馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ジョージアへ

Привет!

スキーと温泉を求めてジョージアへ行って参りました!今回は旦那の他に愉快な旅仲間も一緒だったので3人です。太陽と山と美味しい食べ物と美男美女が溢れる素敵な国でした。またまたサクッと旅行記を書いていきたいと思います。 ホテルのテラスから見た首都トビリシの街並み。

そもそも、ロシアに来る前から「名前が変わった国」としてジョージアのことは認識していました。個人的にはグルジアという名前の方が馴染みがあるのですが、ロシア語読みである「グルジア」はあまり好ましくないとして日本での呼び方は正式に「ジョージア」とすると決まったのが2015年です。というわけで、ジョージアとロシアは対立路線だということは知っていました。ロシアに暮らして2年近くになる私たちはロシア語に口が慣れてしまっていますが、ジョージアでは国民感情を害さないように英語を使うことにしていました。しかし、この国では英語よりロシア語の方がスムーズにいくことが多かったです。というかほとんど観光客はロシア人でした。

モスクワからS7という航空会社でグルジアへ向かいます。座席に座ろうとした時、突然日本語が目に入りました。 周りを見回すと、全てのシートの頭部分にさまざまな言語で同じような言葉が書かれているようでした。たまたま私が座ったところが日本語だっただけですが、ここから3時間ほど「生き甲斐」という言葉を背負ってジョージアへ向かうことになるとは。いや、まあ旅行は生き甲斐だけれど。

空港からは公共のバスで市内へ。ジョージアでの通貨は「ラリ」という単位で、だいたい1ラリ40円程です(2018年1月現在)。そしてバスは一人0.5ラリでした。格安!タクシーで行こうと思うと30ラリほどするので、時間と気持ちに余裕がある場合はバスでも良いかと思います。37番バスは町の中心地である「自由広場(liberty square で通じました)」を通って中央駅まで行くので、自由広場近くにホテルを取っておくと安心です。バスの中にいるチケット売りのおじさんにおりたいところを伝えておくと、近づいたら教えてくれました。ちなみに車内放送は全くありません。

ここが自由広場。観光案内所があり、地図をゲットしてホテルの場所を聞くことができました。

路地裏にあるホテルだったので、迷いに迷っておみやげ物屋さんで道を聞くことにしました。すると店員さんのお友達という男性が自分のスマホで地図アプリを立ち上げ、ホテルの前まで送ってくれるというのです。空港のインフォメーションカウンターでも笑顔で対応してくれたし、この男性も優しいし、到着2時間ほどでジョージアが好きになる私たち。良い国です。

トビリシ在住の知り合いがホテルまで迎えにきてくれて夕食を食べに行きました。 レストラン名が全くわかりませんが、自由広場から伸びるアブハジ通り(Abkhazi st.)にあるこのお店は、観光客向けのレストランが多くを占めるこの通りにおいても地元民に人気のあるレストランだそうです。それにしても5日間ジョージアにいましたが、文字が全く読めるようにならなかったのが悔しいです。

これまでも何度かこのブログでモスクワにあるジョージア料理のお店を紹介してきましたが、とりあえず有名なのはハチャプリ(中にチーズの入ったピザみたいなもの。何種類もあります)とヒンカリ(小籠包のような見た目のもの。味は全く違います)でしょうか。本場のものが食べられる!とかなりお腹を空かせて臨みました。 ハチャプリ。まず運ばれて来た時の感想は「大きい」でした。上のチーズと中のチーズは別の種類のものだそうです。上のチーズがトルコ風アイスもびっくりなくらい伸びました。絶品!ジョージアはチーズも美味しいのです。

来ましたヒンカリ!なにこれ皮がつるっつる!モスクワで食べるものよりスパイスが少な目で食べやすいように感じます。お皿には一つしか載せていませんが、4人で8個注文しました。料理を待っている間に、大きなお皿に山のように積まれたヒンカリが他のテーブルへと運ばれて行くのを目撃してしまい、目を疑います。知り合い曰く「ジョージアではヒンカリを大量に注文してひたすら食べる人が多いですよ」だそうです。意外と一つがお腹にたまるので、旅行できたしがない日本人が調子に乗って食べすぎると後で後悔しました。

ラビオリ。見えませんが、中には大量の豆のペーストが詰まっています。脂っこくなく、思ったよりもさらっと食べられました。なんで全部こんなに美味しいんや。パクパク食べられるのですが、あとで満腹中枢をかなり満たしてくれます。

名前は忘れましたが、骨つき肉の煮込み。ニンニクが効いていて、お肉もほろほろで美味しかったです。

そして忘れてはいけないのが、サラダ。真冬で絶賛野菜の質が下がっている最中のモスクワとは違い、ジョージアでは通年で野菜が美味しいそうです。移住したい。 トマトときゅうりのクルミソースサラダ。名前は今つけました。トマトがこんなに張りがあるなんて!くるみも美味しい。

それにしてもなぜジョージアの人たちは「口に入れた時は軽く、それでいて腹持ちがめちゃくちゃ良い」料理ばかり思いつくのでしょうか。レストランを出る頃には立てないかと思いました。そしてモスクワより圧倒的に物価が安い。量が多い。幸せ。

知り合いにお礼を言い、ホテルの前で別れました。本当に美味しいお店をありがとうございました!

続きます。

Пока!

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