モスクワ奮闘記-イギリス出張中

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

戦勝記念公園

Привет!

朝日が出るのは遅くなったし、そもそも最近は雨なので太陽が出ないし、ビタミンD不足を感じています。つまり、一日中眠いのです。ああ、この季節が来たんだなあ。

さて、初めて「大祖国戦争中央博物館」へ行ったのも、今日のような雨が降る中でした。何度か出て来ているように、大祖国戦争とは第二次世界大戦中の独ソ戦を指します。 場所は「戦勝記念公園(парк победы)」で、同名のメトロの駅から出ると目の前…ですが、公園自体がかなり広いので博物館に着くまでに10分以上かかりました。ずっと見えているのに!この公園は1995年5月9日、戦勝記念日の50周年に オープンしました。この場所はポクロンナヤの丘と呼ばれ、1812年の「祖国戦争」時にクトゥーゾフ将軍が燃やしたモスクワに入ったナポレオンがロシア側の使者を待ったところでもあります(結局使者の代わりに冬将軍が来て、ナポレオン軍は退却を余儀なくされました)。博物館を背にすると、この時の勝利を記念して作られた凱旋門を臨むことができます。この凱旋門の写真はこちらから。この記事は晴れている時だったので綺麗に見えます。

さて、雨がしとしと降る中、朝だったのでほとんど誰もいない公園を弟と二人で歩きました。 真ん中にそびえ立つオベリスクは141.8mもあります。この数字は大祖国戦争の五年間(1941年から1945年まで)の1418日間から来ているそうです。ついでに私は数えられなかったのですが、この公園内には同じ数の噴水が作られたのだとか。この国に暮らしていると、どれだけこの戦争がロシア人にとって重要な意味を持つ戦いだったかということがことあるごとに感じられます。

オベリスクの前に立つのは聖ゲオルギイが蛇を倒している像。サンクト=ペテルブルクにある青銅の騎士像も馬に乗ったピョートル大帝が蛇を踏んづけていますが、蛇は敵の象徴だそうです。

博物館までの道すがら、第1時世界大戦の英雄のモニュメントや、第二次世界大戦で活躍した陸海空軍の小部隊のモニュメントが並んでいたり、本当に戦勝記念のために作られたことがわかります。ちなみに博物館の奥には、戦争の犠牲者を祀った聖ゲオルギィ聖堂、モスク、ホロコースト博物館、戦車や兵器の屋外展示などがあるそうです。

そうこうするうちに、ようやく博物館にたどり着きました。外にあるチケット売り場でチケットを買い、中に入ると 初めから「対日本戦線」の展示でした。独ソ戦だけだと思っていたので、油断していた私にとってはなかなか厳しい内容でした。中国をはじめとしたアジアの国々との戦闘の様子が写真で展示されていたり、旧日本軍の軍服が置いてあったりします。圧倒的な数の国旗が日本を「敵」とみなし、同盟を組んだとして天井からつられていました。知ってはいたけれど、感覚としてはこの時に痛いほど戦時中の日本の立場を思い知らされて足がすくみそうでした。同時に自分が日本人だというアイデンティティも確認したように思います。

これは特別展なのか、常設展だったのかははっきりしませんでしたが、ここを抜けると「大祖国戦争」、独ソ戦の展示です。 こんなところを中心に、様々な展示がありましたが、それについては次の記事で。

Пока!

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