馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

飲み会@トビリシ

Привет!

外は吹雪いていますが、今日は節分ですね。さっき家庭教師の先生に「明日が立春だ」と節分の風習について旦那が説明したら「じゃあ明日この雪がなくなって春が来ていなかったらあなた達の努力が足りなかったってことね!」と責任を押し付けられました。2月のロシアでは無理だ。

トビリシ1日目、レストランからホテルに戻ると、若いお兄さん二人とおじさんの3人が出迎えてくれました。チェックアウトの時ではなく、宿泊費は今払って欲しいというおじさんの願いに旦那と友人が応えている横で、私はお兄さん二人に今食べてきた料理の写真を見せていると、突然「お酒は飲んだ?」と聞かれました。旦那ならワインを飲んだけど、と答えると「チャチャは?飲んでない?それはぜひ飲まなきゃ!ご馳走するよ!と3人ともロビー横の食堂へ連れて行かれます。

あれよあれよと言う間にショットグラスにチャチャが、そして少し大きめのグラスにオレンジジュースが、人数分用意されました。「ちょっと待って、チャチャって何?」「ジョージアのウォッカかな。40度くらいだから大丈夫」何が?

ガウマルジョス!って言いながら飲むんだよ。その後すぐオレンジジュースを飲んだら大丈夫だから、という説明を受け、気がつけば乾杯していました。ガウマルジョスとはジョージア語で「私たちに!」という言葉だそうです。

お兄さん2人のうち一人はこのホテルをおじいさんから受け継いだオーナーで、もう一人は小学校からの友達だそう。僕は経営には関わってないよ、飲みに来ているだけ、と言っていました。お友達の方は英語、ジョージア語、ロシア語ができたのでほとんど会話はロシア語に。オーナーはロシア語も英語も上手くないとのことで、簡単な言葉は大丈夫でしたが、語りたい時にはお友達にロシア語に訳してもらっていました。途中からロビーにいたおじさんもやってきて(彼は従業員で家族ではないそう)、みんなで飲みました。

気になっていたことが一つあったので、聞いてみます。「ロシアとジョージアはあまり仲が良くないけど、私たちがロシア語を話しても気を悪くしない?」するとおじさんが言いました。「政治的にはそうかもしれないけど別だからなあ。現にロシア人観光客はたくさん来るけど、それが嫌だとは思わないし、彼らにはロシア語で話した方がスムーズだから。今35歳以上の人は学校で習っているしね。なんの問題もないよ」

それにしてもジョージア語は文字から難しそうだと言うと、日本語もね!と返され、お互いの名前を書きあったりしました。ジョージア語はこんな感じです。 これでサブウェイと書いてあるのか…。

そして日本といえば、ちょうどこの日は角界でジョージア出身の力士である栃の心が優勝した日だったので、その話にもなりました。彼のおかげか相撲を始め日本に対する関心が高いらしく、でもあまり日本人は来ないので本当にいろんな話を聞かれました。ショットグラスが空になるたびにチャチャが注がれ、1日目の夜からかなり濃かったです。良い文化交流になりました。気がついたらFacebookまで友達になっていました。

やっと部屋に戻れたのが23時ごろ。かなり年季の入ったお部屋でした。お風呂を出た後「水を買ってくる」と出て行った旦那がなかなか帰ってきません。そろそろ様子を見に行こうかと思い始めた頃、ふらふらになった彼が戻ってきました。曰く「ロシア人旅行者が来ていて、今度はコニャックで乾杯しているところに出くわしてしまったから巻き込まれた」そうです。オーナーに「友達の日本人!」と言われたのだとか。かなり気さくなホテルです。

さあ、いよいよ明日はスキーへ行きます!

Пока!

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