馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

true cost

Привет!

2017年ももうあと数時間ですね! 今年最後の記事は、モスクワに最近出て来たユニークなレストランの紹介です。

その名も「true cost」…名前の通り、本当の値段で料理を食べよう、というコンセプトのお店です。 今回私が行ったのは地下鉄キタイ・ゴーラド駅から歩いていける店舗でしたが、モスクワにはほかにトベルスカヤ駅とパーク・クリトゥーリ駅にあるそうです。他の店舗も行った友人によると、店舗によってメニューも若干違うそうなので、いろんな店舗に行って比べてみるのも面白そうですね。

このレストランはその名の通り「本当の値段で食事をしよう」というコンセプトのお店です。今モスクワでは殆どのレストランが原価の3倍の値段で食事を提供しています。もちろん利益の部分は税金や店員の給料、店舗の運営費ですが、それらを引いた分はオーナーの収入になります。このレストランの創設者であるアレクサンドル・カーンとイリオドール・マラーチはその「オーナーの収入分」をカットして、レストランの入場料でまかなうことにしました。

なので、このレストランでは入った瞬間に入場料を支払います。12:00-16:00は150p(300円)、16:00以降は500p(1000円)。お昼はいいですが、夜は少し高いかな、と思いつつ席に着きます(お昼に行きました)。 入場料を払うとこんな腕に巻くチケットをもらえます。日本でもないのに無料のお水まで出てきました!これだけで入場料を払う価値があったと思ってしまいます。

そしてメニューを見てびっくり。ブリヌイが3枚で26p(52円)…!?隣には「モスクワのレストランでの平均値段」が並んでいるのですが、このブリヌイに関しては120p(240円)。おお、この差を考えると夜の入場料500pだって全く高くありません。

メニューを見ながら思わず差が開いているものを探して頼んでしまいました。この手前のアレクサンドロピザは190p(380円)。他のレストランでは510p(1020円)でした。そもそもめちゃくちゃ大きい。友達と二人で食べて、これだけでお腹いっぱいになりそうでした。

奥にあるのはパストラミとラタトゥイユのサラダ。107p(214円)。元々は410p(820円)。不足気味の野菜がたくさん食べられて嬉しかったです。

しかし、これだけでは勿体無いのでもう一つ頼みました。 3種類のスモークドフィッシュをつけるリエット。251p。元々の半額です。パンもふわふわで美味しく、大満足でした。ここでお腹が本当にいっぱいになり、もう注文できませんでした。メインに行けなかった…!(シャーベットは別腹で26p(52円)だったので食べてしまいました)

ビールもハイネケンの500mlが110(220円)とお安めです。というかモスクワ市内のレストランでは280pもするのですね…スーパーで買ったほうが安いじゃないか…。

面白かったのはレモネードが2種類あり(普通のと白いの)、どちらも詳細に「カルピス」と書いてあります。え?しかも「ゆずジュース(сок юдзу)」も。白いほうが少し安かったので注文しました。 来たものをのんでみると本当に「ゆずカルピス」にレモンを入れたような味です。めちゃくちゃ美味しい!!!そしてちゃんとレモネードだったんですが、もしかしてどのレストランでもカルピス使ってるの??

内装もオシャレで、店員さんの対応もモスクワとは思えないくらい良く、思わず長居してしまいました。次はカムチャッカのカニがあるというトベルスカヤの店舗に行ってみたいです。

さて、今年も一年間読んでくださってありがとうございました。今年はモスクワを離れてさまざまな場所に行くことができ、本当に充実した一年になりました。来年もまた今のモスクワやロシア圏のことについて書いていくつもりなので、どうぞよろしくお願いします。

良いお年を!
Пока!

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