モスクワ奮闘記-イギリス出張中

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

電化製品の市場

Привет!

最近の授業は「映画と劇場」というテーマだったので、日々「ロード・オブ・ザ・リング」への愛を語っていました。するとそこへ「指輪物語」のドラマ化のニュースが!なんとタイムリー!このニュースはメトロの新聞にも載っていました。ロシアではファンタジーといえばハリー・ポッターと同等かそれ以上の人気を誇っているので、よく話題に上がったりテレビでも頻繁に映画を放送してくれたりするのでとても嬉しいです。この1年半で3回は見ました。

そして私のもう一つの趣味は音楽鑑賞なのですが(自分で奏でることはできません)、ずっと大好きな歌手のテイラー・スィフトが新しいアルバムをついこの間出しました。毎回発売日に買っていた私としてはどうしてもロシアでCDが欲しい。でもそういえば街中でタワー◯コードやHM◯のようなCDショップを見かけません。どこで買えばいいのか、先生に相談したところ「もう潰れたかもしれないけど」とあるショッピングセンターの存在を教えてくれました。

お店が存在しないかもしれない、とある程度覚悟しながら向かいます。горбушкин двор(ガルブーシュキン ドゥボール)という名前のその建物は、メトロБагратионовская(バグラティノフスカヤ)駅から歩いて5分ほどのところにありました。人が出入りしているので、営業しているようです! 建物に入った瞬間、おびただしい数の携帯電話が目に入りました。透明のプラスチック板で仕切られた個人経営の携帯電話屋さん(契約はできなくて、本当に容れ物を扱っているだけ)がショーウィンドウに携帯電話を並べていたのです。少しびっくりして写真を撮りたくなりましたが、客引きも多いのでやめておきました。ここは…ショッピングセンターというより市場(рынок:ルイノック)だ。あとでウィキペディアで調べてみると、見出しに「ルイノック」の文字がありました。

何を探してるの?とか、お嬢さん、携帯電話直していかない?(修理もやってくれるらしいです)という声を聞き流して奥へ奥へと進みます。ほんまにここでCDが買えるのか…?と若干不安になりながら携帯電話の海を泳ぎきると、開けた場所に出ました。 サムスンや通信会社のテナントが一階に入っており、二階を見上げると…映画やCDを売っていそうです!(写真は二階から撮ったものです)

また個人経営の小さなDVD屋さんが軒を連ねる中、お目当てのCDを探してウロウロします。ここでも「何を探しているの?」といろんな人から声をかけられました。あまりにも映画ばかりなので「あの、音楽ってどこですか」とその客引きの一人に聞いてみました。すると「ここをまっすぐ進んで、三つ目の角で右に行くとCD屋さんがあるよ」と教えてくれます。優しい! こんなところです。
音楽コーナーでも声をかけられました。初めは一人で探そうと思ったのですが、あまりにもCDで溢れているので、諦めて聞いてみました。「アメリカ人歌手のCDで…今日アメリカと日本で発売したんですけど、置いていますか?」と。店員さんは「具体的になんていう歌手?ここに書いて」と紙とペンを渡してくれます。ここの人みんな優しい!まあ目的もなく来るお客さんはいないので、無理に買わせたりはしないのでしょう。「今日本国で発売やったらまだロシアでは早いやろな…前のアルバムならあるけど」といろんなお店の人が在庫を確認して教えてくれました。今日は諦めます。しかし、気になっていたことを一つだけ聞いてから帰ることにしました。 「さっきからよく日本語が書いてあるCDを見るんですが…日本で発売されている洋楽のCDがどうしてこんなにあるんですか?」そうなんです、どのお店の在庫を見ても日本語が目に入るのです。上の写真の中にカタカナで書かれた「ザ・ローリング ストーンズ」と「ジョン・レノン」を探してみてください。

「あ、あなた日本人なんですか!今もいろんな国の音楽をCDにしているのって日本が盛んで、やっぱりCDの質もいいから、ヨーロッパ中に出回っているんだよ」と教えてもらいました。予期していなかったところで日本製品と出会えて少し嬉しくなります。

クラスメイトにも旦那にも「配信してるのを買えばいいやん」と言われた通り、やはりCDの生産自体が減っているんだろうなあ、と実感しました。楽しみにしていたCDを買って、箱を開ける瞬間とか、歌詞カードを見ながら聴きこむのが好きなんだけどな。

それに加えて、ロシアは音楽や映画の海賊版がかなり横行しています。作品名と「無料」の文字を入れて検索すると(ロシア語でですが)かなりの数がヒットするそうです。ただ、映画と音楽好きを名乗る身としてはきちんと製作者にお金と敬意を払って楽しみたいなあと思います。

家に帰って調べると、どうやらロシアでの配信開始はアメリカの発売日の2日後でした。そしてロシアのレコード会社もCDの生産はしていない様子。というわけで、まだ買えていません。もう少し探してみます!

Пока!

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