馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ラディヤ

Привет!

ロシアでは3月からが暦の上での春だそうで、外は-20度だというのに「今日は冬の最終日ですね!」とニュースでも学校でも言われた2月28日。今日3月1日は春の1日目であるとともに猫の日だそうです。メトロでもらう新聞が猫だらけでちょっとびっくりしました。

バイカル旅行記の真っ最中ですが、今日はオススメのイベントについて書きたいと思います。その名もЛадья(ラディヤ)。 国内の35地域から集まった、700もの工房や作家が参加する民芸品市場展です。年に二回、春と冬に毎年行われているそうです。今回は高層ビルが立ち並ぶモスクワシティの足下にある「エクスポツェントル(Экспоцентр)」で2月28日から3月4日まで開催されています。その初日に友人に誘われていってきました。

私は学校があったので、先に行っていた友人と会場内で合流することに。入り口で200pを払い(メトロの駅から行けば、入場券を配っていたそうです)、施設内でいくつも開催されている展覧会の中からラディヤを探して会場に入りました。

…めっちゃ広い。ゆっくり見て回りながら友人を探そうと思いましたが、あまりの人の多さと会場の広さに「これは自然に合流するのは不可能だ」と判断して連絡しました。

民芸品だけかと思っていたら、服やぬいぐるみ、ポテポテ歩くヴィニープーハ(ソ連版クマのプーさん)やムーミン、そして食料品まで幅広く取り扱っていました。かなり長い列ができていたのはカムチャッカのイクラ屋さんの前。ハチミツ屋さんも多かったです。 左奥の人だかりがいくら屋さん。右のハチミツ屋さんのおじさんが素敵で思わず撮ってしまいました。

35の地域から集まっていることもあって、タタールスタン共和国(首都はカザン)のコーナーや、この前行ったイルクーツクの食料品コーナー、ウズベキスタンの食器や刺繍などもあって、見ているだけで楽しかったです。私は刺繍に目がないのですが、美しい刺繍が施されたシャツもたくさん売られていて一枚買いそうになりました。値段を尋ねてみると「9000p(18000円)です。全て手縫いなので」と言われ、泣く泣く諦めましたが。

ロシアらしい綺麗な模様が描かれた小物屋さんもありました。 真ん中にある馬の模様が描かれた壁掛けの飾りに一目惚れし、気がついたら買っていました。同じ模様の小箱や、踏み台、小さな椅子まであって、お客さんが絶えない素敵なお店です。また、こんなに繊細な模様なのに思ったより安く、手が出しやすかったのもありがたかったです。

もちろんマトリョーシカ屋さんやグジェリ屋さんもありました。そのうちの一つの工房で念願の卵おきをゲット。 これ一つで200p(400円)です。昔旦那が「朝ごはんにこれでゆで卵が出てきたらいいなあ」と呟いていたので今朝突然出してみたのですが、彼は寝ぼけていたのか反応が薄くて少し残念でした。でもこれからお洒落な朝食を楽しめそうです。

本当に広くて、店舗数もかなりあるので見ているだけでもすごく楽しいです。なかなか行けないところの伝統工芸品も実際に手にとって見ることができる素敵な機会だと思います。あと3日ですが(通常は10:00-19:00、最終日は17:00まで)この機会にぜひ。ホームページはこちらです。

Пока!

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