馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

グルジアフェス

Привет!

昨日書いたエレベーターに閉じ込められた話を今日の授業中に話すと、これまで様々な国で暮らしてきたあるクラスメイトから「南アフリカではエレベーターのワイヤーが切れてよく落ちるんだ。そうならなくて本当によかった」と真顔で言われてしまいました。閉じ込められただけの私はかなりラッキーだったようです。30分だけ、というのも他の人からすると「なんだそれくらいか」という反応でした。みんなどんな人生送ってるの…?

この間の土曜日、友人に誘われてグルジア(ジョージア)フェスティバルに行ってきました(今回の記事では「グルジア」と書きます)! 場所はエルミタージュ公園。初めて見に行ったバレエ、白鳥の湖を上演していた「ノーバヤ・オペラ」という劇場がある公園です。

このイベントに誘われた時に、イベントの情報がたくさん載っているいいサイトを教えてもらいました。Kuda Moscowというところで、kudaはロシア語で「どこへ」という意味(キリル文字表記はкуда)。イベントだけではなく、レストランや映画の情報などもみれます。今週末どこに行こうかなーとモスクワでお考えの皆さんにはオススメです。

会場に着いたら入り口に身体検査があり、ゲートの横には水などのペットボトルが高く積まれていました。あ、持って入っちゃあかんのか。私もペットボトルを持って行っていたので、カバンの中を見せた時に怒られるかなーと思っていたら「行っていいよー」と言われました。なんでや。ラッキーだと思うことにします。

入り口脇のテントには早速人だかりができています。何をやっているのか覗いたところ、 グルジアの伝統ダンス。女性の衣装が可愛いです。男性は膝を曲げて高く飛び、ブレイクダンスのようにくるくる周り、女性は本当に優雅に踊っていました。 すぐあとにダンス講座が始まり、みんな楽しそうに踊ります。私も行こうかと一瞬思いましたが、人が多すぎてステージに立てそうになかったので諦めました。ロシア人も結構こういうの好きなんだなあと思います。

この後もフードコートなどでそれはもうたくさん人々が踊っているところを見たのですが、グルジアの人々はダンスが好きだそうで、いたるところで音楽が流れ、フェスティバルに来ていた一般のお客さんだと思った人が踊り始めたり、その人を中心に人々が円になって作った即席ステージに、近くのお店の人が飛び入り参加したり、見ていた観客が周りから推薦されて踊り始めたり、とても楽しかったです。しかもみんな打ち合わせしたかのように音楽に合わせて綺麗に踊ります。ああ、グルジアへ行きたい!

他にも子供達が一生懸命ぶどうを踏み潰しているコーナーがありました。 グルジアといえばワインが有名なので、ワインを作ってるの?と聞くと「ジュースだよ!」とのこと。横ではこれで作られたジュースをペットボトルに入れて250p(500円)で売っていましたが、色があまりにも茶色なので買うのは控えました。ちなみにグルジアの国花はぶどうの花だそうです。

旦那は友達にある飲み物を差し出されて「飲んでみて」と言われていました。飲んだ瞬間「うわあ」という彼。ウォッカのような感覚だったそうです。笑いながら言う友達によると「チャチャ」というぶどうから作ったウォッカのようなもので、アルコールはウォッカと同じ40度あります。なんとここには こんなヒンカリ型の入れ物に入ったチャチャもお土産として売られていました。

もちろん、ヒンカリをはじめとしたグルジア料理もいただきました。ヒンカリナヤなど色々なグルジアレストランが屋台を出していて、ハチャプリ(焼きたては難しいので、アジャリア風ではなくチーズハチャプリが多かったです)や、シャシリクなど、どのお店にも置いてありました。中でも面白かったのは、ヒンカリの実演販売。 左奥にある皮を一枚手に取ったかと思えば、銀の箱に入っているタネを乗せると、くるくると巻いていき、1つ完成。みるみるうちにヒンカリができていくので、見ていて気持ちよかったです。旦那と二人で買って食べようとかじりついた瞬間、中の汁がこぼれてしまいました。すると横にいた見知らぬおばちゃん二人組に「その食べ方間違っているよ」と言われます。「知ってるけど、こうなっちゃった」と弁解しながらも、こんな交流が楽しめるのもイベントの醍醐味だよな、と思いながら、楽しい夜を過ごしました。

Пока!

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