馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

プーさん

Привет!

7時に窓の外を見たら真っ暗で「嘘やろ!?」と声が出てしまいました。二度寝しそうになります。時計機能と天気予報機能のために朝は携帯を手放せなくなりそうです。

昨日までフィギュアスケートの話を書いてきましたが、羽生結弦選手の好きなものと言えばプーさん。試合後にはいつもたくさんのプーさんのぬいぐるみがリンクに投げ込まれるのがおなじみになっています。今回も前の方の席に座っていたらプーさんがぶつかった、という話も聞きました。そんな中「今回のロシア杯ではプーさんじゃないぬいぐるみがリンクにいた」という話を聞きました。その時の写真を見てみると…これはロシアのプーさんではないですか!この記事で約一年前に紹介したあのプーさんです。

時を前後して、友達に「ロシアのプーさんの日本語字幕があった」と教えてもらいました。youtubeに上がっているので、ここにも貼りますね。

なんだろう、この独特の世界観は。ディズニーのプーさんよりも丸い形をしていることもあってかわいいです。間もいいし。セリフにツッコミどころしかありませんが、それが余計に世界観を確立しています。見れば見るほど変な癖になりますね。

なんでこうなったのか気になったので、ロシア版ウィキペディアで調べてみました。 Винни пух(ヴィニー・プーフ)で検索すると出てきます。いや待て、作者名に「ミルン」と書くなら画像は原作にするべきじゃないのか。ロシアでプーさんというとこちらが本当に浸透しているのですね。

さて、権利関係が気になったので関連する部分だけを読んでみました。アメリカのディズニー社がプーさんの商品化権をもっていたスレジンジャー社と使用許可契約を結んだのは1961年のこと。66年には短編アニメーションを作ります。時を同じくしてソ連では「ソユーズアニメ」社のヒートルクさんがプーさんのアニメを1969年に作りました。脚本はザフォーデルさんと共作だったのですが、方向性の不一致により3作で打ち切りに。全て日本語字幕がついているものがyoutubeに上がっています。ただ、当時は映画化権を取っていなかったため、国境を越えることができず、ソ連国内のみでしか見られていませんでした。 ウィキペディアのスクリーンショット。CCCPはソ連のことで、この画像は1988年に発行された切手だそうです。

結局無断で作ったものでした。ですが、クリストファーロビンこそ出ないものの、設定などは合っているし、加えてソ連の独特な雰囲気が味わえるので面白いです。機会があれば是非。

Пока!

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