馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

予定は未定

Привет!

今日はここ1番の寒さで最低気温が-24度らしく、晴れているのも納得です。それにしても年によっていつ寒くなるか読めないのはなかなか困るなあ。

私たちがオリホン島で泊まったのは「バイカル」というホテルでした。 写真に写っているのがメインの棟で、管理人さんなどもここにいます。4部屋でシャワーとお手洗いが共同。この棟の横にアパートのような建物があり、そこはシャワーもお手洗いも一部屋ずつ付いています。そしてこのアパートの裏に食堂棟があり、それぞれ徒歩30秒くらいで着くのですが、ご飯のためだけに毎回完全装備をするのが少し手間でした。私たちはツアーの申し込みが少し遅く、メイン棟は一人部屋しか空いておらず二人はアパートの方に泊まるよう言われました。

街灯もない真っ暗な中をホテルまで帰ってきて、そのまま食堂棟へ行き、晩御飯を食べました。ここでのご飯は決まったものが全員に提供されるスタイルなのですが、毎回全く違うお料理でその種類の豊富さに驚きます。お茶はセルフサービスですが、伝統的な形式で「やかんに入ったかなり濃いお茶をコップに注ぎ、サモワールのお湯で薄める」というものでした。 ここではこれが日常なんだなあ。

さて、夕食を食べた後はすることもないので部屋にいる予定でしたが、帰る前にガイドのユーリャさんに明日の集合時間を聞かなければなりません。…「わからないわ、明日にならないと」とのお返事をいただきました。いやいや、明日何時に来ればいいんや。朝起きたらもうみんないなかったら…と思うとめっちゃ怖いんですが。とりあえず部屋に戻ると、中国人向けの案内を引き出しから発見しました!中国語は話せませんが、大体の漢字から意味はわかるので本当に日本人で良かったです。その紙によると、朝ごはんは8時からとのこと。

次の日、早起きの友達が8時に食堂棟へ行ってくれました。「ツアーの人は見当たらず、中国人しかいない」との報を受け、9時に再挑戦してみることに。今回は同じく情報難民の人がいたので、一緒に朝食をとりました(実際は10時朝食、11時集合だったようです)。

さあ、みんな朝食を終えて揃ったのでいざ出発です。前日の反省を踏まえて、今度こそ持っている装備の全力を出してみました。せっかくの機会なので、初の顔出しをしてみようと思います。 一応周りで何が起こっているか見えていますよ。前日は吹き付ける風で顔が痛かったので、マフラーで完全に覆ってみました。靴下は分厚いものを三枚重ね。よく靴に足が入ったものだと自分で感心してしまいました。旦那と友達はスキーゴーグルで顔を覆って、完全無欠です。

予定表によると、今日は島の北へ行くそうです。15人ほどいるツアー全員が乗れるバスでは氷も上を長く走れないからか、3台の車に分けて乗りました。偶然私たちの車にユーリャさんが乗ります。そして開口一番「さあ、今から島の南に行きますよ!」…ほんまにあの予定表はなんなんだ。おそらく、この日は曇りで時々吹雪いてもいたので、天気を鑑みて行き先を決めているのかもしれません。

しばらくガタガタした道を走ると、突然車が止まりました。 突然目の前に広がる氷の芸術。このように綺麗なスポットを運転手さんが見つけると、みんなで降りて思い思いに写真大会が始まる感じでした。

湖の波が岩に打ち寄せ、そこで凍ってしまったのはこちら。 かなり滑りますが、登ることもできます。そして下は雪に覆われているのであまり実感が湧きませんが、湖なのです。バイカル湖の上を歩いているんだ!という実感がじわじわ湧いてきました。 本当にただ広い真っ白い空間。遠近感がおかしくなりそうです。写真のような車に乗って走ってきました。

そしてさすが世界一の透明度を誇るバイカル湖の水からできた氷です。そこらへんに転がっている氷が全て本当に透き通っているのです。

次に一行が向かったのはオゴイ島(ост. Огой)。到着して車から降りると、突然のトレッキングが始まりました。この時に少し雪が降ってきたので辛かったのですが、完全防備のお陰で寒くはなかったです。丘を登ったからかもしれませんが。

丘の上にはチベット仏教のストゥーパが建てられています。2005年にできたもので割と新しく、これがストゥーパの中で最北端にあると…言っていたような…。

よく見たら賽の河原のように石が積まれています。ユーリャさん曰く、願いを込めながら石を積んで行くのだそう。他の人の積んだ石は壊しちゃダメよ、と言われました。ツアーに参加しているイリーナに「見て見て!」と呼ばれて行くと、かなり高く石が積まれているではありませんか。「これ今積んだの?すごく上手いね」というと「誰かが積んでたからその上に乗っかったの」と自慢げに言われました。壊しちゃダメだけど上に乗せるのはいいのだろうか…。

ここから見るバイカル湖は本当に味があるのですが、天気がなんとも残念です。明日は晴れるかな?とユーリャさんに聞くと「お祈りしなきゃね」と言われたのでみんなでストゥーパに向かって手を合わせました(多分違う)。

予定表には「お昼ご飯:ピクニック」と書いてあります。まさか-25度の氷の上でピクニックをするのか!?

Пока!

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