいました! 公式ホームページで注文したら、家までチケットを届けてくれるそうです。届いていたのは全く知りませんでした。でもあの外から眺め続けた劇場に入れるのです。テンションが否応なしに上がります。

外観は皆様ご存知だと思うので少し遊び心があるものを。これ、かなり難しかったのですがもう少し離れればできる気もします。どちらかにしかピントが合わない…。

ボリショイ劇場には歴史的なホールと近代的な新館があります。上の写真は歴史的な方。この外装は1825年にできたものですが、その後も何度か火事に遭ったり、老朽化したりで2005年から6年間は大修築されたそうです。旦那はちょっとうっかりしたところがたまにあるので、もしや新館では、と一瞬不安になったのですが、私の考えを見透かしたのかチケットを出しながら「ちゃんと歴史的なホールやで」と先に教えてくれました。

とりあえず中に入りましょう。 階によって壁の色が違います。地下一階にあるガルデロープでコートを預け、席がある3階まで階段で上がります。パステルカラーが可愛い。そして顔がアジア系だからかみんな英語で話しかけてくれます。

ここから入ります。案内のおばあさんにチケットを見せると「あ、ボックス席ですね」と言われテンションが上がりましたが、多分一階席以外ボックス席だと思います。

オペラ座の怪人(大好きなミュージカル)の世界やん!!!バレエが始まる前から気持ちが最高潮に達してしまいそうです。周りの席の人たちと写真を取り合いっこして、堪能しました。それにしても収容人数がすごかったです(改装前の情報は2150席)。

ちなみに演目は「アンナ・カレーニナ」でした。バレエはセリフがないので一応見に行く前にあらすじを知っておかないとよく分からないところが出てくるのですが、以前ミュージカル版を鑑賞したことがあるので話の流れはバッチリです(その時の話はこちらから)。これはトルストイ原作なので舞台が日露戦争前後の話でしたが、今回のバレエは現代に舞台を持ってきて、踊りも かなり現代的でした。クラシックバレエしか見たことがなかった私はかなり驚きましたが、クラシックバレエより感情表現が激しくて観客の感情まで激しく揺り動かされるものでした。とりあえず本当に不倫は良くないですね。

2時間ほどの第一幕が終わって休憩時間です。軽食コーナーへ行くと さすがボリショイ、キャビアあるやん。 値段を聞くのが怖かったので聞いていませんが、あれは瓶ごともらえるのでしょうか…。

大人しくマカロンとパイナップル詰め合わせをいただき、時間が許す限り劇場散策へ出かけます。 一階席から撮った天井と貴族のボックス席。上のシャンデリアがいつ落ちてくるかと不安になりますね。映画のオペラ座の怪人はシャンデリアを全てスワロフスキーで作ったそうですが、あれはどうなんだろう。

ちなみにあのボックス席の真横の席からだと舞台が一部見えないので少し離れたところをお勧めします。私はボックスから二つほど離れた席だったのですが十分に見えました。 カーテンコールの様子。

モスクワにいるからには一度は入ってみたかったので夢が叶いました。しばらくは「ボリショイ劇場に入ってんでー!」と街行く人に声をかけたくなる衝動に駆られて大変でした。

Пока!

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