馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ゴールキー・レーニンスキエ①

Привет!

1ヶ月前になりますが、ちょっとモスクワ郊外へお出かけした時のことを書こうと思います。

友達が「ロシア語を習っている先生がレーニンの亡くなった場所に連れて行ってくれるんだけど、一緒にどう?」と言われたのがきっかけでした。空いている日だったので、行く!と即答しました。旦那も一緒です。すると「多分寒いから防寒をしっかりするのと、ご飯食べる場所がないかもしれないから軽く食べられるものと温かいお茶を持ってきてね」という助言が来ました。

モスクワの南にある地下鉄青線のドモジェドヴォフスカヤ駅から出るバスに乗ります。バスが1時間に一本ということで、遅刻すると分かった時には半泣きで急ぎましたが、そこはロシアのバスです(そもそも遅刻はいけません)。結局私たち以上に遅れること20分、やっと乗るべき439番バスが来ました。ここから30分近くバスに揺られて「エクスペリメンタリナヤ・バザ(экспериментальная база)」というバス停で降り、周りの人に聞きながら目的地まで5分弱歩きます。

着きました!ゴールキー・レーニンスキエです。ここにある別荘で、レーニンは亡くなるまでの数ヶ月を過ごしました。

ここは広い公園になっていて、敷地内に博物館や別荘、そして今も休養地として人気なのでホテルとカフェもあります。食べるところあるやん(朝おにぎりを握っていて遅刻したのです)。入り口入ってすぐに大きな入り口の博物館があるのですが、先に見にいくのは奥にあるレーニンが住んでいた別荘。ロシアによくある公園らしく、真ん中の方にあるはずの別荘に着くまで20分くらい歩きました。 モスクワ郊外なので(公園だということもありますが)、大雪でした。ただ、この日はバイカル湖から帰ってきたちょうど1週間後。一緒に旅した友達も参加していたのですが、彼は普通のスニーカーを履いていました。さすがにそれは調子に乗り過ぎだろうと思っていましたが、案外寒さを感じません。人類ってこうやって進化するんですね。

さあ、やってきましたレーニンの家博物館! ここがメインの建物。ウズベキスタンのレギスタン広場のようにこの建物の両脇に向かい合った状態でもう二軒立っています。そのうちの一軒はキッチンで今は公開されていませんが、もう一軒の方は公開されていました。そちらにはレーニンの妹さんが暮らしていたようです。入る時に写真撮影代をケチってしまったので中の写真はないのですが、後悔するくらいたくさんの展示物がありました。

あの1917年のロシア革命を起こしてこの国をソ連に変えたレーニン。そんな彼が実際に着用していた服や、当時の映像、スターリンと一緒に写っている写真、妹が使っていたベッドや別の建物であるキッチンへのレーニン手書きの注文票などなど。他の博物館でレーニンについてを聞くよりもずっと彼に人間味を感じました。

続いて先ほどの写真に写っているメインの屋敷に行くのですが、その前にガイドさんが地面を指さしました。 「ここの下にはチューブが通っていて、注文した食事がキッチンから温かいまま屋敷に届けられるのです。もちろん今は使われていませんが、当時はここから下を通るのが見えたんですよ」

地下を通ってきた食事を一度でいいので食べてみたくなりました。レーニンの気持ちを味わえるのかしら。

続きます。

Пока!

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