モスクワ奮闘記

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

メトロのWi-Fi

Привет!

SNSに溢れるお花見の写真が目に入ってくるので、花粉は飛んでいないはずなのに涙が出てくるモスクワの三月末。今日は最低気温-12度を記録しました。春ってどんな感じだっけ…。

さて、モスクワ市民の足であるメトロ。主にその駅の美しさがよく話題に上がりますが、今日はそんな荘厳なメトロの近代的な部分をご紹介したいと思います。

一番古い車両でなければ、モスクワメトロの各車両にはWi-Fiが付いていて無料で利用することができます。ただし、登録するのにロシアの携帯電話番号が必要なのでこちらでsimカードを買わないといけません。ただ、電話番号を登録してそこに届くメッセージにда(はい)とだけ返せば、あとはメトロに乗るたびに こんな画面が出て「войти в интернет(インターネットにつなぐ)」を押せばいいだけ。CMが二本流れるのをぼーっと眺めているとWi-Fiにつながっています。

こんな感じで毎日Wi-Fiに繋いでいるのですが、二本のCMの間に現れる文字をよく読まずに「次へ」のボタンを押していました。ある時ふっとその文字の中に「ニューヨーク」というのが目にとまります。 曰く「ニューヨークのメトロにはCMがありません。その代わりインターネットもありせん」…本当に?CMを見ることに文句が出ないように書いているのでしょうか。この間、アメリカに住んだことのある友達に聞いてみたら「ニューヨークももうすぐWi-Fiつけるらしいよ」とのことだったのでこの情報は本当だったようです。

これ以降、なんとなくこのCM間のちょっとした文字を読んでみることにしました。毎回ランダムで出てくる文字が違うので、この3ヶ月ほど集めて、グループ分けをしました。
【CMを見てもらいたい系】
・あなたは地下鉄に乗りながら、センサー式の画面がついた携帯テレビでクールな動画を見ているんですよ。こんなこと、子供時代に想像できましたか?
・あなたのような我慢強い人のおかげでメトロにインターネットが普及しています。
・CMのおかげでメトロにWi-Fiがあります。(さっきのと微妙に違う)
・途中で見るのをやめないでください!あともう少しです!
・目の体操に最適なのはCMを見ることです。(絶対嘘やし、めっちゃ必死やん)

【ユーザーへのメッセージ系】
・今日はラッキーな日!成功のために出来るだけ頑張って!
・今週、あなたがずっと願っていたことが実現するかも!用意はいい?
・今日のあなたはバッチリきまっていますね。
・今日はイニシアチブを発揮してみて!成功はあなたの邪魔をしないよ。
・今日はいつもよりご自身に注意を払ってみてください。何しろもうすぐ春ですよ!(昨日と今日は吹雪いていました…)

【豆知識とメッセージの合わせ技系】
・活発に体を動かすことが心の健康に繋がります。まずは軽い体操から始めてみませんか?
・スティーブン・キングは1冊目の本を出すまでに30もの出版社に断られました。あなたも夢を諦めないで!

ここまではいい感じなのですが、突然豆知識だけ言われることもあります。

【本当か疑わしい豆知識系】
・ケチャップはその昔、薬として使われていました。
・モロッコでは、あまりにも葉っぱがないのでヤギが木に登って手に入れた葉を群れ全体に行き渡るよう回します。
・地上で最も低い気温(-89.2度)は南極大陸にあるロシアのボストーク基地で観測されました。
・パラドックス:学者によると「怠けること」は高い知性を持っていることの証明だが、その知性を失わないために怠けないことが推奨される。

中には日本についての豆知識もあります。 ・日本のいくつかのATMでは、お客さんにお金を渡す前に消毒のためにお札を200度に温めます。(本当ですか!?熱くて持てたものじゃないと思うのですが…)
・日本では、偶数の花は「調和」を意味します。なので、偶数の花で作った花束はまだパートナーに出会えていない人に送ります。
…日本という国が、ロシアにとって未知なんだなあということがよく分かりました。

最後に…【どう反応していいかわからない系】
・今日あなたはこれから恋人に会いに行きます。さあ、続きのCMを見ましょう。(…え?なんで?)
・あなたがこのCMを見ている間に、世界では273匹の子猫が生まれています。(どこ調べや…)

ニュースにもなったのでご存知の方も多いと思いますが、先週の日曜日にシベリアにあるケメロボという街でショッピングセンターの大火事がありました。夕方4時に起きたこと、出火元が子供用のプレイスペースや映画館があった階ということが原因で、日が立つにつれその悲惨な被害規模が明らかになっており、今ロシアのテレビや新聞はずっとこのことを報じています。亡くなった63人のうち41人が子供だったので、国中で人々がお花とぬいぐるみを町の中心に供えていました。 右が27日にもらった新聞で一面はお供えされたものたち、そして左は28日にもらった新聞で中まで全部モノクロでした(普段は中の写真もカラーです)。

今日は何度Wi-Fiに繋いでも、CM間の文字は「続きを見るためには、下のボタンを押してください」としか出てきませんでした。出火原因も、なぜこんなに犠牲者が多いのかも色々と謎が残る事件です。もう2度とこんなことが起きないように願います。

Пока!

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