馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ゲームショップ

Привет!

太陽が本当に姿を消してしまっているのでうんざりする毎日ですが、実は今日はマースレニッツアの最終日なので太陽の形をしたブリヌイを朝ごはんに作りました。これとかこの記事とかに去年のマースレニッツアについて書いてあるのでもしよければどうぞ。

モスクワの本屋さんに行くと、本だけでなくカードゲームやボードゲームを置いているところが多いです。私も一時期は学校でカードゲームを使って勉強したりしました。この類のゲームが身近なんだという印象を受けます。

ボードゲームといえばかつて我が家もモノポリーを購入し、遊びに来た友人たちに夜な夜な勧めては煙たがられるということを繰り返しているのですが、このゲームの問題点は二人だとあまり盛り上がらない上になかなか終わらないことです。ということで、新しいゲームを買おうということになりました。いつものごとく、クラスメイトや先生に「何か面白いゲームない?」と聞いてみます。

すると先生はあるお店を紹介してくれました。 その名も「мосигра (モスイグラー)」。モスはモスクワのモス、イグラーはロシア語でゲームという意味なので、ざっくり訳すと「モスクワのゲーム」という名前でしょうか。先生によると「ここで働いている女性が本当にゲームに詳しいから、どんな状況で使うのかとか具体的に条件を提示したらいいゲームを紹介してもらえるよ」とのこと。

早速行ってみました。お店自体はトベルスカヤ通りの赤の広場寄り、モイアシャン(スーパーの名前)より少しプーシキン広場側にあります。小さな店舗ですが、扉を開けると目に飛び込んで来るゲームの数々! 店の奥にいるお姉さんと目が合いました。自分の欲しいものを端から探して行くのも気が遠くなりそうだったので、単刀直入に話しかけます。
「こんにちは。あの、今度長時間列車に乗る予定があるんですけど、みんなでワイワイ遊べるいいゲームはありませんか?ただ、普段は旦那と二人なので、二人で遊んでも楽しめるものだとより良いのですが…」

私の説明の前半を聞いてお姉さんはパッとあるカードゲームを手に取りましたが、付け足しの説明を聞くとそのゲームを元の位置に戻して違うゲームを勧めてきました。 НУАР(ぬあーる?)という名前のゲームです。これは家に帰ってから早速遊んでいるところ。

お姉さんによると、これは「ギャング」というゲームとほとんどルールは一緒で、まあ簡単にいえばギャングと探偵をお互いに当て合うゲーム、とのことです。お姉さんが自信を持ってオススメしているし、彼女の知識を信じて購入することに。ついでにトランプも買いたいというと「カード数は多い方?少ない方?」…何を言っているんだ、と一瞬思いましたが、前に違う方のブログで読んでいたので戸惑わず「多い方で」と答えます。少ない方は37枚入りで、ロシアのゲームに使うそうです。

こうして無事にゲーム類を購入して家に帰って開けてみたら、なんとНУАРの方は遊ぶ人数に合わせて6通りも遊び方がある画期的なゲームでした。カードに書いてある人名がどう見てもロシア語名ではないので、元々は英語のゲームかもしれません。

というわけで、実はジョージア旅行の後、バイカル湖とシベリア鉄道の旅に出ていました。イルクーツクまでは飛行機で、バイカル湖の現地ツアーに5日ほど参加し、そこからモスクワまでシベリア鉄道…は大変なので、クラスノヤルスクまで18時間の列車旅を楽しみ、クラスノヤルスクで一泊してモスクワまで飛行機で帰る、という旅程を立てました。その18時間を乗り切るための準備だったのです。

これからしばらくはこの旅行についてお伝えします。ブログ名が「モスクワ奮闘記」のくせにあまりモスクワにいないのでそろそろ名前を変えようか迷っていますが、もうしばらくお付き合いくださると嬉しいです。

Пока!

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